負け試合かも、ブックハウス神保町.COM

「売れ残った本」半額に　出版社１７社、ネットで本格販売

再販契約で定価販売を義務づける出版業界で、「売れ残った本」を
インターネット上で値引き販売しようという試みが、
１２日から本格的に始まる。これまでの絶版本や
期間限定の割引販売から一歩進め、小学館や集
英社、講談社、文芸春秋などの大手出版社が、絶
版の一歩手前の「在庫僅少（きんしょう）本」を提供し、
半額で通年販売する。出版不況で書籍の４割が読
者の手に届かず返品されるなか、価格を拘束しな
い「第２の市場」を創設して本の復活をはかるのが
狙いだ。
出典（部分引用）:http://book.asahi.com/news/TKY200710070036.html
asahi.com

記事で紹介されたアドレスでサイト（ブックハウス神保町.COM）をのぞいてみた。
そりゃそうなんだけど、Ｂ級本じゃないですか。（アウトルックだから
中には違う本もあるかもしれないけれど）
で、中身が分かんないんです。しかたないんで、amazonに行くと、
説明が書いてあって、著者のその他の著作もあるし、レビューも
ある。おまけに中古本の価格もあって、たまたまその本は、
送料＋αで買えたりする本と分かったりする。
　市場がもうそういうことになっているのに、敢えて、レベルの低い
サービスをやっても難しいんじゃないかなというのが、私の見方です。
こうなってくると、買い手からすると、これらの複数サイト（BOOKOFFとかしか思いつかないけど）
の一括検索で一番安いのを見つけてくれたら、それが一番かもし
れない。
今、amazonで物足りないのは、中古本の場合、１冊ごとに送料が
かかる事になっている（最低でも３４０円）。例えば、１０円の本だったら
その書店からもう数冊面白そうなものがあれば買ってみようって気持ちに
なるから、そういうのを認めてくれるサイトだったら、その方が便利だと
思う。BOOKOFFも扱い本数が多ければいいのかもしれないが、
現状では物足りない。

　あと、中古だったら安いかというと必ずしもそうではなくて、５～６千円
の本で、本当にきちんとしたのは、案外早く絶版になるけど、中古市場で
１～２万円とかで売られるケースがある（例、Delphi 6 プログラミングバイブル
時々復刻されたりするので、リスキーかもしれないけどね）。
「神保町」には、古本屋さんもいて、その辺の目利きもあるんでしょうから、
ALL神保町　vs　アマゾンみたいな総合力で戦わないと外資（笑）には
勝てない気がする。