お詫びとご挨拶
4月初旬以来数ヶ月に渡って、ブログをお休みさせていただきましたが、やっと再開できることになりました。
沢山のコメントやメールを頂戴して、大変恐縮しております。
「継続は力なり」と申しますように、今後は、できるだけ長期のお休みをしないように頑張って更新してまいりますので、どうか変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。
さて、ミラノは、クリスマス前から悪天候が続いておりまして、毎日ミゾレまじりの雨という鬱陶しい日々です。
こんなときには、南イタリアの眩しい太陽を彷彿できるように、日の光の恵みをいっぱいに浴びたレモンで、果実酒でも仕込んでみましょう。
イタリアを代表する果実酒と言えば、やはりレモンの皮の色素と香りを凝縮して醸成するリモンチェッロ
ソーレント地方(ナポリ)の伝統的なリキュールで、レモンも同地方のものを使用するのが本来なのですが、我が家では、毎年シチリア産のレモンを使います。
シチリア産ということにこだわりはないのですが、オレンジと一緒に契約農家から送ってもらっているので、たまたまそうなっているだけなのです。
作り方は、いたって簡単で、レモンの皮を薄く剥いて、純度の高いアルコールに2週間ほど漬け込むと、レモンの色と香りがすっかりアルコールに溶け込みます。
その後で、真っ白になった皮を取り出し、お砂糖を溶かしたぬるま湯(ミネラルウォータ)を入れれば完成です。
レモンの皮は、表皮だけを使用するようにして、白い綿のような部分は苦味となってしまいますので用いません。
もちろんオレンジで、アランチェッロというのも可能です。
日本の皆様は、高純度のアルコールが入手できないと思われますので、果実酒用焼酎等で応用してみては如何でしょうか。
画像は、左から
昨日完成したアランチェッロ(オレンジの表皮だけを使用)
昨日漬け込み始めたレモンチェッロ
12月初旬に漬け込んで、5日前に仕上げたコーヒー酒
アルコール純度95%を使用しています
アルコール1リットルで仕込むのが何かと簡単なのですが、ジャムの空き瓶等で少量ずつ試してみるのも面白いです。
ちなみにリモンチェッロの場合アルコール1リットルに対する分量は
小さめのレモン(日本のスーパー等でみかける大きさ)15~16個の表皮だけ
農薬やワックスの成分をアルコールに入れたくないので、熱めのお湯でレモンを洗います
たわし等でゴシゴシこすり洗いしましょう
その後できちんと乾かしてからピーラー等で薄く剥いてください
白い綿のような部分が付いていれば、丁寧にそぎ落とします
これを密閉できるガラス瓶に入れ、アルコールを入れて冷暗所に2週間
アルコールが綺麗なレモン色に染まって、レモンの皮が白くなれば、皮を取り除いたアルコールに砂糖600~800gをぬるま湯1リットル(ミネラルウォータ)で溶かしたものを加えて完成です。
出来上がりのアルコール純度は45度以上になりますので、甘くて美味しいのですが飲みすぎに注意です。
完成したリモンチェッロは、小分けにして冷凍庫に入れて、キンキンに冷やして飲むと美味しさがさらに倍増します。
アルコール純度が高いので、ご家庭の冷凍庫なら凍りません。
アランチェッロの場合は、レモンをオレンジに置き換えるだけです。
普通程度の大きさのオレンジならアルコール1リットルに対して8コ程度です。
こちらもできるだけ表皮だけを用いるようにします。
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日本で高純度のアルコールが入手困難って知りませんでした
イタリアのことより先ずは自国の事を学ばなきゃダメですね(^^;
また時々遊びにきてくださいね~
ありがとうございま~す