人間魚雷『回天』・・・人間が魚雷の中に入って敵艦に体当たりする、搭乗員の死を前提に突撃する”カミカゼ的”な旧日本海軍の特攻兵器の実物の特別展が茨城県阿見町の予科練平和記念館で開かれている。
まだ二十歳にも満たない予科練出身者が死を覚悟で乗り込み出撃した、悲しい終戦間際の秘密兵器です。
このことを某国営放送のニュースで女性キャスターが紹介・報道した。
しかしこの名称の読み方・発音を『回転』のアクセントで読んだ。
我々の時代では”カイ”の位置のアクセンに重きを置き『回天(カイテン)』と呼ぶ・・・そう先人に教わってきた。
水戸の護国神社で、『某大学の学生ですが、戦争の体験を取材しています』とノートを片手に若い男が側に近寄ってきた。
『私はその世代ではないし、戦争体験者はもうほとんど居ませんよ。』と返答し、近くの私より多少年配であろうと思われる方を指差し、『あの方に聞いてみてはどうですか?』と振り向けた。
様子を伺ったが、その方も世代が違ったようで、学生は離れていった。
もう67回目の終戦(敗戦)記念日を迎え、戦争は忘れられかけている。
『大震災』のことも『原発事故』のことも、風化しないうちに語り継ぐ必要がある。
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