◆BookBookBook◆

📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

U

2019-03-10 | 宇江佐真理(お江戸物語)




宇江佐真理
『黒く塗れ―髪結い伊三次捕物余話』★★★+


週末にジムに行くなんてナンセンス!と思っているけど、
今回お友達がスカッシュ体験したいってことで日曜の午後ジムへ。
なぜか相方の送り迎え付(機嫌取り?)
待ち合わせまでの間 宇江佐さんを読む。

場所の記憶 in阿佐ヶ谷



---



この世には様々な苦がある。生・老・病・死も苦であるが、その他に愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦の四苦が人にとっては堪え難い苦であるという。
愛しい者と別れなければならない苦、憎しみ恨みと出会う苦、求めて得られない苦、人の身体を造っている五つのものが盛んに欲望を燃やす苦。その中で一番苦しいものは愛別離苦だと~



境内は人影もなく、ひっそりとしていた。
蝉しぐれがかまびすしい。



---




◆お江戸?なぞワード◆

大蓮華
http://www.kigyoujitsumu.jp/business/topics/15685/
実話でした・・


てて
父の俗語


了簡


金棒引き
金棒を突き鳴らして夜警や警固などをすること。また、その人


富突き
江戸時代に行われた寺社普請の為の資金収集の方法である。
宝くじの起源といわれるくじ引の一種で、賭博でもある。
現在でも富会としての富くじを行っている寺社や商店街の福引として残っている。


花籤
頼母子講(たのもしこう)で、本くじの他にいくらかの金銭を分配するためにまぜてあるくじ。

その頼母子講(たのもしこう)とは?
金銭の融通を目的とする民間互助組織
一定の期日に構成員が掛け金を出し、くじや入札で決めた当選者に一定の金額を給付し、全構成員に行き渡ったとき解散する。
鎌倉時代に始まり、江戸時代に流行。頼母子。無尽講

ありがた山のほととぎす
ただのシャレらしい・・

東京都稲城市矢野口の通称「南山」に存在する石仏群の通称である。「ありがた山石仏群」とも呼ばれるありがた山がある。


ぎやまんの玉簪
江戸時代、ダイヤモンドを称した語
その簪




太鼓(幇間)ほうかん
宴席やお座敷などの酒席において主や客の機嫌をとり、自ら芸を見せ、さらに芸者・舞妓を助けて場を盛り上げる職業
歴史的には男性の職業




















この『黒く塗れ』の題名
矢沢の『黒く塗りつぶせ』が胸にコツンと響き、これだね。これを使おうと思ったそう。
宇江佐さん渋い!!(笑)
同じ歳だそう。
あとがきにも味があり、響きます。

ホントみんなにお薦めしたい作家さんです。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« A | トップ | 日本の水石展 »
最新の画像もっと見る