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K

2021-07-18 | 山と渓谷社、関連本

 

金邦夫
『すぐそこにある遭難事故
 奥多摩山岳救助隊隊員からの警鐘』★★★★


遭難本 それもよく行く身近な奥多摩での事件簿
遭難事例の山々をほとんど登っているのもあり、自分には関係ないことと言えず。
もしかしてあの場所で・・
 
 
登る山によって、一緒に行く相手によって、気持ちは変わるもので、
私的には独りの時の方が心身とも研ぎ澄まされて、アンテナをピンと張っている。
頼る相手がいない時こそ注意力がグンと上がり、いつも以上に慎重になる。
 
 
滑落
 
 
その恐怖に怯えたことはヌカザス尾根で一度だけ。
遭難しかかったことはないけど、お友達と一緒の時に限って道迷いが多い。
そこから言えるのはやはり相手に頼って行動していると言うことと
一緒だから大丈夫でしょ~過信が生まれ、油断していること。
 
 
観察眼
 
 
 
--------(抜粋)
 
 
 
かつて山の遭難といえば、北アルプスなど高峻な山岳での主に若者や壮年層によるものであったが、昨今の中高年登山ブームのなかで近郊のハイキングコースでも頻発するようになり、いまでは50歳以上の遭難者が全体の60㌫強を占めるまでになっている。
著者の金邦夫氏は、東京都の最高峰雲取山を抱え首都圏の登山愛好者に人気の高い奥多摩の山々を管轄する警視庁青梅警察署山岳救助隊副隊長として長く遭難救助活動に従事し、主に中高年登山者によるさまざまな遭難の実態を見てきた。 実際に現場に行って検分したそれらの遭難の模様と教訓を紹介し、好評だった連載を一冊にまとめた。
 
 
 
 
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著者について
金邦夫
1947年山形県生まれ。1966年警視庁警察官となる。70年警視庁山岳会「クライム・ド・モンテローザ」を創設、谷川岳、剱岳、穂高岳などの岩場を登るほか、ヨーロッパアルプスにも挑戦。77年米国ヨセミテでの山岳救助研修に参加。94年から警視庁青梅署山岳救助隊副隊長として勤務。以降、奥多摩での山岳救助に年間約40回出動するほか、山岳事故防止の啓蒙活動を行う。 2013年定年退職後も山岳指導員として後進の指導に当たる。



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この本のおもしろいところは、身近で交流のあるアルパインクライマー山野井さんの事例と触れ合いが書いてあったり、「奥多摩の四季つれづれ」なる筆者の奥多摩の自然に対する思いが綴られていること。
他の著書も読んでみようと思った。
(最新作はないみたい 残念・・)
 
 
 
家人に行き先を告げること。
そんな当たり前のことを怠って命を落とした人が何と多いことか!
事例のほどんどか行き先を言わず、単独行が多く見られた。
わたしは連絡ノートに登る山を書くのみ。
今後はルートも書いておこうと思った。
 
あと度肝を抜かれたのはキャンプ場でのドラッグパーティー
たまに街でおかしい人を見かけることがあるけど、それが山中だったら恐ろしいわ!!
強盗も然り・・
 
 
 
 
 
 
(予約投稿)

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