ホーリーランド

ホーリーランドって漫画を読んでます。
ドラマになって話題だからってわけじゃなくて、
いつも表紙の怯えた顔の主人公が気になって仕方なくって、
いつか買いそろえようと思っていた矢先、
うちの会社のマンガルームで全巻揃っているのを発見。
速攻で持ち主と交渉して貸し出してもらい、一気に読破しましたよ。

ストーリー的には、よくあるいじめられっこが鍛え抜いて強くなるという、
「はじめの一歩」式なんだけど、こちらの方がもっと高校生たちのリアルな凶気を描いていると思う。
しかも表舞台に立てるようなスポーツマンガでなくて、
喧嘩漫画だってところもちょっと異色かもしれない。
だいたいの喧嘩（ヤンキー）漫画って、強い主人公がいて、
その主人公を取り巻く世界って感じのが多いんだけど、
そういうのとはかなり一線を引いています。
どちらかというと「破壊王ノリタカ」のノリですね。（今、知ってる人いるのかな？）
でも「ノリタカ」みたいに女の子が出てきてウハウハっていう少年マガジン的なノリじゃなくて、
いじめられていた心理的インパクトや、ストーリーに重厚感があるので、
ちょっと重苦しい漫画にはなっています。

また格闘技を喧嘩に使ったらどうなるか？
という素朴な疑問も、かなり考え込まれて練り込まれているので、
無理矢理感もなくてカッコイイんだよね。
そういうの苦手！！っていう人は読まない方がいいけど、
弱い自分に辟易している人にはオススメです。

自分の居場所（ホーリーランド）を守る為に、
僕は暴力も辞さない

そんな主人公の悲鳴が心に染みます。

あ、ちなみに舞台が吉祥寺なので、地元民として、
別の角度からも笑えてしまいます。
あ、ここの高架下は井の頭公園の入り口だ！とかね。
コアだったのは西荻窪へ向かう高架下での空手の練習シーン。
あそこに目をつけるとは、作者も地元民か？と思っていまったくらい。

って、なっがい日記になってしまいましたので、この辺で！
つか、日記ですらないな。
11巻が早く読みたい。。。