拳のシンボルについて考えてた

まだ昨日見てきた「プロメア」に当てられてるsachiakiです。
あんなかっこいいもん見ちゃったら
熱はなかなか冷めないですよ。

正直言ってね、「プロメア」の内容はあんまりなかったんですけれど
そんなことぁどーーーーーーーだっていいいいいいぃぃ！！！！
ってぐらい最高の爆盛り上げ演出だったので
ここまで突き抜けちゃうなら何も言うことはない！！！てなもんなのです。

で、それで昨日書いた日記で十分といえば十分なんですけれど、
消防団のシンボルマークとなっていた拳のマークを見た時に
GREENDAYだなって思ったんですけれど、
ちょっと違っていて、
GREENDAYをモチーフにしたと思われる
Hi-STANDARDの方だったのかなーとか思い直してました。
まぁBlack Lives Matter運動のBlack Fistをモチーフにしたのなら
それはそれですごいことだな……とも思いましたけれど。

まぁまぁまぁまぁまぁ。
そんなどこを引用したとかそんなことの元ネタ探しなんて
オタクの悪いクセなんかどーだって良いのです。

こういうことばっか言うから押井守監督が
引用だけで映画作ったるわい！と攻殻機動隊の「イノセンス」を
作ってオタクに背を向けちゃうわけですからね。
ドッヒャー！最高！！！！って言っておけば良いんですよ。

で、そんなことはさておいても
拳のデザインっていうのは「抵抗」という意味合いを含むので
消防隊につけるシンボルとしては不思議ってなってたんですよね。
だけど、あの世界は30年前に突然人間発火現象が起こるようになり、
発火した人間＝バニッシュは危険だってことで
バニッシュへの弾圧が起こり、
その苛烈な弾圧に反抗した勢力が街を襲うようになり
今度はそのバニッシュたちの火消しをする消防隊が
反抗勢力となったということで「拳」だったのかなぁと思うと
ストンと腑に落ちるものがありました。
本来の「抵抗」として掲げる拳としては
バニッシュ側の方が正しく「抵抗」勢力であるはずだったけれども
そのバニッシュの悪行に対しての「抵抗」であるなら、なるほどなぁと。
物語の後半にてもう少し意味深なものが入ってるのだと感じはしたものの
ただカッコイイから！ってだけで拳をデザインしたわけではなさそうだな〜と。

私はグラフィックの仕事をしているので
ついつい用いられるモチーフなどに
その意味はなんだろう？って考えてしまうのだけど、
それはデザイナーにとって、
誰かの願いや想いを形に変えるお仕事をしているからなのだとも思います。
クライアントさんが思い描いている形というのは
依頼をくれる時にはあまりに抽象的で
「なんかモヤモヤ〜とした」とか「バーンとかっこよく」とか
「すっごく赤い感じなんです！」「ドンツクドンツク！みたいな？」
なんていうものだったりするんですけれど、
それらを拾い上げて、バーンとしたスモーク状のものの中から
バーンとかっこよく飛び出すような立体的なロゴを出し、
そのロゴは赤い背景に映えるビビットな配色で
ドンツクドンツクという音楽が聞こえてきそうな
波模様や雲模様などを配置すると
「これ！これです！！」ってなってくれたりするので
クライアントさんの思いっていうのは形になるし
それができなければデザイナーでもないよね
とも思ったりするわけなのです。

ていうことなので、ついついシンボルらしきものなどを発見すると
おや、どんな意図があるのかしらん？
なんて思って見てしまうわけなのです。

とはいえ、製作者さんの考えていることは
もっと遥か高みにあるとも思っているので
あくまで個人の感じるところなりってことなんですけれど。

と、日付を跨いでしまった……。
明日書類の再提出もしなくちゃだから見直ししないと。
それではまた！モイモイ。