あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

コンプレックス産業の罪深さ

2023-02-17 | from:sachiaki
ダイエットの広告が「太っている人」を作り出した
ってのは広告の歴史をやったことがある人なら
なんとなく知っている知識だけど、
整形業界が「一重はよくない」を作り出しつつある
っていうのをツイートで見かけて
そうなぁ……なんて気持ちになっていたsachiakiです。

コンプレックス産業が介入するまでもなく
どの漫画や雑誌やドラマを見ても
二重のしっかりとした女の子像が主人公になっていて
「女の子かくあるべし」になっているので
どうにもならんよなぁ、なんて思ったりもしてました。
一重ってだけでモブ感高くなるし。

二重の人って、瞼が開くので目が大きく丸みをおびるので
幼く見えたり、好奇心旺盛な元気なイメージになったりするので
主人公格の性格にはぴったりなものになりがちなのですよね。
代わりに一重の人は瞼が重たいので
眠そうに見えたり、目を窄めるっていうのは
ものごとをシッカリと見ようとする仕草の一つなので
知性があるようにも感じられて
ずる賢い役回りに回されることも多いですねw
私も例に漏れず、「涼しげ」と言われるのと同じぐらい
「知的に見える」と言われるので
上のような意識がどこかであるのだと思います。

実際、目が丸いタイプの人と目が細いタイプの人といて
両方の人と話をしていると、目が丸いタイプの人の方が
新しいものが好きだったり無茶苦茶なことをしても平気だったりと
面白さを優先する人が多く
細めの人の方が理屈っぽい人が多いのが
私の会ってきた人からの印象です。
自分も理屈バカだしねぇ。

まぁ丸めなお目目と細めなお目目の違いはどうとして、
それでも二重の方が綺麗に感じるのは
結局のところ日本という国で二重がレアだから
っていうだけなんだろうと思います。
海外で東洋人の美しさを一重の切長に求めるのも
海外では一重の切長がレアだからに他ならないのだと思います。
珍しいものに宝感を感じるのは
生き物としての本能だと思いますしね。
(身内ではないものと交雑した方が多様性を担保できる)

そんなことを思いました。
とはいえ、やはり漫画やドラマなどで
なんとなく憧れるってものと
「あなたの今の現状を変化させることができますよ!」
って刺激することで煽りを入れて
欲望から渇望へと転化させる広告産業は
やはり罪深いなぁとも思います。

みんな違ってみんな良い。

なんて言葉が空虚なのは、
なんだかんだいって「良い」って思う共通の価値観が
無言で共有されていて
一極に集中することを知っているからですよね。
それでも「みんな良い」っていう価値観を取り込んでいったほうが
良いことには違いないんだけど。(DNA的に)

とりあえず自分自身が揺らぎやすい未成年に対して
直に訴える広告は控えた方が大人だと思いますね。
そんな感じです。モイモイ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする