今日は祝日ということで、しばらくぶりに近くの中古屋に行く。
何気なくショーケースを覗くと、おお、SMEのトーンアーム3009Series3Sがあるではないか。
しかも美品で格安だ。
どうしようかと大いに迷ったが、
1.朝に「幸運」をほのめかすような出来事があったこと(笑)
2.箱には破れがあるが、本体は超美品で欠品が無いこと(愛用者カードまで入っていた)
3.DP-3000と組み合わせている3009Series3のカートリッジ交換用としてキャリングアームのCA-1が欲しかったが、中古でも10,000円はするし、中々市場には出てこないこと
4.先日購入した3009Series3についていたフォノケーブルが非常に短く、断線気味の難あり品だったので、まともな純正ケーブルが欲しかったこと(ちなみにアーム添付のSME純正のフォノケーブルを別売りで買おうとすると何と37,000円もする)
5.オークションで買うよりはるかに安心(返金保証がつく)であること
6.この店では何故かハズレを引いたことがないこと
などなどの理由から購入を決定した。
(今度は箱も中身も3009Series3S)
CA-1と純正フォノケーブル狙いの購入と言ってしまえばそのとおりなのだが、まさかのまさかこんなにすぐにしかも超手頃な価格で手に入るとは思わなかった。
※このコンデンサー入り純正ケーブルがSMEの音のキモ。CA-1はSeries3、Series3S共用。
さて、3009のシリーズ3には「Series3」と廉価版の「Series3S」(Sが付いている方が廉価版なのがミソ)があって、中古販売店などでは、よく調べもしないで型番を表記したり、値段を決めたりしているのが散見される。購入はよく確認してからにしたい。(Series3の定価は75,000円、Series3Sの定価は53,000円:1979年)
また、ぱっと見、Series3とSeries3Sは同じような構造に見えるが、実は全く違う。廉価版のSeries3Sは調整機構全体が大幅に簡略化されていて、
写真のように、Series3Sには、Series3にあるラテラルバランスを調整するネジやインサイドフォースキャンセラーを調整するネジがない。また、ウェイトのセッティング方法も簡略化されている。これらの違いが音質にどのくらいの影響を与えているのか興味があるが、やはり買うなら調整を追い込むことが可能な高い方の「Series3」が良いのだろうなあ。
さて、CA-1にはどんなカートリッジをセッティングしようかな。type3かな、type4かな。楽しみ楽しみ。