音楽とオーディオの備忘録

購入したレコード類やオーディオ機器の購入、調整&メンテナンスなどなど

お買い物日記(DL-103 針交換)

2015-09-06 21:17:37 | オーディオ

 今日はお買い物である。

最内周部の再生に難があって(特にシングルは酷かった)何をどうやっても(どの盤でも、アームを変えてもシェルを変えても)解消できず、(もちろんV15などの他のカートリッジでは、DL-103で歪む盤も問題無く再生する)、で、結局、余り使わないでほおっておいたDL-103の針交換を行った。

SPUを使い始めて、やはり標準器/原器は必要ということでもう一度銘カートリッジを試してみようと思い立った次第。 現物と交換にはなるが、新品と針交換価格で安く取り換えてもらえるので、何となくお得感がある。(新品価格がえらく上がったし)

 

やはり新品はいい。箱が輝いている。さっそく取り出してセッティングしよう。

今回は◎◎さんが測定してくれたのか....と周波数特性実測グラフを確認しつつ、本体を取り出し、テクニカの15gのシェルとの間にベルドリーム製の鉛板スペーサーをはさみSPUとすぐに取り換え出来る位の重量に調整して聴いてみた。

あれ?全然違う。良いなあ。DL-103ってこんなに素直でしっかりした音だったっけ。まずは音質に感心してから、歪みの確認。以前のDL-103では歪んでどうしようもなかったトラックに恐る恐る針を落とすと.....あれれ、全然歪まない。前回購入したDL-103でうまく再生できなかった他の盤を聴いても同じ。全く問題が無く朗々と鳴っている。

ええ?どういう事?

で想定。
1.前回購入したDL-103は最初から問題があった
2.最初のセッティング時に自分で何らかのダメージを与えてしまった。

新品で安く買ったが、製造してから随分と時間が経ったもの(いわゆる長期在庫品)を購入した為、1.の可能性もあるが確率は低い。メイドインジャパンの信頼性である。恐らくは2.だったのだろう。自分の取り扱いが悪いくせに、50年間に渡ってオーディオファンの標準器/原器でありつづけた銘カートリッジに間違った印象を持つところだった。

いずれ、今しっとりと鳴っている新しいDL-103には歪みそうな不安を感じさせるような不安定感や神経質な感じは一切無い。針交換してもう一度試してみようと言う判断は正しかった。さて困ったぞ。SPUとDL-103どちらを常用としようか....音からしたらSPUだけれども、聴けば聴くほどDL-103も良いしなあ。そんな悩みもアナログオーディオの楽しみのうちと言う事で、夜も更けて行くのでありました....

 

 
 
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