「もののあはれ」の物語

古き世のうたびとたちへ寄せる思いと折に触れての雑感です。

時雨の日

2008年11月29日 | 絵とやきもの
 このところ時雨の日が続いています。朝の散歩も取りやめにして、道具を拡げて描いてみたいものをあれこれと形にしてみましたが、まとまりがつきません。
 どうやら、琳派展の刺激が強すぎたための後遺症があって、気持ちの方が先走ってしまいます。自分でも違うと思えるのです。あえて墨だけで押さえてみましたが、やはり思いが表出できません。
 もう少し時間が必要のようです。
 年をとると待つことは苦にならなくなっています。そのうち、自分で納得できる形が生まれるかもしれないと、虫のいいことを夢見ています。

 明日は久しぶりに八女の吉武さんの花宗窯に伺います。弟が穴窯で一緒に焼く素地を運ぶのに便乗です。
 紅葉には少し遅れましたが、杖立温泉の”大自然“に宿を予約しました。