朝日新聞が、25日朝刊で「国語に関する世論調査」を取り上げていました。
言葉のしつけに関しては、面接調査した1975人の59,7%が、子供のころ家庭で注意された経験を持ち、注意したのは母親が63%で、父親の25%と大きく開きがありました。
特に若い世代では父親の言葉のしつけは影が薄いという報告でした。
このことはおよそ予測されることですが、驚いたのは、言葉の意味を本来の使い方とは違う捉え方をする人が7割を超えている表現があるということでした。
7割を超えて使われれば、もはやそれを誤りと言えるかどうかです。赤信号みんなで渡れば怖くない。という、けしからぬ文句が、昔持て囃されたことがありました。7割を超えれば、この伝で、変化したと見るべきかもしれません。
”どちらの言い方を使うか”で
、論陣を張る(25,3%) 論戦を張る(35,0%)
足をすくわれる(16,7% 足下をすくわれる(74,1%)
”どちらの意味だと思うか”で
話のさわりだけ聞かせる。のさわりは?
話などの要点のこと(35,1%) 話などの最初の部分のこと(55,0%)
憮然として立ち去った。の憮然(ぶぜん)は?
失望してぼんやりしている様子(17,1% 腹を立てている様子(70,8%)
檄を飛ばす。
自分の主張や考えを広く人々に知らせて同意を求めること(19,3%)
元気のない者に刺激を与え活気づけること(72,9%)
これらの、本来の使い方が逆転されている現象は、このサンプルに留まらないでしょう。いろは歌留多などでも「情けは人のためならず」の解釈初め、意味の捉え方が変化してきているものも、2,3に留まりません。
加えてカタカナ語の氾濫です。言葉によるコミュニケーションを考えるとき、日本語の生き残りのために、私たちは何をなすべきか。しばし新聞を手に考えこんでしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/5a/609e10f79df6b5760f901feae6faaff0.jpg)
言葉のしつけに関しては、面接調査した1975人の59,7%が、子供のころ家庭で注意された経験を持ち、注意したのは母親が63%で、父親の25%と大きく開きがありました。
特に若い世代では父親の言葉のしつけは影が薄いという報告でした。
このことはおよそ予測されることですが、驚いたのは、言葉の意味を本来の使い方とは違う捉え方をする人が7割を超えている表現があるということでした。
7割を超えて使われれば、もはやそれを誤りと言えるかどうかです。赤信号みんなで渡れば怖くない。という、けしからぬ文句が、昔持て囃されたことがありました。7割を超えれば、この伝で、変化したと見るべきかもしれません。
”どちらの言い方を使うか”で
、論陣を張る(25,3%) 論戦を張る(35,0%)
足をすくわれる(16,7% 足下をすくわれる(74,1%)
”どちらの意味だと思うか”で
話のさわりだけ聞かせる。のさわりは?
話などの要点のこと(35,1%) 話などの最初の部分のこと(55,0%)
憮然として立ち去った。の憮然(ぶぜん)は?
失望してぼんやりしている様子(17,1% 腹を立てている様子(70,8%)
檄を飛ばす。
自分の主張や考えを広く人々に知らせて同意を求めること(19,3%)
元気のない者に刺激を与え活気づけること(72,9%)
これらの、本来の使い方が逆転されている現象は、このサンプルに留まらないでしょう。いろは歌留多などでも「情けは人のためならず」の解釈初め、意味の捉え方が変化してきているものも、2,3に留まりません。
加えてカタカナ語の氾濫です。言葉によるコミュニケーションを考えるとき、日本語の生き残りのために、私たちは何をなすべきか。しばし新聞を手に考えこんでしまいました。
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