
奈緒が主演のNHKドラマ「東京サラダボウル」が終了しました。原作は漫画のようですがそちらは知りません。内容は番組サイトによると「ミドリ髪の国際捜査の警察官&中国語の通訳人のコンビが、日本社会からこぼれ落ちそうな人生を拾っていく-」というもの。そのミドリ髪の警察官が奈緒で、中国語の通訳が松田龍平。
初回を見た際は、犯罪に巻き込まれた中国人に奈緒が寄り添い、最初は冷ややかに対応していた松田龍平もその人情にほだされて…という感じのほのぼの展開を予想していたら全然違いました。回を追うごとに怖くなって、中国人マフィアから殺し屋まで出てくるとは思いませんでした。
そんな中でも殺伐とした雰囲気に偏らなかったのは奈緒の好演と、松田龍平の何を考えているかわからないが心の闇も温かさも感じさせる演技でした。奈緒は難しい役だったと思いますが、力まない熱演という感じでしたでしょうか。役者さんでは終盤に出てきた三上博史の怪演ともいえる存在感も特筆すべきものでした。
面白かったのは脚本がよくできていたのでしょうが、演出や音楽も良かったです。音楽は最後にドラムのリズムだけで始まるのがドラマの雰囲気とばっちり合ってましたし。
一言で「こういうドラマでした」とは説明しづらいのですが、1月開始のドラマの中では一番面白かったです。奈緒はこれまで見たドラマの中ではこれが一番良かったですね。あの「アリキーノ!」という呼びかけが耳にこびりついています。これまであまり意識しなかったけど、声も魅力的な人なのですね。まさにノッテる女優と言えましょう。アッパレです。これは続編も期待してよいのでしょうか。
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