constructive monologue

エゴイストの言説遊戯

とび色と青色

2005年03月28日 | knihovna
いつものように『ガンダム・エース』連載の「機動戦士ガンダム・ジ・オリジン」を立ち読み。

まだ「シャア・セイラ編」。はやく本編に戻ってほしいと思う一方で、本編につながる数々の伏線が張り巡らされた前史をそれなりに興味深い。

今回の舞台は、テキサス・コロニー。シャア・アズナブルというのは、架空の人物ではなく、物語中の実在の人物で、目の色をのぞけば、妹のアルテイシアも見間違えるほど似ているという設定。キャスバルがシャアとしてサイド3に戻り、士官学校に入ることも、ありえないことではないと思わせる流れ。ただほぼ瓜二つということであれば、キャスバルがマスクをする意味はほとんどないような気もする。キャスバルの用心深さをあらわしているのか、単なる趣味として片付けられるということか。

その一方、本物のシャアのその後はどうなったのかも気になるところ。テキサス・コロニーに帰省中にルウム戦役に巻き込まれたということであっけなく記憶の穴に放り込まれるのだろうか(富野由悠季だったらやりかねない)。それとも「ターンAガンダム」のディアナとキエルの関係のような「とりかえばや物語」的ストーリーへと発展していくのか(ますますアニメ版とは異なる展開になりそうだ)。
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