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boban のんびり 株投資日記

備忘録です。ディトレードなどの短期勝負ではないので、日々の変化はあまりありません。

米FOMC:識者はこうみる

2014-10-30 | 2014
2014年 10月 30日 04:44 JST ロイタ-

[ワシントン 29日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は29日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、資産買い入れ額をこれまでの150億ドルからゼロとした。これに伴い、2012年9月に開始した量的緩和第3弾(QE3)は終了した。

同時に、世界経済には多くの部分で減速の兆候が見受けられるものの、米経済は引き続き回復軌道に乗っているとの自信を示した。

市場関係者の見方は以下の通り。

●近い将来の利上げの可能性残す

<BMOプライベートバンク(シカゴ)の首席投資責任者(CIO)、ジャック・アブリン氏>

特に大きなサプライズはなかった。

市場では(利上げの)恒久的な先送りを示唆するような文言が待ち望まれていた可能性があるが、連邦準備理事会(FRB)は、インフレ率が目標の2%を恒常的に下回り続ける可能性はやや減ったとする9月のFOMC声明の文言を繰り返した。

これにより近い将来の利上げ実施の可能性は残された格好だ。ただ、実際にそうなるとは考えていない。

●労働市場の見方改善、一部予想より幾分タカ派的

<ウェルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメントの首席ポートフォリオ・ストラテジスト、ブライアン・ジェイコブセン氏>

労働資源の著しい活用不足に関する文言が削除されたことはうれしい驚きだ。声明では経済情勢に関し慎重かつ楽観的なトーン両方が示され、均衡が取れた内容となった。

ただ、多くのトレーダーが想定していたよりも若干楽観的なトーンとなり、「相当な期間」が意味する期間がやや縮まってきている可能性があることから、株は売られた。

ここ数週間に聞かれたFRB当局者の発言よりも、幾分タカ派的な内容だったと市場は受け取ったようだ。

●政策の道筋に遅れ生じる可能性示唆せず

<シティの米州・G10為替戦略主任、リチャード・コチノス氏>

FOMC声明は、リスクの高まりには言及せず、一段と楽観的かつタカ派的な内容となった。FRBがこれまでに明らかにしてきている道筋に実質的な遅れが生じる可能性が示唆されたようには見えない。

市場は2015年10月の利上げ開始を織り込んでいた。FOMC声明やFRBが用いている文言は、2015年6月を示唆していることを受け、この予想を6月に向けて前倒しする動きとなっており、これはドル押し上げの材料となる。

FRBは政策は経済指標次第としてきており、その方針は声明であらためて示された。

●利上げ近付いたと解釈すべきでない

<インタラクティブ・ブローカーズの首席市場アナリスト、アンドリュー・ウィルキンソン氏>

今回のFOMC声明は、予想されていたほどハト派的ではなかった。緩和縮小プロセスが年末まで継続されるとの予想の根拠になっていた世界的な金融の混乱についての言及がなかったことがその大きな理由だ。

連邦準備理事会(FRB)は、量的緩和(QE)の実施期間を通して労働市場は非常に良好に反応したと基本的に総括した。ただこれは数年間にわたる経過について述べたものであり、FRBが金融引き締めに一歩近付いたと解釈してはならない。

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