念願の城山の山頂でしばらく探索?しました。八幡宮の鳥居の奥に俵石八幡宮と書かれた粗末で小さな社がありました。
さらに八幡宮の鳥居より先の方、鳥居に向かって左手の方に歩いてみました。 八幡宮や城山頂上を取り巻くように回廊風に道があり、道の両側はずーっと平らな石を積んだ壁のようになっていました。これが城塁なんですね。
ここが行き止まり。つまり山頂を取り囲んであるわけです。
戦国時代の大名・深堀氏の城があったそうですが、城址と言っても今はこれだけのようでした。地面を掘り返せばなにか当時の遺物が掘り出されるかもしれないな、と思いましたが、それは専門家が検討済みのことでしょう。 前回の写真の中で、右に行けば「東城塁」という表示がありましたが、ここのことのようです。ぐるっと取り囲んでいるので右に行っても左に行ってもここに来るのです。
さて、次にはこの城や神社の名前にも出てくる「俵石」とはなんぞや、ということで、その俵石なるものを見たい、と思い、表示板に従って進みました。
表示板が指す方向はかなり急な下り坂になっていて、先の見学会用に整備されたと思われる階段やロープがしつらえてあり、藪が伐採された形跡がありました。前々日に雨が降っていて滑りやすいので、これは助かります。
少し下ったところに転がっていた大きな、先が円い棒状の石、これが俵石です。
さらにあたりを見回すと、このような石が崖から大砲の砲列のようにボコボコと露出していました。
宗教的な意味で人工的に作られたものか、とも思いましたが、ネットで見ると自然にできた産物でもあるようで、どうもはっきりしません。とにかく興味深い石でした。この辺りからは下の景色が見えます。ちょうど私が住んでいる団地が見えました。
さて、家に戻ると市役所から大きな封筒が届いていました。先日、担当の方に電話で依頼していた講座の資料が送られてきたのです。こんなに早くいただけるとは思っていなくて、これを待たずに山に出かけてしまったのですが、これを先に読んでいればもっと楽しめたのになぁ、と思いました。次回に行く時には参考にしようと思います。
雑駁ですが、いちおうこれで報告を終わります。またゆっくり登ってみたいと思わせる興味深い山でした。
きょうの1曲。私が学生時代に好きだった歌、梶光夫さんの「青春の城下町」。いかにも清潔感にあふれ、素朴な歌でしたね。
青春の城下町 梶光夫