きょうの長崎は台風の影響もなく・・・

　 台風17号。一時は最大瞬間風速が80メートル以上という猛烈な強さに発達し、九州方面に向かいそうな様相もありましたが、ぐんぐん太平洋側に逸れてこちら長崎をはじめ九州を直撃する恐れはなくなりました。
　いま夜の10時少し前ですが、風はほとんど無風で雨も降らず、虫の音が聞こえる静かな夜となっています。沖縄や奄美方面は大変な状況のようで、こころからご無事を祈りたいと思います。
　また、明日明け方から日中にかけては近畿・東海方面に上陸の可能性が高いようで、こちら方面の皆様にも大事に至らないことをおいのりするばかりです。

　きょうは午前中に、先日の健診の日に預かった大腸がん検診の検体（便潜血検査）を提出するので診療所まで行ってきました。私の後任で送迎バスを運転されている方としばらくお話することができましたし、その他先日会えなかった患者さんや職員にも会えて、言葉を交わしました。やはり親しかった人と会ってお話しすることは精神的にもとてもいいことですね。

　ほんとは新しいカメラがどのくらいよく写せるのか試してみるつもりで持って出たのですが、とにかく天気が悪く見通しが悪かったので撮影はあきらめました。また次回、多分あさっては晴れそうなので、その時にでも試してみたいと思っています。


　きょうの1曲。尾崎亜美、金子マリにつづいて私が好きな日本の女性ボーカリスト、中村あゆみさんの曲を少し続けたいと思います。初期の若いころの彼女の作品は、若さにまかせて突っ走るような曲と、その逆に若いが故の切なさを歌う曲と両方ありますが、その切なさを歌った曲、「やせっぽちのジョニー・Ｅ」です。

中村あゆみ / やせっぽちのジョニーE

誕生日記念に久々の映画見物

　　きょうは私の67回目の誕生日です。娘からシネマギフトカードをもらっていたので、たまたま仕事が休みのかみさんと二人で久しぶりの映画見物に行ってきました。

　きょうの開演は13：30から、ということなので、少し早目に家を出て、ゆっくり昼食をしてから長崎駅に隣接する商業施設の映画館、ユナイテッド・シネマに行きました。お目当ての映画はネットでも好評の「あなたへ」。

　あらすじはそう簡単にはかけませんが簡単に言うと、高倉健扮する富山刑務所の刑務官が、悪性リンパ腫で急死した最愛の妻の遺言にこたえて彼女の故郷・長崎県の平戸の海に遺骨を散骨するために車で旅をする、というロード・ムービー。その途中で出会った人々との交流や平戸で出会った人たちとのドラマなど、ミステリー的な面白さも味付けされたとても中味の濃い映画でした。主演は高倉健と田中裕子でしたが、その他豪華なゲスト出演もちりばめられていて、楽しめました。
　結局言いたかったのは夫婦の絆、ということなのかな、と思いました。妻を亡くした主人公をはじめ、海難事故で夫が行方不明のまま、という平戸の食堂のおかみやこれから結婚するという若い漁師のカップルなど、縦横に人の運命がはりめぐらされていて、自分ももっとかみさんを大切にしないといけないかなあ、と思わされる映画でした。

　映画を見終えてから浜の町アーケードへ、先日注文していたデジカメをうけとりに行きました。さあ、これから使い方を練習しなければ…。


　きょうの1曲。映画の中で妻役の田中裕子さんが何度か歌っていた「星めぐりの歌」というのが耳にこびりついています。作詞作曲が宮沢賢治、というのも興味深いですが、耳に残る歌です。

星めぐりの歌.wmv

善長谷教会へ

きのうのつづきです。
　健診の帰りに途中でバイクを降りて、善長谷教会に向かって曲がりくねった細い坂道を登って行きました。



　やたらとバッタが多くて驚くほどでした。昆虫好きのわたしとしては嬉しいお出迎えです。




　汗ばんでくるのを感じながらなおもぐんぐん登りました。振り返るとこんな景色。ふだんバイクで通る道が下に見えています。遠く、左手に見えるのは野母半島の先端・権現山です。



　20分たったぐらいでしょうか、ようやくめざす教会に到着です。





　ここは広い県道から1キロほど山の中に入ったところで、何軒か民家もあります。このあたりの集落は江戸時代の隠れキリシタンの末裔の人たちだそうで、この教会もその人たちのためのカトリックの教会です。簡単な紹介はこちらをご覧ください。↓

http://fukahoriskk.o.oo7.jp/zen.htm


　ここから見下ろすと普段通る道からは重なって見える島々が、多少上から見下ろすかたちになるので、島陰に隠れて見えなかった部分も見えました。砂浜が見える島が、先日まで私が仕事で送迎バスを運転していた香焼島です。そしてその奥が伊王島です。中央左に伊王島大橋がちらっと見えています。




　お腹も減ったし、さあ帰ろう・・・。帰りはずっと下り坂です。下りだけ歩数を見ましたが、ちょうど1900歩でした。



　ということで、ひとりぼっちのハイキング、終わりです。


　きょうの1曲はきのうにつづいて金子マリさんの歌で、「DANG DANG」。ユーミンが作った曲だそうですが、たしかにユーミンの特徴が出ています。マリさんと一緒に唄っている女性はCHAKAさん。この方も力のあるボーカルですね。そしてなによりドラムの村上ポン太さんのプレーがかっこいいです。ではお聞きください。

金子マリ & CHAKA / DANG DANG

久しぶりに元の職場に行きました。

　 きょうは退職の日以来約1か月ぶりに朝から診療所に行きました。誕生月なので特定健診とがん検診を受けに行ったのです。勤務していた頃の出勤時間とほぼ同じ時間に家を出、同じ道をバイクで走りました。

　診療所に着くと、いつもの懐かしい患者さん達からたくさん声をかけられました。私が誰だか思い出せない人はさすがにいませんが、もう仕事に来ていないということに気づいていない人はいました。「どこか具合が悪かと？」と心配そうに聞いてくる人もいました。　職員ともそれぞれ話をすることができました。
　11月に予定されている健康友の会の一泊旅行の申し込みもしておきました。行先は熊本の菊池温泉ですが、職員や患者さんたちとゆっくり飲んだり語ったりするのが今から楽しみです。

　朝は絶食で健診に臨みましたが、空腹は通り越したので帰り道のいつものバイクコースで、途中バイクを降りて散策しました。とにかく久しぶりの青空で気持ち良かったのです。車が通る道路から脇道に下ってみるとお墓に通じ、そこには彼岸花が咲いていて、なかなかいい光景でした。





　見上げると頭上にドングリが。これはナラの木のドングリでしょうか。私が子供のころには「百貫ドングリ」と呼んでいました。目にするのはずいぶん久しぶりです。




　このあと、さらに山を登って善長谷(ゼンチョウダニ)教会まで行こう、と思い立ち、歩きました。



ここから先はまたのちほどご紹介します。


　きょうの1曲。尾崎亜美とはがらっと違うタイプのシンガー、金子マリです。40年近く昔に一時私が夢中になったブルース系のシンガーです。きょうのこの映像はスタジオでの録音風景のようですが、charさんやその他そのスジでは有名な実力派ミュージシャンがバックをつとめていて、かっこいい演奏になっています。曲は「リーン・オン・ミー」。


CHAR & 金子マリ / LEAN ON ME

ワイントン・ポスト紙も指摘した日本の右傾化

　 私は9月10日のこのブログで「なぜ？　右に揺れる日本」と題して、近頃の我が国の風潮が右寄りに向かっていることを懸念する文章を書きました。いま白熱？している自民党の総裁選挙でもすべての候補者が右寄りの人ばかりです。全員が「憲法改正」、「集団的自衛権の行使」を掲げ、競い合っています。特に安倍氏の場合は従軍慰安婦問題で、「心からのお詫びと反省」を表明した河野談話の見直しに言及するなど、さらに右に踏み出した発言をしていますし、石破氏は日本も海兵隊を持つべき、との考えを示しているようです。　尖閣や竹島問題でも自衛隊の増強など、力で対抗する方向に進んでいるように見えます。
　一般国民の感情の中にも、中国や韓国の反日的な激しい行動に「やられっぱなしでいいのか」というような不穏な雰囲気も出てきているように思います。

　このような状況を敏感に感じ取ったアメリカのワシントン・ポスト紙が21日、「右傾化する日本」というタイトルの記事を掲載しているそうです。このような今の日本の状況は海外から見ても懸念を感じる、ということですので、これより10日前に書いた私の懸念は気のせいでもなかったようです。そして、今の日本の右傾化は「日本の指導者の反映」だと指摘しているそうですが、まさに私の指摘通りのことを書いているわけです。ひょっとしたら私のブログを読んだのかな？、とさえ思いました。

　自民党の河野洋平元総裁が、「自民党という政党はずいぶん幅の狭い政党になった。かつて自民党は日本の保守全体をにらんでいた。保守には護憲もあれば改憲もある。今は保守の中の右翼だけになった」とテレビ番組で語ったそうですが、たしかに保守＝右翼ではないはずです。三木武夫氏のように穏健で平和志向の保守政治家もいました。いまは右向きの潮流の中に埋もれているように見えます。困ったことだと思います。




　きょうの1曲。尾崎亜美シリーズの最後は彼女自身が歌い、化粧品のＣＭにも使われたこの曲、「マイ・ピュア・レディ」。

尾崎亜美 マイ・ピュア・レディ