blueswave 's MIND DROPS

まもろう憲法9条、生かそう憲法25条!

大相撲に思う

2008-01-27 20:36:00 | 日記
 きょう夕方、外出先から帰ってきてテレピのスイッチを入れたら、ちょうど朝青龍と白鵬の一戦がまさに立会い寸前、というところでした。
 勝負はまさに力のこもった大一番。意地と意地のぶつかり合いで、本当に久しぶりに横綱同士の力のこもった優勝決定の力感溢れる大一番でした。結果は執念を見せた白鵬の勝利となり、賜杯を手にしました。二人ともモンゴル出身の関取という点ではいまひとつ喜べない部分もありますが、まずは本来の力相撲で勝敗が決した、ということでは素晴しい優勝争いだったと思います。

 一昨日、診療所の送迎バスを運転していて、患者さんと相撲の話になりました。80歳になる女性の患者さんが大の相撲ファンだそうで、「私は白鵬に勝ってほしか」などと言っておられました。「お相撲が好きなんやね」と言うと、「私のお父さんが大好きでねえ」。このお父さんとは旦那さんではなく父親のことです。

 お父さんはテレビで相撲の実況が始まるとテレビの前に陣取って、どこからか隠していたお酒を取り出して、チビリチビリとお酒を飲みながらの相撲観戦。それが一番の楽しみだったそうです。「じゃあ、相撲の場所がないときは退屈やったろうね」と聞くと、浪曲のレコードで「雷電」とかの昔のお相撲さんの話を聞くのが好きだった、という徹底した相撲好きだったそうです。
 晩年は胃がんを患い、入院先のベッド上で相撲を見ていたそうです。

 もし、そのお父さんがいまもご存命だったなら、最近の日本の相撲にはガッカリしたでしょうが、きょうの大一番を見られたら、きっと大満足されたことでしょう。

 きょうの朝青龍と白鵬の一番を見て、そんなことを思いました。モンゴルでもいい。素晴しい、正々堂々とした力いっぱいの相撲をみせてくれるなら、大相撲は人気回復まちがいなし、と思います。

映画「シッコ」を見て

2008-01-25 10:26:00 | 日記
 私の職場もかみさんの職場も同じ法人が経営している診療所で、どちらも水曜日の午後は休診で会議や学習などにあてています。一昨日の水曜日の午後はたまたまどちらの診療所も学習の一環として話題の映画、マイケル・ムーア監督「シッコ」の鑑賞会、という企画でした。
 上映している映画館は長崎市内の繁華街の一角ではありますが、古い場末の映画館、といったかんじの小さな映画館です。
 映画の紹介は別のサイトでの専門家の文章が要領よく書かれていましたので、あとでご覧いただきたいと思います。

 映画ではムーア監督の突撃取材でいろんな事実が明らかにされます。なかでも、民間生命保険会社が保険金の支払いをさまざまな口実をつけて拒否する、その手口はすさまじいものでしたし、保険がないから、あるいは保険の適用を保険会社が認めないから、といって病院が治療を拒否したり中断したり、ときには入院中の患者をタクシーに乗せて追放する、などのひどい実態が告発されています。
 さらに、外国はどうか、と取材に行くと、カナダ、フランス、イギリス、とどこでも医療費はタダ。よその国で出来ることがなぜアメリカではできないのか、と強く抗議しています。

 日本の医療はまさしくこのアメリカ型医療に向かって突き進んでいると思います。4月から施行される「後期高齢者医療制度」は75歳以上のお年寄りを、敬うとかいたわるとは正反対の、追い詰め不安に陥れる制度です。絶対に認めるわけにはいきません。こんな非情な制度を実施しようとしている自民・公明には怒りの鉄拳をくらわせましょう。

 アメリカ資本の生命保険のコマーシャルがあふれているいま、ぜひとも皆さんに見ていただきたい映画です。

 言い忘れましたが、この日はかみさんの50ン歳の誕生日。帰りに二人で食事して帰りました。あ、別に言わなくてもよかった?



ブラジルの「勝ち組・負け組み」事件

2008-01-21 11:49:00 | 日記
 昨日毎日放送系番組「報道特集」でこの事件をめぐる人たちの証言の報道がありました。恥ずかしながら、わたしはこの番組を見るまでまったくこの事件については知りませんでした。

 事件は太平洋戦争終戦直後のブラジルにおける日系移民の間で起きました。天皇の玉音放送も届かず、さまざまな情報が飛び交う中で「日本が戦争に負けた」ことを理解し受け入れた人々と、「戦争に勝った」と信じ込む人々とのあいだに対立が生じたのです。勝ったと信じる人が「勝ち組」、負けを受け止めた人が「負け組」。最近よく使われる言葉ですが、最初に使われたのはこの事件だそうです。

 血気にはやる勝ち組の人々が負け組みの人々の家に「国賊」と書いた紙を貼り付ける、などのいやがらせをし、ついには負け組みの中心的な人々への暗殺事件に発展し、双方に20名余の犠牲者がでた、というのです。

 番組の中では当時のテロ行為の実行犯でありすでに30年間の刑期を終えて日本に戻っている二人の老人が実名で登場し、収監されていた刑務所を再訪する様子も報じていました。彼らからは被害者への侘びの言葉も聞かれましたが、自分達がしたことは間違ってはいなかった、とはっきり口にしました。
 「日本が負けるとは信じられなかった。日本の悪口を言ったり、皇室を汚すような態度は許せなかった」

 戦後60年余たってもいまだに誤りだった、と認められない彼ら。二人とも80歳を越えた老人ですが、この人たちと同じような頭の人がいまでもたくさんいます。従軍慰安婦、沖縄戦集団自決、南京大虐殺・・・等々、歴史上の事実として証明されているようなことを、日本をおとしめる自虐的なデマ宣伝だ、として攻撃しています。

 天皇制軍国主義教育のもとでのあまりにも大きな負の遺産を断ち切れるのはいつの日でしょうか? いや、うかうかしていると、そんな日本に戻ってしまう日のほうが近いのかもしれません。



KYな官房長官

2008-01-18 15:02:00 | 日記
  きょうのYahoo! トップページのトピックスに、給油再開へ24日に補給艦出港、とあります。
 同じトピックスに、町村官房長官日本のガソリン安い、ともあります。
 
 国民はあいつぐ値上げにあえいでいます。なかでもガソリンや灯油の高値は家計を直撃しています。しかも、ガソリン税(揮発油税)の暫定税率適用の期限切れを無視してさらに10年間も継続する、といっています。
 このような国民の苦しい生活をあざ笑うかのように、米軍のイラクでの殺人行為を応援するためにタダで大量の油を補給しに行く、というのです。

 テロ行為を抑え込むための国際貢献、などと言いますが、むしろアメリカが余計な軍事介入をするからこんなことになってしまっていることは、米軍介入以前と比べてテロ攻撃が飛躍的に増えていることでも明らかです。アメリカが憎しみをあおっている、という皮肉な結果になっています。日本がなぜ貴重な油を補給し、火に油を注ぐ様な事をする必要があるのでしょう。

 このような道理のないことを継続するために高い油を無償で補給することへの批判が高まることを恐れて、「ガソリンは安い」などというKYなことを言う町村官房長官は噴飯ものです!!

労組の新年会

2008-01-17 21:13:00 | 日記
  昨日の夜は労働組合の新年会(旗びらき)に参加しました。定年退職後、パートの勤務となったのを機会に労組に入りなおし、名ばかりですがいちおうパート部会の部会長、ということになっていることもあって、参加したのです。

 会場は長崎市を一望する高台にある観光ホテル。夜景がとてもきれいです。宴には70人ほどが参加。バイキング形式で料理もおいしく、ビールもふんだんにありました。
 私ほどのロートルになると、知らない職員が半分以上ですが、それでも若い職員達とも話が出来てとても楽しい宴でした。とくに、若手の男性職員たちが元気いっぱいでとても頼もしく思えました。

 希望する人は大浴場にただで入れる、という特典つき、ということで、かみさんが入って帰るというので、私も入ることにしました。大きなお風呂はやっぱり気持ちがいい。とくに美しい夜景を眺めながらの露天風呂はとても気持ちよく、これだけでも参加した意義がありました。*(ニヤ)*