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blueswave 's MIND DROPS

まもろう憲法9条、生かそう憲法25条!

ついに志位委員長が中国大使館に乗り込む!

2012-09-22 15:34:07 | 政治・社会
  私の誕生日にまつわる話題を書きましたが、私が生まれた土地は満州の瀋陽市(旧奉天市)です。別に記憶があるわけではありませんが親からそう聞いています。両親はそこでわりと裕福に暮らしていて、お手伝いさんとして地元の女性を雇っていたそうです。両親は自覚していなかったようですが、地元の人たちから見れば侵略者だったわけでしょう。でも、とてもよくしてくれた、と言っていました。生まれたばかりの私をとてもかわいがってくれたそうです。

 そんな私の生まれ故郷・中国と日本は現在、尖閣諸島の領有をめぐって険悪な状態となっていて、中国での反日行動は日に日に激しさを増しているようです。
 私としては、中国と日本がこのように対立する関係となっていることをとても残念に思いますが、いまの政府ではうまく解決していく道筋がなかなか見つからないようです。
 こんな時にこそ、これまで積極的に野党外交を展開してきた日本共産党の出番ではないか、志位委員長よ、なんとかしてくれよ、と最近はそいう思いでいました。 

 すると、ついにやってくれました! 志位委員長が中国大使館に出向き、程永華駐日中国大使と会談し、尖閣諸島に対する日本の領有権の正当性を主張するとともに、両国間に領土に関する紛争問題が存在するという立場に立って、冷静で理性的な外交交渉を通じて問題の解決をはかることが必要だ、と述べた、というのです。本日付の「しんぶん赤旗」の記事をご紹介します。ぜひご熟読いただきたいと思います。



 このようにきちんと公式に会談をし、言うべきことを言い、ともに冷静に対応しようと呼びかけたことは素晴らしいことだと思います。とくに、「中国政府が中国国民に自制を促す対応を取るとともに、在中国邦人、企業、大使館の安全確保への万全の措置を取ること」を求めた、ということでは、財界の人たちよりも企業を守る立場で役割を果たしているのではないか、と感激しました。

 早期に収拾に向かわないと日本の経済にも多大な影響をもたらすと思います。政府の誠意ある真剣な対応を望みます。










日本の政治をゆがめている元凶は?

2012-09-22 10:43:25 | 政治・社会
 昨日は金曜日。午後6時から、恒例となった脱原発行動が長崎でも行われ、私もかみさんと一緒に集会とパレードに参加してきました。85名の参加ということで小規模ではありましたが、それだけに「再稼働反対」「原発なくせ」の唱和はピッタリでリズムよく、よくまとまったパレードになりました。

  きょうのYahooニュースの見出しに、「原発ゼロ回避 アメリカが要求」とあります。読んでみると、閣議決定の前日にアメリカ側から、決定の回避を求めてきていた、と東京新聞が報道しているようです。 日本の財界筋からの要求もありましたが、やはり決め手となったのはアメリカだったようです。

 オスプレイも19日に政府が「特に危険と考える根拠は見出し得ない」として「安全宣言」の文書を公表しました。そして早くも昨日、岩国基地周辺での試験飛行が始まりました。映像を見るとやはりデカいし、低空を飛んでいるようです。正直、あんなのが頭上を飛べば誰でも恐怖を感じるのではないか、と思いました。岩国市民が怒るのも当然です。第一「安全」はアメリカ側の言い分を鵜呑みしただけですし、あれだけの事故が起きていて、アメリカでは住宅地域は飛行禁止になっている、というのに日本では住宅地の上を飛ぶのです。日米合同覚え書きには、航空法や国際条約で定められている最低安全高度・地上150メートルを下回る飛行をせざるを得ない、とはっきりうたっているそうです。なんと見下げた態度でしょうか。

 TPPにしても、農業を始めさまざまな産業、業界から死活問題として絶対反対の声が渦巻いていて、政府も結論を出しかねていますが、これまた財界やアメリカの強い要求ですので政府が拒否できるとは私は思えません。それでも拒否させなければ大変なことになると思います。

 このように、大多数の日本の国民の意思を無視し、政治をゆがめている元凶は財界とアメリカの横暴ではないでしょうか。このような関係を断ち切ることができる政党が伸びない限り、日本の平和と繁栄はますます危ういものになるだろう、と思います。


 きょうの1曲。私の亡父はダークダックスがお気に入りでした。その影響で私も子どものころからダークダックスの歌はよく聞きました。パクさん、ゲタさん、マンガさん、ゾウさん、とニックネームもスラスラ出てきます。彼らのレパートリーの中にロシア民謡がかなりありますが、私もロシア民謡は大好きですのでときどき聞いています。そんな中でも特に好きな曲はこれです。「小さなグミの木」。


ダークダックス『小さいグミの木』

ナマポ

2012-09-19 19:44:38 | 政治・社会
  自民党の総裁選挙に立候補している人たちはみな親の七光り、とかいう話です。それ自体も情けない話ですが、その中でも長老と言われる人たちの覚えがめでたい石原なんとか氏。こともあろうに「生活保護」のことを「ナマポ」呼ばわりしてしまいました。父親もおめでたい人ですが、息子もノーテンキなおめでたい人だったのか、とあきれかえってしまいました。

 「ナマポ」は、インターネットの中で、あれやこれや言いたい放題の言葉が飛び交っているような場面で、おそらく善良な市民は入り込まないような低劣な掲示板などで使われている「生活保護」を指す言葉です。これらの掲示板では、生活保護を受けることは恥ずかしいこと、軽蔑すべきこと、というような書き込みが飛び交っています。そして、二言目には「在日が・・・」「朝鮮が・・・」はたまた、「チョン公が・・・」、というような。、それこそ日本民族として諸外国には恥ずかしいような言葉のオンパレードです。
 
 石原氏はそんな連中と同じレベルの言葉を使ったのです。なんという愚かで恥ずかしい発言でしょうか。 このような人物を後押しする自民党の「長老」と呼ばれる人たちのレベルもまったく尊敬に値しない人たちだ、と思わざるを得ません。

 9月17日付の朝日新聞では、「テレビ 危うさ見え隠れ」との見出しで、弁護士らでつくる「生活保護問題対策全国会議」が放送倫理・番組向上機構(BPO)に放送内容を審議するよう要請した、と報じています。その指摘の中には、「生活保護を受けることが基本的に恥ずかしいことだという原点を忘れている」というあるコメンテーターの発言をストレートに放送した、という点を問題視しています。視聴者に、生活保護を受けることは恥ずかしいことだ、という意識を植え付けるこの発言はたしかに異常だと思います。
 一部には非難されるべき不当な受給の実態はあるようですが、全体的に日本の生活保護の受給者の割合や受給額の総額は、諸外国に比べて異常に高いわけではなく、むしろ低水準であり、本来受給できる人たちでも受給していない人が多い、というのが実態だそうです。

 生活保護の受給者や制度そのものを揶揄して、「ナマポ」とさげすみ、社会生活から排除しよぅとする、インターネットに巣食う心のゆがんだ人たち。彼らもおそらく、順調に社会生活に馴染めない自分の居場所を、自分よりも弱い人たちを攻撃することに快感を求め、そのような発言を交わし合うことで仲間意識を構築している不幸な人たちではないか、と思います。弱者を攻撃することに快感を求めるのでなく、自分自身と向き合って、素直な気持ちを取り戻してほしい、と切に思います。

 きょうの1曲。きのうアップしたくるりの演奏をもう一つ。もともとこの曲の映像を探していて、きのうの映像を見つけたのです。
 くるり「ばらの花」。






なぜ? 大きく右に揺れる日本。

2012-09-10 20:31:24 | 政治・社会

  さきのロンドンオリンピックでは日本人選手たちの素晴らしい活躍で、何度も日の丸の旗が振られ、君が代が流れました。サッカーの試合でもそうです。プロ野球の試合開始前には国旗掲揚と君が代の歌が演奏されます。

 尖閣諸島や竹島の領有問題では、所有権の正当性はともかく、反中国、反韓国のナショナリズムの高揚的な現象も見られています。

 いま人気の「維新の会」は完全なる右翼政党です。自民党の総裁選では谷垣氏が立候補を断念、とのニュースが流れています。 谷垣氏は私の印象では石原、石破、町村らと比べるとややハト派かな、というふうに見ていました。

 このように、あっちでもこっちでも、流れは右に右に向かっているように感じられます。

 これは危険です。憲法9条を守る政党はまさに正念場を迎えます。小異を捨てて大同団結しないと勝てません。

 

 我が家の庭のミカンの木です。今年はいっぱい実がついています。さて、お味の方はどうなるでしょうか?


メディアの「橋下礼賛」は要注意、ですね。

2012-09-10 16:57:26 | 政治・社会

   近頃の大手メディアの橋下礼賛、維新の会礼賛は目に余ります。テレビでの露出、新聞の論調、週刊誌の特集など、どっちを向いても「維新の会」を持ち上げるものばかり。橋下氏の女性スキャンダルなどはあっという間に不問に付されてしまったようです。勢いに乗じて一気に国政進出、それも「第一党」になるか、とまでの大騒ぎで、大阪維新の会から日本維新の会に大出世してしまいました。現役の他党派の国会議員の7人がこれに参加することを表明しています。公明党は結党当初の福祉の看板などはかなぐり捨てて、維新の会と選挙協力をする、という無節操ぶりで己の存続の命乞いする始末です。

  しかし、「維新の会」などと、なにか新しいことでもやるのかと思えば、教育への介入と統制や公務員の政治活動を禁止するなど、これまでの保守政権も考え付かなかったような半世紀以上も昔に逆戻りする超反動的な恐怖政治をやろうとしています。戦後67年間、自由と民主主義の社会の実現を目指して、紆余曲折ありながらも営々ときずいてきた人々の努力をいとも簡単にぶち壊してしまう。こんな政治への逆戻りは絶対に許せません。  

 いま、民主はダメ、自民はもっとダメ、という空気の中で多くの人々が「支持政党なし」と言われています。つまり「票が浮いている」状況にあります。この「浮いている票」が勢いにつられて維新の会に流れてしまうことになると大変です。政権交代時の民主党フィーバーがそうでした。維新フィーバーにさせてはなりません。

 これからしばらくのあいだ、何回になるかわかりませんが個人的に、「維新の会批判キャンペーン」 をときおりはさみたいと思っています。 日本の片田舎から一人で橋下徹に立ち向かうつもりでおります。ドン・キホーテと笑ってやってください。

  きょうの1曲。いつぞや掲載したニッティ・グリッティ・ダート・バンドの「ミスター・ボージャングルズ」の作者、ジェリー・ジェフ・ウォーカーが歌うオリジナルです。味がありますね。

   Jerry Jeff Walker - Mr. Bojangles