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blueswave 's MIND DROPS

まもろう憲法9条、生かそう憲法25条!

獲得議席予想は世論誘導では?

2012-12-11 20:34:16 | 政治・社会
  新聞もテレビも週刊誌も、盛んに獲得議席の予想をかなり大々的に発表しています。
 各社多少の違いがありますが、それでも自民が圧勝で絶対安定多数を獲る可能性が高い。逆に民主党は80に届かないのではないか。維新は第2党に躍進しそう、などとほとんど決まったかのように報じています。

 これは明らかに投票誘導の意味を持つと思います。「そおか・・・。やっぱりみんな自民党に戻るんだなあ。やっぱりしょうがないのかなあ」、と消極的賛成、といった感じになびかせてしまう効果がおおいにあるのではないでしょうか。いわゆる「みんなで渡れば怖くない」、というやつです。

 政党支持率を調査発表するのならまだわかります。政党支持率は回答者のありのままの姿を反映するからです。しかし議席獲得数は回答者や有権者のありのままの姿ではなくゆがんだ姿をさも科学的であるかのように示します。なぜなら小選挙区制があるからです。小選挙区制は少数政党から当選者が出る機会を奪い、大政党がごっそり当選をかっさらうので、得票率が3割程度でも当選者数は7割とか8割とかを占めてしまう。この小選挙区制の弊害により、いかにも自民が大多数の国民の支持を得ているかのような数字をはじき出してしまうのです。 いかにも「世の中の動向はこうなんだよ」と言わんばかりの獲得議席の予測発表は民意をゆがめ、多数党に有利に働くことは確かだと思います。メディアは安易な予測を慎むべきだと思います。それともわざとそういう効果をねらっているのでしょうか?

 民主党は比例区の定数を削減する、などと言っていましたが、そんなことをしたら自らの首を絞めることになりかねません。さあ、どう出るのでしょうかね。

 きょうの1曲。ディスコミュージックは私の好きなジャンルですが、そんな曲の中からアラベスクのノリのよい曲です。「恋のペントハウス」。


恋のペントハウス (アラベスク)


政党の堕落をもたらす政党交付金は即時廃止を!

2012-12-08 23:09:00 | 政治・社会
  けさの朝日新聞の小さな記事に目が留まりました。

 「旧太陽に政党交付金」との見出しです。意味がよくわかりませんでした。まさか、まさか石原都知事がでっちあげてわずか5日間で解党して維新の会に合流したあの「太陽の党」に、政党交付金が支払われるなんてことは、にわかには信じがたい話だからです。
 で、記事を読んでみると、やはりその「まさか」が現実だったのです。

 「総務省は7日、旧太陽の党への政党交付金として、2896万円が確定したと発表した」、とたしかに書かれているのです。つづきはこうです。「太陽の党は、旧たちあがれ日本を母体とし、石原慎太郎氏が11月中旬にメンバーに加わったことで太陽の党に党名変更。そのあとで維新に合流した。それでも太陽の党として11月下旬までは政党要件を満たしていたため、12月の1カ月分を減額した政党交付金が支払われる。」、ということのようです。

 また、「しんぶん赤旗」には、「その年の途中にできた新党は政党助成金は受け取れないはずでした。ところが「太陽」結党の際、政党の名称を「たちあがれ日本」から「太陽」に変更する、と総務省に届け出ました。こうして「太陽」は政党助成金受け取りの「権利」を引き継いだのです。その後、「太陽」は11月17日に「維新」に合流しましたが、いまになって「政党廃止」の届け出とともに、政党助成金受け取りを申し出るという極めて姑息な手段に出たのです。」と説明がされていました。そして、「実質的には「太陽」を吸収した「維新」が受取ろうとするもの」だ、と指摘しています。

 政党交付金なるものは私たち国民の税金から各政党に毎年交付されており、その額は制度が始まってからの17年で積もり積もって5,555億円にもなるそうです。日本共産党だけがこの制度に反対して申請そのものを一度もしていないので、一円も受け取っていないそうです。申請すればもらえたであろう額は累計で350億円。国民の税金から国民の意思に関係なく政党に交付するのは政党支持の自由に反する、というのが共産党が制度に反対している理由です。一方ではこれだけ潔癖な党があるのに対し、「太陽」も「維新」もなんとお金に汚い政党でしょう。
 このような政党の堕落をもたらす政党交付金は即時撤廃し、震災復興なり喫緊に手当てが必要な分野に生かすべきではないでしょうか。
 そして彼らは二言目には「愛国」を口にしますが、彼らが愛し、彼らが守ろうとするものは「国家」「国体」及びその象徴である「日の丸・君が代」であり、「国民」ではない、ということがここにも表れている、と思います。

 

こんないい加減な党にはまかせられない!

2012-12-02 21:23:25 | 政治・社会
  総選挙の公示日まであと二日。各地で地元の青年会議所やNPOなどが主催する公開討論会が開かれているようです。長崎でも今夜、つい先ほどまで公開討論会が行われていました。各党の予定候補者が出席し、政策を語ったり会場からの質問に答えたりして、党への理解を求めていました。

 そんな折、日本維新の会は各選挙区の新人候補者に対して、公開討論会などには出席しないよう通達を出していた、というのですからあきれました。理由は簡単です。論戦に耐えうる候補者ではない、ということのようなのです。無様な様を公衆の面前にさらすことになってはとれる票も逃げてしまう、ということでの通達でしょう。

 維新の会は「維新塾」なる塾を開講して国会議員へのなり手を募り、候補者の促成栽培をおこないました。そして各地の選挙区で彼らを立候補させようとしています。しかし、彼らはまだ経験不足は否めません。そこで公開討論会などの場への出席禁止、となったわけです。
 一夜漬けの受験生みたいな頼りない候補者でも「維新の会」の御旗をはためかせれば当選できるだろう、という魂胆だろうと思います。実に有権者をバカにしたはなしではありませんか。

 ことほどさように橋下氏は有権者を見下げ、自分の野心を成就するための踏み台にしようとしている。こんな政党が国会に進出するなどは100年早いワっ! いや、70年遅い、かな? とにかく国の最高議決機関である国会を甘く見ている証拠だと思います。絶対に許せません。


 権力への怒りを込めてこの歌をお聞きください。ボ・ガンボスのボーカル、どんとさんの歌で「黒いカバン」。オリジナルは泉谷しげるさんですが、どんとさんは見事に自分の表現力で歌っています。

黒いカバン - どんと

どう考えてもおかしい

2012-11-30 23:27:38 | 政治・社会
  けさの朝日新聞の朝刊、九州版の一面トップは「脱原発 時期・手法に差」との大見出しで「主要4党公約」と題して「主要4党」の主な公約を一覧にして比較できるように紹介していました。

 「主要4党」ってどの党を指しているのかな、といぶかりながら見てみて驚きました。
 民主党、自民党。これは当然ですが、次に維新の会。そして4番目にはなんと「日本未来の党」を上げているのです。
 なんでですか!? なんで数日前にできたばかりの、綱領も政策も内部でろくすっぽ論議もしていない政党が「主要政党」なんですか!? 党員は寄せ集めた国会議員だけで一般国民の党員なんてゼロに近いでしょう。もちろん政党としてはなにひとつ実績はないし、一度たりとも国民の審判を受けたことがない政党です。
 なぜこんな、なんにもしてきていない政党が、なぜこれから先どっちへ進むのかわからないような政党が「主要政党」として詳しく紹介されるのでしょうか。えこひいき以外の何物でもない、と思います。

 一方には結党して90年、一貫してぶれずにたたかってき、政策的には似たような政党が多い中で与党との対立軸として少なからぬ影響を与えきてている日本共産党の方がよほど紹介すべき内容があると思うのですが、間違っているでしょうか?

 嘉田氏は立派な方だとは思うし、脱原発の思いにはおおいに共感しますが、だからといってこのようなマスコミの扱いはあまりにも不公平だと言わざるを得ないと思います。このように、マスコミがことあるごとに日本共産党を無視していることも共産党の支持が広がらない原因の一つだと思うし、そのような報道をするようどこかからの圧力や干渉があるのではないか、と思うのです。


 きょうの1曲。ステータス・クオ特集の最後は「マルゲリータ・タイム」。このベテランにしてこのフレッシュなサウンドは驚異です。ハーモニーもバッチリで気持ちいいですね。

Status Quo - Marguerita Time

脱原発だけの寄せ集めでいいのか?

2012-11-28 21:39:45 | 政治・社会
  滋賀県の嘉田知事が「卒・原発」と銘打ち、脱原発を求める国民の声の受け皿として立ち上げた新党「日本未来の党」が脚光を浴びています。維新の会のようなふらふらしている党にはまかせられない、と業を煮やしての決断、とのことです。

 しかし、「卒原発」以外の政策がばらばらでは政党として信用するわけにはいかないでしょう。正直、すぐさま空中分解するであろうことはことは目に見えています。とりあえず今度の衆院選挙で当選することだけを目指しているのではないか、と勘繰りたくなります。
 小沢氏の「国民の生活が第一」は自らの党をあっさり解党して「未来の党」に合流することを決めたそうです。小沢氏は本籍は自民党ですし、一時は橋下氏との合流や連携を視野に入れていた人物です。また、河村たかし氏の「減税日本」も合流するようですが、河村氏は「南京大虐殺」も「従軍慰安婦」もでっちあげだ、と公言してはばからない人物です。

 脱原発には私ももろ手を挙げて賛同しますが、それ以外の理念や政策などは相当右翼的なものとなりそうで、とてもじゃないが賛同できません。それこそ「寄せ集め」「野合」の最たるものだ、と思います。「卒原発」という言葉だけで判断するのはとても危険だ、と言いたい。


 きょうの1曲。先日、10月3日付のブログで「モンスター・マッシュ」という曲をアップした折に、本当はビーチ・ボーイズの映像を探していたが見つからなかったのでこれにします、というようなことを書きました。ところがつい最近、そのビーチ・ボーイズ版が見つかりました。1963年のライブ映像です。わたしはこの曲をそのころにラジオで聞いて、強く耳に残っていたのです。こんなステージだったのか、と48年ぶりの対面に感激したのです。ではどうぞ↓


Beach Boys - "Monster Mash" (LIVE! December 21, 1963)