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blueswave 's MIND DROPS

まもろう憲法9条、生かそう憲法25条!

大阪のおばちゃんの革新パワー健在!

2013-01-19 23:44:54 | 政治・社会

   昨日、1月18日は23年前、当時の本島等長崎市長が右翼の暴漢に銃で襲撃され重傷を負った、という衝撃的な事件があった「記念日」でした。本島市長は保守陣営の人でしたが、「天皇にも戦争責任はあると思う」と発言したことで、右翼からの非難を浴びていました。そしてこの日、公務で外出先から市役所に帰庁し、玄関前で車から降りるところを銃撃されたのです。

 長崎市役所の自治労連長崎市役所従業員組合はこの事件を「自由と民主主義への攻撃」ととらえ、毎年「自由と民主主義を願う市民のつどい」を開催してきました。きのうの夜、その催しがあり、かみさんの仕事が終わるのを待って一緒に参加してきました。今回のつどいでは、「橋下大阪市長の進める反動市政との大阪市労組の闘い」というテーマで、大阪市思想調査裁判原告団長の永谷孝代さんが大阪市で起こった出来事についての報告がおこなわれました。

 大阪市では昨年の2月に、「市の職員の不適切と思われる政治活動、組合活動について徹底した調査を行う」として、全職員にアンケート調査を行いましたが、その内容や手法があまりにもひどい思想調査であり、「思想・良心の自由の侵害」や「政治活動の自由の侵害」「労働基本権の侵害」など、憲法違反もはなはだしいものでした。市労組は恫喝やいやがらせに遭いながらも回答拒否を貫いた人、悩み抜いた末に回答した人、回答を提出したがやはり不本意だったと思い直して返還を求めた人、などさまざまなドラマがあったようです。

 そのような闘いの末、アンケートは回収されたものの集計は断念されシュレッダーで廃棄されましたが、橋下市長自身からは謝罪の言葉はいっさいない、とのことです。さらに、アンケート調査とは別に、職員基本条例や教育基本条例など、職員をがんじがらめに締め付ける悪法は次々に成立させてきています。

 私はかつての革新府政を誕生させた、あの革新陣営のパワーは変質してしまったのか、と失望していましたが、今回の報告を聞いて、大阪の革新パワー健在なり、を認識して嬉しく思いました。しかし同時に、このような橋下市長の考えや手法を、日本維新の会とウルトラ右翼の安倍政権が手を結んで、日本の国全体に押し付けてくる可能性も十分にあるわけです。つまり、大阪だけの問題ではなく、日本の民主主義全体にかかわる問題としてとらえ、警戒を強める必要がある、と感じました。

 

 きょうの1曲。前回の怒髪天のミュージックビデオの中にちらっと姿が見えた山中さわおさんがリーダーでボーカルをつとめるピローズというバンドの名曲です。「スケアクロウ」。歌う声も素敵ですね。

the pillows / スケアクロウ


安倍新政権に警戒

2013-01-05 21:24:26 | 政治・社会
  安倍首相は昨年末、産経新聞のインタビューの中で、侵略戦争と従軍慰安婦問題を含めた植民地支配に対して日本政府として過去に行った謝罪を見直す考えを示唆したそうですが、このことについてアメリカのニューヨークタイムズ紙が3日付の社説で、「犯罪を否定し、謝罪を薄めようとするいかなる試みも、日本の野蛮な戦時支配をうけた韓国、中国、フィリピンを憤激させるだろう」と述べ、さらに「安倍首相の恥ずべき欲求が北朝鮮の核兵器計画のような問題で、地域の重要な協力を危うくするかもしれない。過去の事実を偽装するのでなく、長引く経済停滞の改善こそに集中すべきである」と述べているそうです。

 ニューヨークタイムズ紙を支持するものではありませんが、海外から見ても日本の安倍首相らのこうした動きは世界の平和への流れに逆行する異常なものであり、「右傾化」として警戒され始めていることは当然だと思います。従軍慰安婦問題では、証言や資料などで国際的にも、疑いの余地のない「歴史上の事実」として認定されており、日本政府としても93年の河野談話や95年の村山談話などで事実として認め謝罪しているものをわざわざ蒸し返そうとしています。
 それは「太平洋戦争を侵略戦争と認めず、アジアの解放の為にやむにやまれずおこなった聖戦」だ、とし、侵略戦争と認め従軍慰安婦問題を認めることを「自虐史観」だと攻撃する右翼勢力の主張をそのまま国際舞台に引っ張り出す、というものです。これは日本の名誉も誇りもおとしめる反国民的な行動、ではないでしょうか。潔さを良しとする日本人の誇りを持ち合わせているとは到底思えません。

 このように安倍首相を頂点とする右派勢力はアメリカと連動して海外で戦争ができる国にするために、憲法を変えようとしています。新内閣の閣僚のほとんどが改憲論者ですし、衆議院の憲法調査会の委員50名のうちの国会議員枠30名の中で護憲の立場の委員は共産党の笠井氏ただ一人、とのことです。まさに憲法が危ない、のです。
 戦後67年間、戦争は一度もなく、誰一人戦争で殺されず、ただのひとりも戦争で他国の人を殺していない。こんな鮮やかな平和主義の日本を私たちの子供や孫たちに何としても引き継ぎたい、と切に思います。まずは7月の参議院選挙で、改憲勢力に「憲法改悪ノー」を突きつける結果を作り出したいと思います。


 愛と平和のコンサート、1969年のウッドストックのコンサートから、ジェファーソン・エアプレインの「「サムボディ・トゥ・ラブ」。粗野な荒々しい演奏のように聞こえますがこの破壊的な音が若かりし青年だった私の胸を掻き立てたのです。


Jefferson Airplane - Somebody To Love (Live at Woodstock Music & Art Fair, 1969)

有権者をバカにするにもほどがある

2012-12-27 20:38:43 | 政治・社会
  鳴り物入りで登場し、選挙前の扱いは「主要4政党」との扱いまでされた日本未来の党があっさり分裂しました。

 私は11月28日のこのブログで「選挙が終わればすぐに空中分解するのは目に見えている」というようなことを書きましたが、まさにその通りとなりました。それぐらい、発足当初からでたらめな船出でした。
 しかも、そんな政党でも政党交付金を受給する資格を有している、とのことで何億円かの政党交付金を受け取るのだそうです。

 こんなバカなはなしがありますか!? この政党の発足にかかわったすべての政治家は国民に謝罪すべきでしょう。もちろん政党交付金などは返納すべきでしょう。こんなことをやっていては国民の政治不信は深まるばかりです。責任の重さを感じてほしいと思います。


 バカバカしいのでこんな曲にしました。1966年、武道館でのビートルズの来日公演でビートルズの前座を務めたグループの演奏です。


やはりどうしても言わねば

2012-12-25 09:58:43 | 政治・社会
  総選挙の結果についてはいろんな問題点が噴出してきましたが、特に自民圧勝の原因となった小選挙区制の問題については私もひとこと言わずにはおれません。

 その最大の問題点は死に票率が56%という異常さ、だと思います。たとえば1位が30%の得票で、2位が29%、3位が20%であったとすると、当選が1位だけで2位以下はすべて落選となります。そのようにして1位をある政党が軒並み刈り取っていくと、死に票率は70%にもなります。
 これは極端な例ですが、事実、全選挙区の半数以上の投票が議席にまったく反映されない、という結果となりました。これは有力政党にとっては政権安泰のための非常に有効な制度ですが、大半の国民の声が反映されない欠陥制度、と言えるでしょう。
 そして、この選挙の結果を議席数だけで見て、「これが国民の総意だ」「国民から委託を受けた」などとうそぶいて数の論理で財界や政府のやりたい放題やられたらたまったものではありません。

 
 「経費削減のために」とか「まずは国会が身を切る」とか言って国会の定数削減を主張する政党があり、一部の国民も求めているようですが、定数削減で比例区の定数を減らしたら今回以上の不公平な結果となることは明らかです。定数削減を言うなら、小選挙区制を廃止して中選挙区にしたうえで検討すべきだと思います。要は民意を正確に反映すること、です。もちろん、マスメディアによる特定政党の宣伝隊的な報道姿勢も公平な報道に改めるべきです。

 なお、「一票の格差」が最大の問題点であるかのように報じるメディアや団体がありますが、そんなことよりもよほど重大な問題だと思います。私は地方の民意や要求を国会に届けるために、「票の重みの格差」は残すべきだと考えます。同等の重さにすればどうしても人口の多い都市部に偏った議員構成になり、国民の実態を反映しなくなるのではないか、と思います。


 きょうの1曲。ずいぶん前にもアップしたことがありましたが、その時はプロモーションビデオの映像でした。きょうのはテレビ番組で放映された映像です。トミーフェブラリー6で「ブルーミン」。この曲はメロディーが大好きで、ケータイの着メロに使っています。人が近くにいるときに鳴るとちょっと恥ずかしいですが。

Tommy February6 - Bloomin'

むしろファイトがわいてきた!

2012-12-17 14:40:29 | 政治・社会
  どたばたと、あたふたと、選挙が通り過ぎて行った。その中で自分はきりきり舞いをしていた。そんな印象の衆議院選挙があっという間に終わりました。
 相当頑張ったつもりではおりますが、やり残したことがあるような気もする。今はそんな気持ちで、ちょっぴり気が抜けた感じでおります。

 ここ3週間ぐらいはウォーキングのためのウォーキングはしてなくて、雨降りでない日はほとんど毎日、午前中に選挙のビラを全戸配布して歩きましたが、きょうは久しぶりにウォーキングしてきました。選挙の疲れがあるのか、きょうはやや足が重く、腰がつかれている感じがあったので片道3000歩、往復1時間少々を歩きました。

 歩きながら選挙の結果を考えました。共産党は9議席から18議席への倍増を目標に掲げていましたが、結果は8議席にとどまってしまいました。有権者は民主党のあまりの裏切りにあきれはてて、結局自民党しかないのか・・・、というように消極的な一票を自民党に投じた。そこには共産党もあったはずなのにそちらにはハナから目が向かなかった、ということなのか・・・。

 憲法9条をまもり、核兵器は持たず、戦争も絶対にしない、という理念は、中国や北朝鮮がちらつかせる圧力の前では心もとなく見えるのでしょうか。憲法を変えて、自衛隊を国防軍に引き上げ強化する。アメリカと協力して海外への戦争にも参加する。そんな日本を選ぶ人の方が多いのでしょうか。消費税は上げても構わない。金持ちや大企業が優遇され、国民はむしりとられても構わない。雇用は財界の要求に沿った形で労働者が使い捨てられても構わない。TPPに参加して、日本の食料自給率が10パーセント台に落ち込み、いざ世界的な食糧不足が深刻化して自由に食料が入らなくなっても我慢する、というのでしょうか。原発が再び各地で再稼働されるようになり、もしも大地震とかが起きて福島のような事態が再び起きてもそれは仕方がない、というのでしょうか。

 私はそのような選択をする人たちの気持ちが分からないのです。


 でも、私は落胆は全くしていません。むしろいっそうファイトがわいてきました。絶対に憲法をまもるためにたたかうぞ。自民や維新のやりたい放題にはさせないぞ。次の選挙までにもっと力をつけるためにがんばるぞ、と。


 いつかまた、風のゆくえは変わるものさ。ということで、きょうの1曲。フェンス・オブ・ディフェンス「風のゆくえ」。いい曲です。

FENCE OF DEFENSE - 風のゆくえ