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blueswave 's MIND DROPS

まもろう憲法9条、生かそう憲法25条!

「われらに増税せよ!」を見習うべし

2011-09-26 16:08:00 | 政治・社会
 先日、ある新聞記事に目が留まりました。  アメリカの世界最大の投資持ち株会社「バークシャー・ハサウェイ」の会長兼最高経営責任者が8月15日付のニューヨーク・タイムズに寄稿し、「億万長者にやさしい議会によって、資産家は長い間甘やかされてきた」と述べ、大資産家への増税を提案したのだそうです。 さらにこれに呼応して、アメリカの経営者や投資家でつくる「繁栄の分かち合いをめざす実業家」という非政府組織が「景気浮揚のため最高税率を引き上げよ」と、先の提案への支持を表明。フランスやドイツでも相次いで資産家グループが「われわれに課税せよ」などと増税を提案する声明を出している、というのです。 彼らは国家の危機を庶民に負担増を求めるのではなく、資産家が負担して国民と繁栄を分かち合おう、と立ち上がっているのです。 ひるがえってわが国では、大震災や原発被害、円高等々で国難と言われる困難の中で、経団連などの財界は「消費税を増税せよ、法人税を減税せよ、さもなくば国外へ出て行くぞ」というまことに情けない態度を恥ずかしげもなく公言しています。 これまででも、例えば私たちの普通預金などの利息への課税は20%ですが、株主の配当金にかかる税は10%、と金持ち優遇税制が続けられています。 日本人は「長いものに巻かれろ」ということわざがあるように、権威に弱いところがあり、社長さんやお金持ち、代議士などに対して「偉い人」とか「先生」とかと呼んで無条件に持ち上げ、従う風潮があったとおもいますし、今も多分にその傾向があると思います。 私は思います。社長も金持ちも決して偉いとは限らない。庶民の暮らしのことなんかこれっぼっちも考えない人を、偉い人とは言えない。愛国心を国民に要求するが、彼らに本当に国を愛する心があるなら、こんなセコい発想はしないはず。欧米の資産家を見習え、と言いたいのです。 さらに一言いいたい。野田首相はそんな財界に忠誠を誓い、国民の願いに背を向ける姿勢をはっきりと打ち出しています。こんな首相も民主党も支持できないのは当然ではないでしょうか。 きょうの1曲。ポップな曲づくりが本当に上手だと思います。エレクトリック・ライト・オーケストラの演奏で「シャイン・ア・リトル・ラブ」。 http://www.youtube.com/watch?v=Z8qRMe5VUAM&feature=related

早くもお定まりの大臣交代劇か?

2011-09-10 10:16:00 | 政治・社会
  新内閣がスタートしたと思ったら早くもお定まりの低レベル発言が飛び出しました。しかも二連発とあっては大臣の資質が問われます。いや、大臣どころか、こんな人は国会議員の先生として仕事をする資格はないでしょう。ただでさえ、日本の大臣はすぐに辞任したり交代するということで諸外国の笑いものになっています。 福島の原発事故周辺地域を視察した鉢呂経産相が記者会見で「周辺町村の市街地は人っ子一人いない、まさに死の町まちというかたちになっていた」と発言し、地元の人々は、「出て行けと言ったのは国の方ではないか」と心無い発言に怒り、さらなる風評被害を懸念する声もあります。 さらに追い打ちをかけるように鉢呂経産相は居合わせた新聞記者に着ていた防護服をなすりつける仕草をし、「放射能をくっつけたぞ」というような意味の冗談を言っていたことが明らかになりました。 あまりに軽く、あまりに不真面目な態度に「ばかやろ!」と怒鳴りたくなります。被災地の人々が日々不安や困難にさらされ、日本中の人々が心を痛めているときに、この国の政治・経済をおしすすめる担当大臣がこの低次元な振る舞いでは日本は救われません。日本の政治家につける薬はないのか、とあまりの情けなさに愕然とします。   だからといって、政治に無関心になってはいけない。私たちはいい加減にカネや名誉のために働く政治屋に見切りをつけ、本当に真剣に、自らを犠牲にしてでも困難にさらされている人々の為に働く議員を選び、政府を作らないといけない、と思います。いつまでもお偉い人たちの言いなりになっていたら日本は滅びます。 きょうの1曲。20年ほど前の映像ですがものすごいエネルギーのほとばしりを感じる演奏を1曲。中川敬ひきいるニューエスト・モデルと女性バンド、メスカリン・ドライブの共演で、曲名は「知識を得て、心を開き、自転車に乗れ!」。この二つのバンドはやがて合体し、ソウルフラワー・ユニオンというバンドになって、いまも東北の被災地へは毎月出かけて行って歌で人々を励ましているそうです。 歌詞が聞き取りづらいのが難ですが、閉塞感を打ち破るエネルギーをもらってください。では ↓ http://www.youtube.com/watch?v=GcfkCsKntLo&feature=related

この海が放射能に汚染されていないことを祈ります。

2011-09-09 14:53:00 | 政治・社会
前々回は高いところから見下ろした海の写真を掲載しましたが、今日は一昨日、職場の近くの海に降りてたわむれた波打ち際の美しさをご紹介します。 これは浜のすぐ目の前にぽこっと突き出ている島とも岩礁ともいえるような場所です。釣り人用でしょうか、浜から通路で渡れるようになっています。photo by blueswave from OCNフォトフレンド 岩は何千年か何万年かにわたる波の浸食によって面白い模様を呈していて、興味を掻き立てられます。photo by blueswave from OCNフォトフレンド その岩に腰を下ろしてサンドイッチなどで軽く食事をしました。画面右の手前に紙パック入りのリンゴジュースが見えますが、私のものです。photo by blueswave from OCNフォトフレンド 足元の海の水はとても美しく透き通って見えます。沖に見えるのは伊王島です。東北の海もきっと負けず劣らず美しいと思います。放射能による汚染程度が低いことをこころから祈りたいと思います。photo by blueswave from OCNフォトフレンド きょうの1曲は昨日ご紹介したサーチャーズの演奏をもう1曲。曲は「雨を汚したのはだれ?。」核実験によって雨が放射能で汚されることに抗議する歌です。マルビナ・レイノルズというフォーク・シンガーの曲をカバーしています。このYou-Tubeへの映像を投稿された方はイギリスの方のようですが、日本の被爆者の写真などを使用して反核の意思を表示しておられるようです。音の出だしが少し遅くなっていますが、お待ち願います。では・・・↓ http://www.youtube.com/watch?v=fghB0IISZrQ&feature=related

野田政権に期待・・・は無理みたい

2011-08-30 12:11:00 | 政治・社会
  震災、津波、原発、円高不況・・・。あえぐこの国をなんとかしてほしい、という願いや叫びが渦巻く中での民主党代表選挙。自動的に日本の総理大臣が決まる選挙でもありますが、それにしてはちまちまと、そそくさとおこなわれたもんだな、というのが実感です。もともと私は民主党には何も期待していないので、総理にだれがなっても嬉しくもありませんが、そんな中でも野田氏は最悪、という印象を持ちました。 野田氏は消費税増税論者であり、自公との大連立提唱者であり、「A級戦犯は戦争犯罪人ではない」と公言する靖国派、とくると、いくら温厚実直とか苦労人とか言われても信頼するわけにはいきません。 震災復興のためとはいえ、消費税増税は中小零細企業や自営業者などにとっては今以上に経営を圧迫し、廃業に追い込まれることになりかねないし、もちろん一般消費者の購買力がいっそう落ち込み、景気がますます悪くなるのは必至だと思います。 新政権が国民との合意よりも自公との三党合意を優先するのであれば、日本の景気回復も庶民の生活向上も夢の夢、となるでしょう。財界におもねることなく、国民生活優先の政治をしてくれるなら、民主党でも大いに賛成しますが、それは土台無理な話。野田新政権にはなにも期待できない、これが私の結論です。  きょうの1曲は、真のヒーローよ、いでよ! との祈るような気持ちをこめて、ボニー・タイラーの「ヒーロー」。日本でも誰かがカバーしてヒットしましたのでご存知の方も多いでしょう。ステージに次々に本物のヒーローたちが登場する楽しい映像でもあります。真のヒーローたちへのレスペクトが感じられ、見事なショーとなっています。ぜひ最後までご覧あれ。↓ http://www.youtube.com/watch?v=iOeUP8H30rE

島田紳助さんの引退に思う

2011-08-24 21:33:00 | 政治・社会
  島田紳助さんの突然の引退のニュースには驚きました。彼をテレビの画面で見ない日はないくらいの売れっ子タレント。番組編成関係者やCM制作関係者のあわてふためきぶりは相当なものがあることと思います。 テレビでの情報しか知りませんが、それらが事実ならやはり紳助さんはアウトでしょう。暴力団関係者、それも最大手の組織のかなりの役職らしきお方との関係が明らかになったというのですから、芸能界引退はともかく、公共の電波上に日々登場させるわけにいかないのは当然です。 しかし、驚いたのは、彼を擁護する声が少なからず出ている、ということです。「面白い人だから」「誰にも迷惑かけていないから」・・・。このような甘さが日本の社会の中に一定程度存在していることは由々しきことだと思います。 暴力団の関係者でも、きちんとした人もいるし、いい人もいるかもしれませんが、暴力団という組織が日本社会の中で及ぼしているさまざまな悪影響は、やはり反社会的といわれざるをえない存在だと思います。島田紳助の暴力団とのかかわりについて明らかになったのは、今回が初めてではない、とのことですが、そうだとしたらそのような人物を「面白くて視聴率が稼げるから」というような理由でテレビ局などが使い続けてきたのなら、そのことも当然問題視されるべきだと思います。 とにかく「面白ければいい」というような昨今の風潮に、ひとつの風穴を開ける出来事だったのではないか、と思います。 きょうの1曲。「しんすけさん」でふと頭に浮かんだのがこの曲です。山崎ハコさんの「織江の唄」。特別好きな曲というわけではありませんが、非常に耳にこびりついている重たい曲です。  http://www.youtube.com/watch?v=hOGUHjdDPek