ネットを探索していてたまたまたどり着いたロック系のライブハウスのブログで素晴らしい震災支援の様子を知りました。 このライブハウスは大阪の「難波ロケッツ」というそのすじでは有名なライブハウスのようですが、そこが仲間のライブハウスに呼びかけて連動してチャリティーをしているのです。ライブに参加した出演者やスタッフ、お客さんなどがそのつど募金をし、月々まとめて東北の被災地に支援物資を送っている、というのです。 すごいと思ったのは、毎月取り組みを継続してやっているということ、そしてきちんと会計報告をしていること、さらには、ただ集まったお金を送金するというのではなく現地が必要としているものを聞いてその必要な品々を購入して現物として届けている、ということ、など、ブログを読んでいて、すごいっとうなるほど見事なんです。 そのブログで報告されている会計報告によりますと、難波11月分29000円、京橋10月分35000円、11月分21000円 計85000円の募金額で、京都宮津産コシヒカリ72000円分、サバ缶3ケースと袋ラーメン120食分13000円を購入しワゴン車で直接運んで届けた、というのです。しかも、そのような会計報告をライブの合間に時間を取ってもらってステージで報告しているのだそうです。 さらに驚いたことは、寄せられた募金は信頼できる機関を通して必ず被災地に届けます、とうたっているその「信頼できる機関」とはなんとその地区の共産党であり、客の一人でもある党の専従員の青年が仕切っている、というのです。 被災地とライブハウスと共産党がこうしてつながり、復興支援の取り組みが地道に続けられていることを知って、とてもすがすがしい気分になりました。 「難波ロケッツ」の震災復興関係のブログはこちらです。会計報告のくだりは12月11日付に記載されています。↓ http://ameblo.jp/onewordforoneworld/ きょうの1曲。このライブハウスにはこんな超大物は来なかったでしょうが、ライブ演奏が素晴らしいクリームの演奏「サンシャイン・オブ・ユア・ラブ」。若かりし頃の演奏で、とてもスピード感がある激しい演奏になっています。 http://www.youtube.com/watch?v=WHfXoh4hqPY&feature=related
政府は「社会保障と税の一体改革」をめざし、消費税を2010年代なかばまでに10%に引き上げる、と言います。 改革、というからには消費税を上げる代わりに社会保障は充実してくれるんだな、と思いますよね。ところが社会保障は充実どころかいっそうの大改悪をしようとしている、というのですから、無茶苦茶です。お国や財界にとっては都合の良い改革でしょうが、国民にとっては大迷惑な改革、です。 年金額の引下げや支給開始年齢の先送り、医療や介護も負担増や給付内容の縮小、はては保育の国の責任放棄まで、あらゆる社会保障や福祉を滅多切りにする計画です。前原氏は「社会保障には無駄が多い」と公言しています。 しかも、消費税を引き上げる一方で法人税は引き下げる、というのです。これでは仮に消費税引き上げによって増収になっても法人税の引下げによって生じる減収の穴埋めに使われて、ザルで水をすくうように震災復興にはまったく回って来ません。 頭の良い政府や官僚のみなさんが、サルにでもわかるような足し算引き算ができない無能無策になぜなってしまうのか。それは、財界やアメリカの言いなりになってしまっているから。このことに尽きると思います。 自民党政治ではダメだ、ということで国民が民主党に政権をゆだねたのに、いまや自民党政権よりもひどい政治になってしまいました。 自民党の谷垣総裁が率直にこう語っています。「民主党はアイデンティティークライシスに陥っている」。頭のいい人は使う言葉もむずかしいですね。日本語に訳すと「民主党は存在意義の危機に陥っている」。つまり、われわれ自民党と変わりがなくなってきたじゃないか、と言っているのです。まさにその通りだと思います。 国民としては、「自民がダメで民主を選んだが、その民主が自民と同じになっちゃった」わけで、じゃあどっちでもいいか、というわけにはいきませんね。 きょうの1曲。大気汚染や騒音の社会には住みたくない、核戦争で死ぬのはごめんだ、猿人になってジャングルで暮らすんだ、と文明社会を皮肉っている歌です。キンクスの「エイプ・マン」。猿人という意味です。 http://www.youtube.com/watch?v=eEep67akIn4&feature=related
きょう、仕事で車を運転中に、ラジオから聞こえてきた話題に耳が止まりました。もちろん、車は止めませんでしたが。 月に何度か放送される「日本のわらべ歌」を紹介するコーナーでした。紹介をされていた方は諫早市立図書館の前の館長だった平田さんという方でした。で、紹介されたわらべ歌はこの季節にふさわしい「たき火」でした。 垣根の垣根の曲がり角 たき火だたき火だ 落ち葉焚き~、という、誰もが知ってるおなじみの歌です。 この歌をきょう、平田さんが取り上げ そして私がご紹介するのにはわけがあります。 この歌がつくられて初めてラジオで放送されたのが昭和16年の12月9日だったそうです。ということは、太平洋戦争が始まった日、すなわち日本が真珠湾攻撃をした日の翌日だったのです。そして、この歌は3日連続で放送される予定だったのですが、軍部の命令でわずか1日で放送が打ち切られた、といういわくつきの歌となった、というのです。 なぜ放送禁止になったと思われますか? このお国の一大事の時に、たき火のようなのんきなことをしている場合か! 落ち葉は風呂を沸かせる大切な資源だ。第一、火を焚けば敵機に見つかってしまうぞ、というような理由だったそうです。そしてその後、終戦まで放送されることはなかったのだそうです。 何気なく口づさむ童謡にも歴史の暗い影があったのですね。 きょうは今から70年前に日本が太平洋戦争を始めた日。戦争の愚かさにあらためて思いを致す日、でもあります。 さて、きょうの1曲ですが、「たき火」でもいいのですが、きょうはジョン・レノンの命日でもあります。日記に取り上げなかったので、彼の歌を聞いて偲びたいと思います。いい曲です。「ジェラス・ガイ」。 http://www.youtube.com/watch?v=4vd62xM1R5A&feature=related
日本人の心のふるさと的な人気のご長寿娯楽時代劇「水戸黄門」がついに幕を閉じる、ということで地元の水戸の方では存続を願う署名運動まで行われている、といいます。地元に限らず、私たちにとっても本当に惜しまれることだと思います。 ご老公様の実話ではない、とか、ケータイもないのに弥七や飛猿などとどうやって「つなぎをつける」のか、などなど、重箱の隅をつつくような無粋なことは抜きにして、胸がスカッとする悪人退治ぶりに満足感に浸るひとときはまさに庶民の娯楽、中でもお年寄りたちの数少ない楽しみの一つでもあろうと思います。署名運動云々にかかわらず、私もぜひ続けていただきたいものだと思います。 しかしそれ以上に、死活問題ととらえている方たちがおられる、といいます。 いま、テレビの時代劇は一昔前の「暴れん坊将軍」や「銭形平次」「大岡越前」などのシリーズものの再放送ぐらいしか目にすることがないほど激減しています。その結果、時代劇を制作するうえで必要なかつらや衣装、小道具などをつくる職人さん達のわざを発揮する場がなくなってきている、というのです。このようなわざも必要があって初めて発揮できるし、わざの継承も引き継がれていくものです。 時代劇がテレビから姿を消せば、必然的に時代劇を支える職人さんたちは生活に困窮し、姿を消していくことにならざるをえません。 このような日本独自の技や文化などをいったん衰退させてしまうとなかなか回復するのは困難になると思います。ぜひとも「水戸黄門」に限らず、娯楽時代劇をテレビに復活してほしいと願うものです。 これと同じように、日本の国土から稲作をはじめとする農業を衰退させ、田んぼや畑がどんどんなくなっていけば、回復することは不可能になるでしょう。TPP問題はそういう意味でも絶対に参加すべきではない、と考えます。
大阪の人々はオウム真理教ならぬ「橋下維新教」信者になってしまったのか。 きょうの大阪のW首長選の結果を聞いて、失礼ながらまずそう直感しました。 保守・革新を問わず、子どもたちの健やかな成長を願う多くの教育関係者や有識者の方々が、橋下氏の考え方や手法が民主主義と相いれない、危険な独裁指向だと、あれほど警鐘を鳴らしていたのに、大阪の人々の多くは、耳を貸さなかった。 市長選では自民党も民主党も、共産党までもが反橋下で一致したにもかかわらず、です。 既成政党打破、といえば聞こえがいいですが、打破したあとの新しい社会が弱者にやさしい社会になるのか、わたしははなはだ疑問に感じるのです。弱肉強食の社会になることが十分に予想されます。 よそものはごちゃごちゃ言うな、という声が聞こえてきそうですが、ことは子どもたちの教育や自主性にかかわる問題であり、由々しき事態だと思うのです。 私は子どものころは大阪府の箕面市で育ち、大人になってから転勤でやってきた期間を合わせて10年余りを大阪で過ごしました。だから、私は大阪の土地や風土が好きです。自分の心のふるさとは大阪だ、と思っています。野球も55年間、阪急~オリックス一筋で応援して来ています。 そんな私が今、大阪の人々に失望しかねない、大阪が嫌いになりかねない、そんな残念な気持ちを抱いています。 今からでも遅くありません。維新の会の反動的な教育から子どもたちを守るために、本気でたたかっていただきたい、とこころからお願いしたいと思います。 あまりの怒りのため、大阪の皆様には失礼な言葉になってしまいましたことをお詫び申し上げます。 こんな日には怒りを込めてこんな曲どうでしょう。橋下氏の応援には石原都知事も来ていたそうですね。彼を皮肉った曲です。ソウル・フラワー・ユニオンで「ノーと言える男」。 http://www.youtube.com/watch?v=lm4BIspyNvU