goo blog サービス終了のお知らせ 

blueswave 's MIND DROPS

まもろう憲法9条、生かそう憲法25条!

沖縄防衛局、宜野湾市長選を前に重大な選挙介入!

2012-01-31 17:05:39 | 政治・社会
  米軍普天間基地を抱える宜野湾市の市長選挙が2月12日に予定されていますが、今日の衆院予算委員会で共産党の赤嶺政賢議員は沖縄防衛局内職員からの内部告発として、沖縄防衛局内でやりとりされた電子メールをもとに政府を追及しました。

 赤嶺氏が入手したというメールのコピーは2件。うち1件は1月4日付で、沖縄防衛局内で宜野湾市に選挙権を有する全職員ならびに同市に選挙権を有する家族、いとこ、親戚がいる職員のリストの作成を指示するメール。もう1件は1月18日付でそれらのリストの職員全員を2回に分けて集め、真部防衛局長が講話をするので参加させるように、という内容だった、といいます。 メールの発信は総務部総務課人事係から午後の業務時間内に各部の庶務担当者に送られています。講和の日時は1月23日午後4時と24日午前10時、いずれも業務時間内です。当然、すでにおこなわれているのでしょう。

 いまのところ報道では講和の内容が定かではありませんが、宜野湾市内の有権者を対象にしていることから明らかに宜野湾市長選に関しての選挙介入以外の何ものでもないでしょう。職権を利用して、業務時間内に対象者リストを作成させ、業務時間内に対象者を一堂に集めて局長が講話をする。公的な機関の内部でこんなあからさまな選挙介入が許されるはずがありません。

 赤嶺議員からの追及に対し、野田首相は「事実関係を確認してから」と逃げの一手ばかりでした。

 公務員が休日に各戸配布のビラを配っただけで逮捕される事件が何度かありましたが、今回の組織ぐるみの選挙活動は比較にならないほど悪質で、許されるはずがありません。重大な関心を持って注視したいと思います。

 
 赤嶺議員の質問の様子は下記の動画で見ることができます。問題の質問は8分45秒あたりから始まっています。

  http://eyevio.jp/movie/507420


きょうの1曲。プログレッシブ・ロックの老舗、ムーディー・ブルースの代表的な曲です。「サテンの夜」。この動画はわりと最近の映像で、60歳を越えているのではないかと思いますが、堂々たる演奏ですね。


Moody Blues - Nights in White Satin

お手盛りアセスメント?

2012-01-27 12:04:12 | 政治・社会
  私はこのブログできのうの日記のように身の回りの出来事や風景など、楽しい話題、癒される風景などをメインに綴りたいと思っています。しかし、毎日毎日、あまりにも国民をバカにするような話が目に入り、黙っていられなくなるのです。

 名護市辺野古への米軍の新基地建設に向けての環境影響評価書(アセスメント)が、すったもんだのあげくに真夜中にこっそりと沖縄県庁に運び込まれたのは暮れもおしせまった12月28日の未明でした。不備があったということで何日かずれ込みましたが、結果的に沖縄県はこれを受理しました。この評価はいったい誰によってどのような基準で評価されたのか、私は知りませんでした。関係する役所の機関や専門家などがいちおう真面目に調査をしたのだろう、と思っていました。

 ところがきょうの新聞によれば、この評価する仕事を委託されたのは「いであ」という会社と「沖縄環境保全研究所」という2社の建設コンサルタント業者でしたが、この二つの業者にはどちらにも防衛省や国交省のOBが天下っている、というのです。こんな役所の身内のような業者に環境影響の調査をさせるということは、はじめから公正で客観的な調査をするつもりなどなかった、基地建設を前提にした作業だった、ということでしょう。
 あまりにも沖縄県民をバカにした政府の態度に怒りを禁じえません。


 きょうの1曲は沖縄の人々に平和な日々を、と祈る「平和の琉歌」。作詞・作曲はサザンの桑田佳佑さん、歌っているのはネーネーズです。沖縄の人々に静かな平和が一日も早く訪れますように。


平和の琉歌(LIVE)

公務員給与引き下げ3党合意は間違っている!

2012-01-25 16:21:10 | 政治・社会
  報道によれば民主・自民・公明の3党が本日実務者協議を開き、公務員の給与を3月から平均0.23%引下げるとの人事院勧告を実施したうえで、さらに4月から平均7.8%を上乗せし、計平均8.03%減額することで合意した、とのことです。

 政府としてはなんとしても消費税増税を実施したいが国民の反発が大きい。そのため国民に増税を納得させるための露払いとして、議員定数削減と公務員数削減、さらに公務員給与引下げの、いわゆる「国の方も身を削る」という実績を示して国民の消費税増税への理解を取り付けたいという戦略なのでしょう。

 低賃金や非正規労働、さらには仕事がない、などの劣悪な労働条件下におかれている国民には「公務員は優遇され過ぎている」という思いが大なり小なりあるのは事実です。それを利用して為政者は一般労働者と公務員労働者を分断、対立させる戦略をとってきています。一般の労働者は歴代政府の誤った政策のもとで低賃金や劣悪な労働環境に置かれているわけで、ただすべきはそのような労働環境を改善するべきなのに、こともあろうにそのような労働環境を放置して、さも公務員が優遇され過ぎているかのような誤った認識を国民に与えている。政府がとるべき政策は公務員給与を削減するのではなく、一般の労働者の雇用や待遇などを改善させるべきだと思うのです。

 国の借金が1000兆円を越えているという非常事態だから公務員給与は削られて当然、という風潮がありますが、よおく考えなければならないと思います。公務員は決して国民と利害関係が対立する関係ではありません。公務員やその家族も同じ国民です。対立している場合ではない。公務員の給与の引下げは必然的に一般企業の労働者の給与引下げに連動するでしょう。国民の中のかなりの部分を占める公務員の消費はいっそう冷え込み、景気浮揚どころかますます内需が細って不況はさらに深まるでしょう。 

 私は公務員ではありません。公務員の現状がこのままでよい、とは思いません。たしかにダブついている現場、不要な管理職、など役所を見ていると目につくことがあります。締めるところは締める、ムダな部署や役職は削る、などなど見直さないといけない部分はたくさんあると思います。これはぜひとも労働組合などでも真剣に論議してほしいと思います。


 きょうの1曲。元ビートルズのジョージ・ハリソンが肺がんなどで亡くなったのは2001年の11月でしたが、その翌年の命日にジョージの盟友・エリック・クラプトンらの声掛けで「コンサート・フォー・ジョージ」というコンサートが開かれています。ビートルズ仲間だったポール・マッカートニーやリンゴ・スター、ジョージの息子のダーニ・ハリソン、その他大勢の音楽仲間が参加した素晴らしいコンサートだったようです。その中から、ジョージの作品「マイ・スイート・ロード」です。中央でギターを弾いているのがクラプトン、その右でギターを弾いている青年がジョージの息子。キーボードを弾きながら歌っている黒人は有名な「オブラディ・オブラダ」でピアノを弾いているビリー・プレストンです。


My Sweet Lord, Concert For George (High Quality)



朝日社説「比例80減には異議あり」、に異議あり

2012-01-20 21:12:24 | 政治・社会
  きょうのこのブログで「大手紙もズバリ社説で比例定数削減反対を示せ」と書きましたが、失礼しました。まだきょうの新聞を見ていませんでした。きょうの新聞で朝日新聞は「比例80減には異議あり」との社説を出していました。この点は一歩前進とは思いますが、私はまだ大いに異議があります。

 社説では、「民主党が先の総選挙と参院選で公約した通りの削り方とはいえ、小選挙区比例代表並立制という現行制度を根幹からゆがめてしまうのは明らかだ。・・・約20年前の導入当初は、小選挙区と比例区の比率は3対2だった。今回の民主案が実現すれば、それが3対1になり、小選挙区制に近づくばかりだ。議席が得にくくなる中小政党が応じる見通しもない。」と一定の批判をおこなっていますが、この一文の締めくくりには「衆参両院の役割を見つめ直し、選挙制度を同時に改めていくのが合理的だ。こうした抜本改革を置き去りにしないために、当面の定数削減案の国会提出と同時に、首相の諮問機関である選挙制度審議会を設けることを求める。」で終わっています。

 これでは国民の要求である「ムダな経費の節減」にこたえるものにはなっていませんし、肝心の民主党による定数削減案の国会提出をすんなり認めています。なぜハッキリと、「このような問題の多い定数削減案は国会に提出すべきではない」と言わないのでしょうか。そして、経費節減のためなら政党助成金を廃止するべきだ、となぜ言わないのでしょう。こんな腰砕けの中途半端な社説しか書けない朝日新聞に私はあらためて失望しています。だめだ、こりゃ・・・、というのが正直な感想です。

大手新聞もズバリ社説で「比例定数削減反対」を示せ!

2012-01-20 12:07:54 | 政治・社会
  朝日新聞など大手紙は野田内閣に対して「税と社会保障の一体化」を強力に進めよ、と突きつけていましたが、地方紙は「比例削減は大政党に有利過ぎる。選挙制度は有権者の意思ができるだけ正確に反映されるよう設計しなければならない。比例削減は目指すべき方向が違う」(信濃毎日社説)というように、あちらこちらの地方紙が比例定数削減を批判する社説を掲げているようです。

 これに突き動かされたのか、きのうの朝日のコラム「天声人語」では「定数削減の節約効果は1人につき年7000万円前後、85人で約60億円になる。本気で身を切るつもりなら、政党交付金が早かろう。企業献金に代えるというふれこみはどこへやら、共産以外の各党が献金を受けながら年320億円を山分けしている。これを1割けずるだけで議員40~50人分の経費が浮く」、とまっとうな指摘をしています。
しかし同じ日の別の記事では「比例区の80減は09年衆院選のマニフェストで掲げたものだ。世論調査で反対が強まっている消費増税に踏み切る前に、政治家が自ら身を切る姿勢を示すためにも必要だ」、とこれまでの態度をあらためていません。

 比例の定数を80削った場合を2009年の総選挙の結果に当てはめると、民主党と自民党の2党だけで全議席の92%を占める、という試算もあります。自民党の政治にノーを突きつけ政権交代したはずなのに、民主党が自民党化してしまって両方で全議席の9割を独占してしまう、というとんでもない結果になってしまいます。こうなるとますます財界やアメリカ言いなりの政治がすいすいと、粛々と進められ、増税も年金も憲法も、われわれ国民の手の届かないところでやりたい放題にやられてしまうでしょう。

 「天声人語」という片隅の記事で多少発言していても、社として「社説」できっぱりと「比例定数削減反対」の立場を表明してほしいと思います。そして国民の声の広がりで「比例定数数削減」を打ち破りましょう。


 きょうの1曲。「ダンス天国」などの大ヒット曲を出したウォーカー・ブラザーズ解散後、ソロ活動をしているスコット・ウォーカーはイケメンで素晴らしい歌唱力の持ち主です。ベルギー出身のシャンソン歌手、ジャック・ブレルの作品を何曲かカバーしていますが、その中から「ジャッキー」をお聞きください。


Scott Walker - Jackie