たまに実家から送られてくる貢ぎ物の箱にさりげなく同封されている北海道新聞aka道新、それから思いつきのように入っている週刊文春もしくは新潮を貪り読むのが至福の時、だったりする。読みどころは色々ある訳だが、今回池田晶子という哲学者の連載コラムを読んで驚いてしまった。「パンチラインありすぎ!」、なのである。頷きまくり。さっそく著作を揃えることにしよう。やはり本当に内容のある文章というのはそこに思想があって初めて成り立つものだ、と実感した。文章を書くのにヘタな小細工は不要だね。断固とした思想、主義、主張があれば筆や言葉はおのずとついてくるもの…。赤の他人の自己マン日記ブログなんか読んで腐った時間を過ごすのは勿体ないね。
でたまたま読んだ彼女のコラム、今回は「学者や研究者など識者と呼ばれる人々がメディアに露出しちやほやされ始めると途端に顔にしまりがなくなり、内省する人特有の険しさが薄れる」という内容。どうですか。「内省する人特有の険しさ」、ここ赤線引いといてください。試験に出ますよ。ゴーストフェイスやロード・ジャマーを始めとする「険し顔」をこよなく愛する私としては「よくぞ言ってくれました!」と溜飲が下がる思いです。その通りなんだよ!どいつもこいつもヘラヘラしやがって!おめーら気色ワリーんだよ!!ただし妻夫木くんだけは例外だけどね!!
このヘンの考え方って自分の音楽の好みにも影響されていると思う。アーティストの顔と詩世界の内省の深さは比例するのかどうか。そういや昨日スーパーボウルのTV放映(by the wayプリンスのハーフタイムショウは同番組史上ベストと思われる)の合間のバドワイザーのCMにも顔を出していたジェイZ、最近ではすっかり出たがりCEOっぷりに拍車がかかりまるでメディア・ホーになっちまいましたが、今後ヤツの顔がデーモン・ダッシュばりにユルみ過ぎないことを願うのみ。
今VH1で「The White Rapper Show」という、名前通りラッパー志望の白人男女達をあれこれ特訓してふるいにかける、というリアリティ・ショウが人気なのだが、先日ブランド・ヌビアンからサダトXとロード・ジャマーがゲストに出てた訳ですよ。司会者のMCサーチから白人キッズへアドバイスを!と促されると、ドレッドを切っても相変わらず仏頂面で険し顔のロード・ジャマーはほぼ無言。不穏な空気が流れる中、オーバーサイズのベースボールキャップを目深に被った彼はボソリと「こいつらに俺の有り難い言葉を聞くだけの価値があるかどうかがまず疑問だ」と言い放ったのである。ココですよココ!険し顔の所以はこの不遜なアティテュード!彼は私が便宜上「有り難い言葉」と訳したものを「jewels」と表現していた。ラップのリリックに気を使っているヒトなら同義語に「gems」というのがあるのはご存知かと思う。そう、有り難い言葉とは宝石、なのである。時間を経て蓄積された経験と知識が生み出す賜物、これぞ言葉の宝石、なんですな。
ロード・ジャマーのこの態度を見て「ケチ!」と思うか「よくぞ言ってくれた!」と思うか。私と険し顔の旦那は圧倒的に後者だった。世の中簡単にアドバイスを貰いたがる輩が多過ぎだ。その人が通って来たいばらの道を無視しておきながら「で結局どうだったのよ」と。誰も失敗したくないのは同じことだが、自分が汚れたくない、痛い思いをしたくない、損をしたくない、馬鹿を見たくない…云々のボンクラな理由でまずは他人に毒見させたがるヤツらばかり…。ちきしょー、おめーらまとめて顔洗って出直してこい!それがイヤならクソして寝ろ!…いや、株とか投資とか、ビジネスとしての周到さは勿論必要ですよ。だけどそれだってアドバイザーというプロに報酬を払っているワケで。スーパーバイザーとかアドバイザーとか、そういう職業が成り立つのはやっぱり蓄積されたデータとか経験値にカネが払われているからでしょう。しかし生き様とか人生経験のような「ナマモノ」に関わると途端にアドバイスとは「タダで貰って当たり前」なモノとなってしまうのね。やっぱり戻っちゃうけど、このヘンも「安さ」「軽さ」につながってるんだろうなー。今後さらに険し顔がレアな存在になっていくことは必至。
でたまたま読んだ彼女のコラム、今回は「学者や研究者など識者と呼ばれる人々がメディアに露出しちやほやされ始めると途端に顔にしまりがなくなり、内省する人特有の険しさが薄れる」という内容。どうですか。「内省する人特有の険しさ」、ここ赤線引いといてください。試験に出ますよ。ゴーストフェイスやロード・ジャマーを始めとする「険し顔」をこよなく愛する私としては「よくぞ言ってくれました!」と溜飲が下がる思いです。その通りなんだよ!どいつもこいつもヘラヘラしやがって!おめーら気色ワリーんだよ!!ただし妻夫木くんだけは例外だけどね!!
このヘンの考え方って自分の音楽の好みにも影響されていると思う。アーティストの顔と詩世界の内省の深さは比例するのかどうか。そういや昨日スーパーボウルのTV放映(by the wayプリンスのハーフタイムショウは同番組史上ベストと思われる)の合間のバドワイザーのCMにも顔を出していたジェイZ、最近ではすっかり出たがりCEOっぷりに拍車がかかりまるでメディア・ホーになっちまいましたが、今後ヤツの顔がデーモン・ダッシュばりにユルみ過ぎないことを願うのみ。
今VH1で「The White Rapper Show」という、名前通りラッパー志望の白人男女達をあれこれ特訓してふるいにかける、というリアリティ・ショウが人気なのだが、先日ブランド・ヌビアンからサダトXとロード・ジャマーがゲストに出てた訳ですよ。司会者のMCサーチから白人キッズへアドバイスを!と促されると、ドレッドを切っても相変わらず仏頂面で険し顔のロード・ジャマーはほぼ無言。不穏な空気が流れる中、オーバーサイズのベースボールキャップを目深に被った彼はボソリと「こいつらに俺の有り難い言葉を聞くだけの価値があるかどうかがまず疑問だ」と言い放ったのである。ココですよココ!険し顔の所以はこの不遜なアティテュード!彼は私が便宜上「有り難い言葉」と訳したものを「jewels」と表現していた。ラップのリリックに気を使っているヒトなら同義語に「gems」というのがあるのはご存知かと思う。そう、有り難い言葉とは宝石、なのである。時間を経て蓄積された経験と知識が生み出す賜物、これぞ言葉の宝石、なんですな。
ロード・ジャマーのこの態度を見て「ケチ!」と思うか「よくぞ言ってくれた!」と思うか。私と険し顔の旦那は圧倒的に後者だった。世の中簡単にアドバイスを貰いたがる輩が多過ぎだ。その人が通って来たいばらの道を無視しておきながら「で結局どうだったのよ」と。誰も失敗したくないのは同じことだが、自分が汚れたくない、痛い思いをしたくない、損をしたくない、馬鹿を見たくない…云々のボンクラな理由でまずは他人に毒見させたがるヤツらばかり…。ちきしょー、おめーらまとめて顔洗って出直してこい!それがイヤならクソして寝ろ!…いや、株とか投資とか、ビジネスとしての周到さは勿論必要ですよ。だけどそれだってアドバイザーというプロに報酬を払っているワケで。スーパーバイザーとかアドバイザーとか、そういう職業が成り立つのはやっぱり蓄積されたデータとか経験値にカネが払われているからでしょう。しかし生き様とか人生経験のような「ナマモノ」に関わると途端にアドバイスとは「タダで貰って当たり前」なモノとなってしまうのね。やっぱり戻っちゃうけど、このヘンも「安さ」「軽さ」につながってるんだろうなー。今後さらに険し顔がレアな存在になっていくことは必至。
と、書きながら思ったんですが、最後のほうで書かれてるように、正直イマイチなのにもてはやされてる(ように感じれる)ラッパーとかは多いので、結果的にロード・ジャマーの言葉はあってるのかも。やっぱ本物ってのは、かつてない、絶対の存在ですからね。それに彼だけが後輩への影響を生むわけじゃないし。はじめてのコメントなんですが、突っ込んだ意見ですいません。
在NYの日本人の大半は基本的に数年間の語学留学、武者修行もしくは駐在等の後に日本に帰る、というのがベースになっているんじゃないでしょうか。期間限定のお客さん感覚というか。チャイニーズやコリアンのように家族総出で故郷を脱出、NYに新境地開拓!みたいな意気込みだったらとにかく同胞同士で結集してお互いに便利な生活環境を整えようとするでしょう。死活問題ですから。とはいえ人数的には全然比較にならないとは思いますが永住組の日本人ファミリーも沢山いますけどね。
BK大家界の永遠の謎として、親の仕送りでわざわざキケンな香りの漂うゲトー地区に好んで暮らす武者修行ジャパニーズの存在が話題になったりします。「あれは何故なんだ?」と。私は「思い出作りです」とか答えておくようにしていますが。
いまやデビュー当時の、くそくらえ感まったくナシ!
金回りと険し顔度は常に反比例ですかねえ・・
いやホント険し顔では全然ないよね。表現がポップだろうとやはり創造するという作業には産みの苦しみは必ずあるからね。険しけりゃOKってワケでもないね。もともとユルい顔立ちというヒトもいるしね…
>hush
もともとはにやけ顔なんだと思うよ。険し顔の根拠はヒトによって違うんだろうね。カネが根拠の場合は売れればユルむんだろうし、多くのラッパーはそこで険し顔ライフにピリオドを打つんだろうけど。蟹江敬三や萩原流行の場合はどうなんだ。
大陸横断鉄道造った人達は中国人労働者をはじめクーリーと呼ばれる人が多かったらしいっす。そういうとこにコミュニティの所以があるんでしょうか…
確かに、NYに砦の如き日本人コミュがないのは、国民性の違いとかもあるんでしょうけれども、一家で移住でフロンティアスピリット!裸一貫からアメリカンドリーム!みたいのとか、本国に仕送りとか家族呼び寄せとかいう事情がまずないからでしょうね。一家で来てる人って、駐在さん以外知らないや…その駐在さんだって、裕福に暮らして3年ぐらいで帰国とかですしね。でも最近は、mixiとかの普及で日本人同士のネットワークも強くなってるから、新入りに冷たいって状況も変わってきたと思います。ワタシがNYに来たころに比べて、手に入れられる情報量がケタ違いに増えていますもん。もうBKだって未開の地じゃなくなりましたよね。
ま、日本人は好奇心旺盛で順応性高いから、どこのエスニックコミュに入っても、それなりに生活楽しんでやってけるってのもありますね。ただ、ゲトーにわざわざ住むイコールかっこいい、ってのはねえ。アメリカに送りだしてくれたご両親の気持ち汲もうよ。前に、どっかの新聞のコラムで、日本人女性がプロジェクトに住んでリアルなNY情報発信!とかってやってたけど、だ、だから?リアル=ゲトーはあまりに短絡的だろ…大いにギモンを感じますたねえ。
険し顔のヒトは、ふと見せた笑顔が逆に可愛かったりしますよね。男の笑顔は、安売りはいかん。意外性があるから価値があるのです!そうそう、プリンスのハーフタイムショウよかったですね。あのロゴマーク型のステージをスタジアムのど真ん中に築いてしまうところがさすが殿下。