ブルックリン横丁

ブルックリン在住17年の音楽ライター/歌詞対訳者=渡辺深雪の駄ブログ。 そろそろきちんと再開しますよ。

TIライブ、Jim Jones取材

2008-12-12 | ブルックリン横丁
師走だけにちょこちょこ出かけたり仕事したり。

先週はハマースタインにてTIのライブ。
FM105.1のイベントだけに観客は若め&4年くらい前のアポロ・シアターでのジョイント・チーフ(ファット・ジョー、ファボラス、ジュヴィナイル、トリック・ダディそしてTI)のライブに比べてオーディエンスにものすごい広がりがあったのには驚きつつも納得。コネチカットとかロングアイランドの高校生風とか白人、インド人女子とかまでがTI口ずさんでるんだもん!

さすがにあれから数年経ち、ラッパーとしての人気もステイタスもきっちり確立された後のステージングということで、ライム裁きも客裁きも堂に入ったものでした。まぁ新人時代からずば抜けた「新人らしからぬズケズケ感(わかりますか)」の持ち主ではあったものの、ちょっと身のこなしに落ち着きが見え、それにセックス・シンボルとしてのサービスが加わったと言いましょうか。Tシャツを客席に投げつける前に一度パンツの中に突っ込んでキングのエキスを注入してから、っていう余計な真心まで込めてましたよ。タンクトップ姿は相変わらず夏休みの小学生風。腕相撲したら勝つ自信あるね。

ライブのトリは「マイアヒ・ライフ」。プロデュースしたジャスト・ブレイズもステージの上でフツーにライブ観賞してたんだけど、いきなりTIにマイク渡されパフォーマンスに引きずり出されて慌ててました。後で話した時には「もう二度とやらん」とか言ってましたが。


んで昨日はジム・ジョーンズの取材。2月発売予定の新作は何とコロンビアからリリース。KOCHじゃないのね。ということでNY入り中のソニー・ジャパンチームやスーシーと共に28丁目に出来たばかりのジムのスタジオへ。

ホントは一昨日にソニーで取材のハズだったんだが、「腹がいてぇ」っていう幼稚園児みたいな理由でキャンセルされてたんですねー。ただのキマり過ぎでしかなかったんだが。3時間待ちの後、ようやく登場した本人にそう言われちゃあねぇ。ということで「絶対明日は復活して来いよ!」とお願いしての再設定。

で仕切り直し取材はバッチリ。ま、サービス精神旺盛にもりもり喋るキャラじゃないし(ディップセット時代はジムが一番しっかりしてたんだけどねぇ。ソロで当たると色々キャラ設定にも変更が出るものです)、スタジオに到着したら速攻ハッパ巻き巻き作業に取りかかってしまったので、大関さんと「こりゃぁデロデロになる前にやっちゃいましょう!」ということで有無を言わさず矢継ぎ早にあれこれ訊き出しました。2月以降に色々出て来るはずなんで宜しくです。

スタジオには、音楽稼業から足を洗っていたところを説得され、ビジネスパートナーとして引っ張り出されてきたデーモン・ダッシュと息子の姿も。昔ロカフェラのオフィスで見た時より息子がちょーデカくなっててビビりました。息子もラッパーになるんだってさ。

でも一番傑作だったのはジムのスタジオ。スカル(どくろ)・グッズがそこら中にあしらわれており。さらにはボデガ(フッドの街角に必ずある商店。ジュリアーニ以降は相当厳しくなったけど、行くとこに行けばハッパも売ってたりする)がスタジオの中に再現されているというこだわり様!NYの治安が良くなってからはあんまり見かけなくなったものの、金のやり取りは防弾ガラスで出来た回転ドアみたいのに出し入れしたりする装置までもが精巧に再現。。。
とりあえずジムの登場を待つ間にスーシーと共にボデガでのイケナイお買い物ごっこなどをして遊んでみました。

…って色々画像アップしたくてもこのブログだと1枚だけなのね。。めんどくせ。。。

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