こちらで越冬する主なシギチは,ミユビシギ,ハマシギ,シロチドリの3種。
この日は,この3種,全てと会うことができた。
ミユビシギは,毎冬,ピンポイントで来る漁港の片隅にいた。


たぶん19羽。
水際を行ったり来たりして,何やら目に見えないものを食べていた。


ミユビシギの冬羽は,全体に白っぽいが,特にお腹が真っ白で,きれい。

ふたりでお風呂。


タオルがないので,水は,ふるって落とす。





羽繕いしているときの,無防備な白い喉が,好き。


あ,飛んだ。


あれ,この子,何してた?

近くを,くるんと,ひと回りして戻ってきた。



めんこ,めんこ。

来た,来た。

ミユビシギは,わずかに夏羽の兆しが感じられる個体がいたものの,全体には,まだ冬羽。
次,ハマシギがいたのは,渡りの季節にもよく入る,別の漁港の片隅。


10羽程度かな,と思って見ていたら,ブロックの陰にも同じくらいいたので,合わせて20羽程度だったか。


シギの仲間は,下を向いて餌を取るとき,目をつむることがあるが,そのときの表情が,たまらなく,めんこ。






ハマシギは,夏羽になると,お腹が黒くなるが,その兆しが見える個体もあった。


青白V61のフラッグとリングを付けられた個体も,お腹にシミのような黒い斑があった。


ハマシギも,夏羽は,ほんの兆し程度。


最後,シロチドリは,いつもいる砂浜に,この日もいた。


ばらけていたが,全部で10羽程度だっただろうか。


オスは,夏羽になると,おでこに黒い斑が出る。


この黒い斑が,前髪にも見え,子連れ狼に出てくる大五郎のよう。


「ちゃん!」


♪ しとしとぴっちゃん し~とぉ ぴっちゃん ♪
こちらはメスなのかな?


今回の3種のうち,ここ宮城県で繁殖するのは,このシロチドリだけ。


夏羽への換羽がずいぶん早いが,シロチドリは,冬のうちに夏羽になるのが,普通らしい。
(2025/03/15 ミユビシギ,ハマシギ,シロチドリ)