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鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

夏鳥がやってきた!

2025年04月19日 | 宮城県_亘理/山元

 ホオアカがさえずっていた。



 しかも,あちらこちらで。

 
 少数は,越冬しているようだが,基本,こちらでは夏鳥。
 
 数が多かったし,翌日,別のフィールドでもさえずっていたので,いた個体ではなく,来た個体ではないか。

 
 夏鳥では,ツバメが,早くも,3月末に来ていたが,これから,どんどん夏鳥が渡ってくるシーズンに入る。

 
 ところで,ホオアカのさえずりは,『へっぴりじっちゃ おちゃあがれ』と聞こえるそうだ。
 
 へっぴりじっちゃって,どういう爺ちゃ,ちゃ?
 
ご連絡
 とりあえず,Amebaに引っ越ししてみました。⇒ (クリックすると別画面で飛びます。)
 2~3日はこちらと並行してアップしますが,その後は,ここは更新しません。
 
(2025/04/10  ホオアカ)

遠かったけど...

2025年04月18日 | 宮城県_亘理/山元

 九州では珍しくない冬鳥なのだが,こちらでは稀。



 1羽だけだけれど,ここでは,たぶん,昨季に次いで2年連続で越冬。

 
 4月も中旬に差しかかるので,もういなくなっているだろう,と思っていたが,まだ,いた。

 
 この日も,前回同様,かなり遠くにいて,撮影は厳しかったが,ここに証拠写真を残しておくことにする。
 
 て,gooブログは,なくなるんだった。
 
 居心地良かったんだけどなぁ。
 さみしいな。
 
(2025/04/10  ツクシガモ)

夏服にお着替え中

2025年04月17日 | 宮城県_亘理/山元

 前回は3月15日,今回は4月10日。

 1月近く経ったが,同じ所に,同じようにしていた。



 
 前回は数えもせずに,つかみで,20羽なんて書いたが,今回は,ちゃんと3回数えて,35羽。
 
 完全な夏羽ではないが,前回よりは,換羽が進んでいた。
 


 
 お腹が黒くなってきたし,

 
 背中の羽も,色付いてきた。

 
 この子たち,じ〜っと,うずくまって,動かないでいたら,どんどん近づいてきた。

 近づいてくるとき,ときどきジャンプ。

 
 おぉ〜,すげ〜。


 元気だな。
 
 すごく寄ってきて,近すぎて,ピントが合わなくなるんじゃないかと,心配するほど。

 
 このレンズの最短撮影距離が3.3mなので,それよりはあったのだろう。



 トリミングはしているが,めんこな表情も,手に取るよう。
 
 換羽途中の羽も,拡大して,鑑賞。

 
 今度来るときは,もっと換羽が進んでいる姿を見せて欲しいのだが,もう少しの間,いてくれるかな?
 
(2025/04/10  ハマシギ)
 
<追記>
 4/16の夕方,Amebaへの引っ越し手続きを終えました。完了まで1週間ほどかかるようです。
 なんだかよくわからないまま,前のめりでやってしまったので,どうなることやら。(^^ゞ

シギチの三種盛

2025年03月28日 | 宮城県_亘理/山元

 こちらで越冬する主なシギチは,ミユビシギ,ハマシギ,シロチドリの3種。

 この日は,この3種,全てと会うことができた。
 
 ミユビシギは,毎冬,ピンポイントで来る漁港の片隅にいた。

 
 たぶん19羽。
 
 水際を行ったり来たりして,何やら目に見えないものを食べていた。

 
 ミユビシギの冬羽は,全体に白っぽいが,特にお腹が真っ白で,きれい。
 
 
 ふたりでお風呂。

 
 タオルがないので,水は,ふるって落とす。







 
 羽繕いしているときの,無防備な白い喉が,好き。

 
 あ,飛んだ。

 
 あれ,この子,何してた?
 
 
 近くを,くるんと,ひと回りして戻ってきた。



 
 めんこ,めんこ。
 


  来た,来た。
 
 
 ミユビシギは,わずかに夏羽の兆しが感じられる個体がいたものの,全体には,まだ冬羽。
 
 次,ハマシギがいたのは,渡りの季節にもよく入る,別の漁港の片隅。

 
 10羽程度かな,と思って見ていたら,ブロックの陰にも同じくらいいたので,合わせて20羽程度だったか。

 
 シギの仲間は,下を向いて餌を取るとき,目をつむることがあるが,そのときの表情が,たまらなく,めんこ。









 
 ハマシギは,夏羽になると,お腹が黒くなるが,その兆しが見える個体もあった。

 
 青白V61のフラッグとリングを付けられた個体も,お腹にシミのような黒い斑があった。



 
 ハマシギも,夏羽は,ほんの兆し程度。

 
 最後,シロチドリは,いつもいる砂浜に,この日もいた。

 
 ばらけていたが,全部で10羽程度だっただろうか。

 
 オスは,夏羽になると,おでこに黒い斑が出る。

 
 この黒い斑が,前髪にも見え,子連れ狼に出てくる大五郎のよう。

 
 「ちゃん!」

 
 ♪ しとしとぴっちゃん し~とぉ ぴっちゃん ♪
 
 こちらはメスなのかな?

 
 今回の3種のうち,ここ宮城県で繁殖するのは,このシロチドリだけ。

 
 夏羽への換羽がずいぶん早いが,シロチドリは,冬のうちに夏羽になるのが,普通らしい。
 
(2025/03/15  ミユビシギ,ハマシギ,シロチドリ)

先導はミミー先生だった

2025年03月26日 | 宮城県_亘理/山元

 恥ずかしながら,観察・撮影しているときは,換羽が進んでいるハジロカイツブリに気を取られ,気付いていなかった。

 気付いたのは,PCで写真整理をしていたとき。

 ハジロカイツブリたちを先導して引っ張っていたのは,1羽のミミカイツブリだった。

 色合いはほぼ同じだが,ミミカイツブリは,くちばしが上に反っておらず,真っすぐ。
 頭とほっぺの境目が比較的はっきりしており,目からくちばしにつながる赤い線がある。
 全体として,ハジロカイツブリが,やんちゃな印象で,ミミカイツブリが上品な印象。

 お行儀の良いミミー先生が,やんちゃな子どもたちを,引率しているかのようだった。



 今回来たのは,ハジロカイツブリの夏羽への換羽状態を確認するのが目的だったが,ここでは,群れの半数くらいが変わってきていたか。

 白っぽい冬羽から,脇が茶色に,頭が黒く変わってきており,目の後ろに金色の飾り羽も出てきた。

 同じ日でも,別の場所にいたちっちゃな群れは,まだ,もう少しだった。



 なお,ミミカイツブリは,換羽途中の群れからほど近い海にもいて,波打ち際近くまで,寄ってきてくれた。

 ミミーたち,しっかりと夏羽に着替え終わるまで,いてくれないかな。

(2025/03/15  ハジロカイツブリ,ミミカイツブリ)


フラッシュする黄色

2024年11月05日 | 宮城県_亘理/山元

 鳥の海の浜辺に,数十羽のカワラヒワの群れが入っていた。

 飛ぶと,鮮やかな黄色が見えてきれい。

 日本に住む私たちは,街の中でも,普通に見ることができるが,実は,東アジアの北部にしかいない鳥だ。

 ありがたく味わわないと。

 肉眼で見ていると,黄色がフラッシュした,としか見えないが,写真に撮ると,じっくりと味わうことができる。

 黄色を焦がしたような色の背に,鮮やかな黄色い帯が入った黒い翼。

 上の写真では,魚の尻尾のような,独特の形の尾羽もわかりやすい。

 このように群れになるのは,今年生まれの幼鳥が集まったか,北から渡って来たか,どちらかと思う。

 どっちだろう?

 亜種オオカワラヒワは,背中側に見える三列風切の白い帯が広く,頭頂部から背にかけて,黄色味に乏しく,灰色味が強い,という。

 どうだろう。よくわからないな。

 でも,一応,亜種オオカワラヒワということにしておこうか。

 混ざっている可能性だってあるけれど。

(2024/10/18  カワラヒワ)


たまらなくめんこ

2024年11月04日 | 宮城県_亘理/山元

 くりくり。

 くりくり,くり。

 ぽりぽり。
 
 
 背中が黒いのは子ども。
 
 
 目をつむっているのが,たまらなくめんこ。
 
 この足の表情に注目。
 
 
 おなかは,真っ白で,ふわっふわ。
 
 子どもが,片足でぴょんぴょん。
 
 
 おとなも,ぴょんぴょん。
 
 
 たまんなくめんこ,と,思うのは私だけ?

 シマエナガは,写真集やら,カレンダーやら,たくさん出ているが,ミユビシギはどうなんだろう?
 無茶苦茶可愛い表情をする鳥なので,写真集を出したら,売れると思うんだけどなぁ。
 
(2024/10/12  ミユビシギ)

ミユビシギの本領発揮

2024年11月03日 | 宮城県_亘理/山元

 砂浜に寄せては返す波。


 その波に合わせて,行ったり,来たり。
 
 波が引くときは,海の方に,攻めていく。
 


 
 そして,波が引いているわずかな時間で,ヨコエビなど,波打ち際の小さな生き物を,食べる。
 
 
 また波が寄せてきたら,急いでターンし,陸の方に逃げる。
 
 
 
 波の動きに合わせて,何度も,何度も,この繰り返し。
 
 私にとっては,これが,ミユビシギの本来の姿。
 
 
 走ってなんぼだ。
 
 トウネンや,群れに混ざったヘラシギなども,波との追いかけっこはするが,本家本元は,やっぱり,このミユビシギ。
 
 
 なんてったって,このために,「物(枝など)をしっかり掴む」という能力を捨て,4本の足指の内,後ろの1本をなくしてしまったのだから。
 
 
 人間だったら,手の親指をなくすようなもの。
 
 あるのは,前側の3本の指だけ。
 
 
 駆けるときも,ターンするときも,後趾(こうし=後ろの足指)がない方が動きやすいので,なくしてしまう,という選択。
 
 
 この日は,久しぶりに,ミユビシギの,波との追いかけっこを楽しめた。
 
 やっぱり,潮が引いている時間帯が良いようだ。
 
(2024/10/12  ミユビシギ)

メダイチドリの飛翔

2024年10月28日 | 宮城県_亘理/山元

 砂浜にいた50羽程度のシギチの混群の多くが,メダイチドリだった。

 メダイチドリは,『目大千鳥』と書く。
 目が大きいチドリの意。
 語感は似ているが,大川栄策さんの「目ン無いチドリ」とは,全く関係ない。

 過眼線があるので,大きい眼が目立たないが,よく見ると,眼が大きくって,めんこい顔をしている。
 
 
 長くてがっしりした足で,よく走る。

 
 
 こちらは,飛んでいる姿。
 
 
 翼を構成する羽の1枚1枚,そして,白線のパターンが美しい。
 
 群翔。
 
 
 
 
 
 ミユビシギが少数混ざっているが,ほとんどがメダイチドリ。
 
 メダイチドリをアップしてみる。
 
 
 
  うわ~,カッコいいなぁ。
 
 シギチが飛翔するのを,初めて見たとき,群れがシンクロして,裏と表がフラッシュするのにも感動したが,先端が尖った翼そのものにも感動したのを思い出した。
 
 ハヤブサみたい,と思った。
 
(2024/10/12  メダイチドリ)

砂浜の昆虫

2024年09月19日 | 宮城県_亘理/山元

 お尻の先に産卵管が見える。

 わらしべの先っぽに産卵管を差し込む。

 産卵中?

 このトラフムシヒキがいたのは,こんな海岸。

 海が荒れると,絶対,流される。

 ここには,小さな黒い虫もたくさん飛んでいて,なかなか止まってくれなかったが,何とか撮影して,画像を見ると,ハチの仲間だった。

 黒い体に,黄色っぽい毛がびっしり。

 ところで,この夏は,虫をたくさん撮りすぎ,全部は記事にできそうにない。
  
 かなりの数,お蔵入りかなぁ。

(2024/08/31  トラフムシヒキ,キンケハラナガツチバチ)


走るシギBEST3

2024年09月13日 | 宮城県_亘理/山元

 DNAに「走る」が組み込まれていて,とにかく走るシギBEST3を,カウントダウンしてみる。
 このBEST3は,私の独断と偏見。

 この日は,たまたま,この3種全てと出会っていて,3種とも,良い走りを見せてくれていた。
 
 BEST 3 は,ソリハシシギ。
 
 姿勢を低くし,幾分上に反ったくちばしで風を切って走る。
 
 
 オレンジ色がかった黄色い足が、大股でチャカチャカ動く。
 
 
 干潟の中を走る,チョロQのようだ。
 
 
 BEST 2 は,シロチドリ。
 
 地元宮城県内でも繁殖している数少ないチドリ。
 
 
 大きく足を広げて,飛ぶように,砂浜を走る。
 
 
 というか,空中に浮いているし。
 
 
 BEST は,ミユビシギ。
 
 このシギは,とにかく走る。
 
 
 今回は,その片鱗。
 
 
 本来の走りは,寄せては返す,波打ち際で,見せてくれる。
 
 
 波と追いかけっこするために,生まれてきたような子たち。
 
 
 この日は,残念ながら,波との追いかけっこはなかったが,どうしても,走ってしまう。
 
 
 鳥は,飛ぶために,体を進化させてきたが,この子たちは,砂浜を走るため,
 
 
 『ミユビ』になって,走りに特化し,木の枝を掴むことを捨てた。
 
(2024/08/31  ソリハシシギ,シロチドリ,ミユビシギ)

まんまるシギと通じ合う

2024年09月11日 | 宮城県_亘理/山元

 私のプロフィール写真に使わせてもらっているミユビシギ。

 正面から見ると,丸っこくて,めんこ。

 この日,この浜には,15羽程度の群れが入っていた。

 渡りの時期であるのと同時に,換羽の時期でもあるので,夏羽に近い子から冬羽に近い子まで,色合いは,さまざま。

 成鳥に混じって,今年生まれの幼鳥もいた。

 正面顔を撮るには,それなりに,鳥たちと仲良くなって,存在を認めてもらう必要がある。

 隠れて撮ったのではなく,身をさらして,この子たちと,ある程度,気持ちを通じ合わせて,撮ったもの。

 そういう意味でも,うれしい写真たち。

 至福の時間だった。

 アプローチさえまちがわなければ,シギたちと,共通の空間を持つこともできる。

(2024/08/31   ミユビシギ)

 


なが~いくちばし

2024年09月09日 | 宮城県_亘理/山元

 なが~いくちばし。

 子ども時代は,もっとくちばしが短いが,成鳥になると,こ~んなに長くなる。

 久しぶりに,出会った大型シギ。

 偶然通りかかったオバシギと比較すると,こんなに大きい。

 このようにくちばしが長いシギは,ダイシャクシギとホウロクシギの2種がいる。



 この2種は似通っていて,毎回,識別するのが楽しい。

 ダイシャクシギは,チュウシャクシギより,くちばしが長くって,大きいから『ダイシャクシギ』。
 ホウロクシギは,焙烙(ほうろく/素焼きの土鍋)のような色なので,『ホウロクシギ』。(と思う。)
 藩政時代後期までは,区別なく『ダイシャクシギ』と呼んでいたようなので,色で区別するために,似た色の『焙烙』を引っ張り出してきたのだと思う。(私見です。)

 私も,とっかかりは色で識別する。

 ぱっと見,体色に褐色味がある場合は,即,ホウロクシギで決まり。
 そして,お腹が,お尻の方まで白くなければ,それでダメ押し。

 だが,実際のフィールドでは,かなり白っぽく見えることもあり,また,ほかの識別ポイントを見ても悩ましく,飛んで,翼の裏や腰が見えるまで,不安なときがある。

 ダイシャクシギは,翼の裏が白いが,この個体は白くなかった。

 また,ダイシャクシギは,腰に白い部分があるが,この個体はなかった。

 これで,安心。

 ホウロクシギで良かった。

 また悩ませてね。

(2024/08/31  ホウロクシギ)


黄金色の実りに白い鷺

2024年09月05日 | 宮城県_亘理/山元

 青い田んぼの中の鷺をアップしたのが,たった2週間前。

 でも,8月末時点で,一部の田んぼは,すでに,こんなになっていた。

 油断している間に,季節が巡っていた。

 黄金色の田んぼに,ダイサギがいる風景。
 この上を風が吹き,実った稲がサワサワ揺れる。

 都会の若い人など,この風の匂い,嗅いだことのない人も,いるかもしれない。

 田んぼを吹く風には,米の香りがする。

 よく見ると,このダイサギ,イナゴ食っている。


 
 秋の田んぼにイナゴは付きもの。まさに,実りの秋の風景だった。
 イナゴの佃煮は,仙台でも,山形でも,普通に売っている。

 こちらには,2羽のサギが首を出していた。

 よく見ると,右側は,ダイサギじゃなさそう。

 一見,同じに見えるが,右側は,チュウサギだった。

 目の前の裸出部に婚姻色の黄色が残っていて,口角が目の下で切れている。
 頭やくちばしのプロポーションが,左側のダイサギとは異なっている。

 チュウサギは夏鳥なので,残念ながら,もう南に渡っていく時期。
 この子も,くちばしの黒が,冬バージョンの黄色に変わりつつあるようだ。

 宮城県では,田んぼの稲が実って,刈り取りする時期になると,ガンなどの冬鳥が渡ってきて,稲が刈り取られた田んぼを賑やかにしてくれるが,いなくなる鳥たちも多い。

 気付く人は少ないかもしれないが,ダイサギだって,まもなく,夏鳥の亜種チュウダイサギに替わり,冬鳥の亜種ダイサギになる。

(2024/08/31  ダイサギ,チュウサギ)