恥ずかしながら,観察・撮影しているときは,換羽が進んでいるハジロカイツブリに気を取られ,気付いていなかった。
気付いたのは,PCで写真整理をしていたとき。
ハジロカイツブリたちを先導して引っ張っていたのは,1羽のミミカイツブリだった。
色合いはほぼ同じだが,ミミカイツブリは,くちばしが上に反っておらず,真っすぐ。
頭とほっぺの境目が比較的はっきりしており,目からくちばしにつながる赤い線がある。
全体として,ハジロカイツブリが,やんちゃな印象で,ミミカイツブリが上品な印象。
お行儀の良いミミー先生が,やんちゃな子どもたちを,引率しているかのようだった。
今回来たのは,ハジロカイツブリの夏羽への換羽状態を確認するのが目的だったが,ここでは,群れの半数くらいが変わってきていたか。
白っぽい冬羽から,脇が茶色に,頭が黒く変わってきており,目の後ろに金色の飾り羽も出てきた。
同じ日でも,別の場所にいたちっちゃな群れは,まだ,もう少しだった。
なお,ミミカイツブリは,換羽途中の群れからほど近い海にもいて,波打ち際近くまで,寄ってきてくれた。
ミミーたち,しっかりと夏羽に着替え終わるまで,いてくれないかな。
(2025/03/15 ハジロカイツブリ,ミミカイツブリ)