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鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

❍❍さ~ん,ハーイ!

2025年04月05日 | 航路
 誰?



 阿藤さん?伊藤さん?江藤さん?
 それとも,加藤さん?紀藤さん?後藤さん?



 あ,もしかして,お父さん?



 な〜んだ,宇藤さんだったか。



 波に揺られて,うとうとしてたのかな?



 ...,大変,失礼しました

(2025/03/24  ウトウ)

飛行→潜水or水切り

2025年04月04日 | 航路
 航路鳥見のとき,この子たちは,着水と同時に潜水し,海面下に姿を消すことが多い。
 
 ハシブトウミガラス。

 
 この航路では,ウミガラスを見たことは,記憶になくって,いつも,ハシブトウミガラス。
 ウミガラスとは,くちばしに白い線が入っていることで,識別できる。
 
 翼を広げ,足も広げて,着水体制に入る。
 


 首を下げて,いよいよ着水。

 
 頭から,着水。
 


  ずぼっ。

 
 そして,そのまま,潜った。

 
 
 ウミスズメ。
 
 
 この航路では,カンムリウミスズメ,エトロフウミスズメ,コウミスズメも,観察したことがあるが,この子は,普通のウミスズメ。背中が薄い灰色で,全体に丸っこい。



 今回は,下北半島沖にどっさりと入っていた。

 
 小さいので,波に紛れて,いるのかどうかもわからない感じになっているが,上の写真に,40羽弱は写っている。と思う。
 
 飛行から潜水に移る前に,自分の体で水切りをするような着水も見られた。
 
 
 片方の翼から着水。
 


 
 で,こうなる。
 
 
 そして,こう。

 
 まさに,水切り。
 
 
 これも,水切りしたところ。
 
 
 そして,ちゃぽらっと,飛行から,潜水に,直接移行。
 
 
 飛んでいる6羽が,次の瞬間,6個の水しぶきになった。
 
 
(2025/03/22  ハシブトウミガラス,ウミスズメ)

すてきな三にんぐみ

2025年04月03日 | 航路

 航路鳥見は,非日常そのものなのだが,この鳥は,特にそれを感じさせてくれる。

 ひとり目。

 中央尾羽が,まだ伸びていなかった。

 ふたり目。

 尾羽中央が,スプーン状に,伸びてきた。

 この部分が,トウゾクカモメのチャーミングポイント。

 翼は,先が尖っており,スピードが出そう。

 三にん目。

 こちらの個体の中央尾羽は,上の個体とは,違う伸び方だった。

 この日出会ったトウゾクカモメは,この三にんだけだったが,三者三様で,どの子も,すてきだった。

 トウゾクカモメは,航路に乗っていると,ミツユビカモメなどを襲って,魚を奪う盗賊行為を,目にすることがある。

 トウゾクカモメに限らず,盗賊行為をする鳥はいるけれど,この鳥は,名前になるほど,その行為が半端ないのだろう。

(2025/03/22  トウゾクカモメ)


姿が見えない

2025年04月02日 | 航路

 このイルカは,水面下ギリギリを高速で泳ぎ,派手な水飛沫を上げる。

 この水飛沫は,独特の形をしていて,進行方向に繰り返し上がるので,水飛沫で,このイルカがいることに気づくことが多い。




 
 同じ海域で6月以降に姿を見せるカマイルカであれば,ジャンプしたときに,全身を見せてくれるが,イシイルカは,水飛沫を上げるだけで,水上に姿を見せることは,ほとんどない。



 かろうじて見えるのは,水飛沫を上げるときに見える背中の一部のみ。

 
 ただし,乗っている船の下をくぐるときなどは,水中にいる姿を見せてくれ,その美しい姿で,ドキッとさせてくれる。
 
 写真に撮るのは,超むずかしいけど...。

 
 今回は,往路で2回,帰路で6回,姿を見せてくれ,うち2回は,すぐ下を泳いでくれた。
 
 ちなみに,イシイルカは,亜種イシイルカ亜種リクゼンイルカの2亜種があって,両亜種とも,日本近海に生息している。うち,亜種リクゼンイルカは,その名前のとおり,岩手県沖など,日本の太平洋側北西部の限られた海域にだけ生息する,という。
 
 イシイルカは,カジキなどとともに,突きん棒漁の対象になっており,岩手県や北海道では,今でも捕獲され,食べられているようだ。
 
(2025/03/22,24  イシイルカ)

アホウドリたちの春

2025年04月01日 | 航路

 前回の2月には,1羽もいなかったので,その存在自体を忘れていた。

 私が視認できただけで,コアホウドリは,往路,帰路,ともに17羽。

 
 コアホウドリは,1羽,1羽,翼の模様が異なっているので,写真を撮って,後で見比べるのが楽しいのだが,今回は,それだけの写真が揃わず。

 
 クロアシアホウドリは,往路2羽,帰路3羽。

 
 長大な翼が,超カッコイかった。

 尾の付け根(尾筒)が白いタイプもいるのだが,今回,そういう個体は見られず。

 
 白い部分があるのが,成鳥とか,幼鳥とか,そんなのもあったような気がするけど,どっちだったかなぁ。
 
 そして,アホウドリも,往路で1羽。

 
 遠すぎて,その場では識別できなかったが,撮影した写真を拡大したら,アホウドリだった。



 
 アホウドリは,全身が黒っぽくって,嘴だけがピンクの幼鳥を見ることが多いが,今回は,それとはちょっと違う。

 アホウドリは成鳥になるまで10年くらいかかるそうで,何歳かはわからないが,お腹の方は白くなってきているし,翼にも白い部分が現れている。

 良い写真は撮れなかったが,これから,数が増えてくれば,さらに楽しくなってくるだろう。
 
(2025/03/22,24  コアホウドリ,クロアシアホウドリ,アホウドリ)

M

2025年03月31日 | 航路

 前回,2月の八苫航路では,たくさんのミツユビカモメがいたが,ほとんどが成鳥で,幼鳥はわずかだった。

 これが成鳥で,背中が薄い灰色で,翼先っぽが,墨につけたような黒。



 一転,今回の航路では,ミツユビカモメの数自体は,激減していたものの,幼鳥の割合が、かなり高くなっていた。

 顔こそ成鳥と一緒だが,全体には,成鳥と全然違う姿。

 
 そう,そう。
 
 前回は,やや欲求不満だったが,背中にある,この "M" を,ちゃ〜んと,見たかった。

 
 成鳥にはなくって,幼鳥にだけある “M“。

 裏は,清楚な白。
 


 背中の黒い ”M” が全体を引き締めており,正直,成鳥より,幼鳥の方がカッコいい。

 
 スニーカーだって,カッコいいのはラインが入っているし,昔の仮面ライダーだって,初期1号こそ入らなかったものの,2号と後期1号には,スーツにラインが入って,さらにカッコ良くなった。



 そういえば,マッハGoGoGoに出てくるマッハ号には,ボンネットに“M“が入っていたな。

 
 今さらだけれど,自然のデザイナーって,天才だ。
 
(2025/03/22  ミツユビカモメ)

枝はどうした?

2025年03月30日 | 航路

 ここは,青森県下北半島の沖。

 まさかのマガンたちと,外海で遭遇。

 7羽の群れが,北に向かう船の前方を斜めに横切るように,北北西方向に飛び去った。

 雁は,『雁風呂』という伝説を持っているが,この雁たちは,枝をくわえていなかった。

 この伝説によると,雁は,海上での休憩用に,枝をくわえて渡るそうな。

<伝説のあらまし>
 秋,雁が,海を渡って来るとき,海面に浮かべて休むための枝を,1本くわえて来る。
 そして,浜に着くと小枝を落とす。
 翌春,北に帰るとき,同じ枝を拾って帰るのだが,浜には,春になっても拾われない枝が残る。
 それは,冬の間に死んでしまった雁たちのもの。
 浜の人々は,その枝で風呂を焚いて,雁の供養をした。

 青森県外ヶ浜町(平舘)にある湯の沢温泉「ちゃぽらっと」に行ったことがあるが,この雁風呂をテーマにしている日帰り温泉だった。

(2025/03/22  マガン)


ミツユビカモメの海

2025年03月04日 | 航路

 八戸から苫小牧に向かう航路。

 今回は,ほぼ航路全域でミツユビカモメを観察できた。

 
 ミツユビカモメは,冬に日本近海に現れるが,港や浜辺などで観察できることは稀で,ほとんど外洋でしか観察できないカモメだ。

 
 小型カモメで,全体的に白っぽく,くちばしは淡い黄色。

 
 筆先を墨汁に浸したような,翼の先端の黒が印象的。



 幼鳥の翼模様も好きなのだが,今回は,観察機会がほんのわずかで,残念だった。
 
 
 八戸から苫小牧まで,海の表情はさまざま変わり,その中を飛ぶミツユビカモメ。

 
 掟破りの連張りをご容赦。
 
 
 ミツユビカモメの次に多かったのは,カモメ。

 
 そして,オオセグロカモメ。

 
 無茶苦茶,色が薄く見えたセグロカモメ。

 
 シロカモメは,北の方,北海道が間近に見えるようになってから,姿を現した。

 
 ウミネコは,八戸港近くなど陸地が近い海域にいた感じ。

 
 本当は,カモメ類以外の海鳥も期待していたのだが,今回は,外してしまった。
 
 ウミスズメは,数が多かったのだが,ほとんどが遠くて,撮影困難。



 
 ウトウやハシブトウミガラスは,数自体が少なく,また,遠すぎて,こちらは,もっと撮影チャンスなし。


 
 この時期は,苫小牧に近い海域にコウミスズメも期待できると思っていたのだが,私の思い違いだったのか,全く観察できず。

 下に張ったのは,たった1度こっきり出た,トウゾクカモメ。

 
 今季は,流氷の南下がかなり遅れ,この時点でも,網走に着岸していなかったので,その影響もあったのかもしれない。
 
(2025/02/09  ミツユビカモメなど)

海獣たちのいるところ

2024年07月27日 | 航路

 以前にも同じタイトルを使ったような気がするが,ま,いっか。
 センダックの絵,大好きだし。敬意を込めて。

 今回の航路では,海獣,2種類。

 コビレゴンドウは,1家族3頭を観察。

 子どもが,親ふたりの間にはさまって,守られているように泳いでいた。

 「鯨とイルカのフィールドガイド」(東京大学出版会)によると,コビレゴンドウには,2つの地方型がある,という。

 ひとつは,マゴンドウと呼ばれ,房総以南に分布し,体が小さく背びれ後方の白斑が不明瞭な型。

 もうひとつは,タッパナガと呼ばれ,銚子から北海道沖に分布し,大型で背びれ後方の白斑の明瞭な型。

 大きさの比較はできないので,背びれ後方に着目すると,親2頭は,白斑が明瞭に出ていた。

 手前が,お母さんで,向こう側が,お父さんかな。

 この海域では,もう少し後の時期と思っていたので,嬉しい出会いだった。

 タッパナガとこれまで出会ってきたのは,8月の海鳥がほとんど出ない時期。

 ある年は,数限りないと思えるくらいいて,一部海域を,タッパナガが占有していたこともあった。

 家族ごとに,距離を置いて,ゆっくりと泳いでいたので,群れが海域を占める面積が広がっており,あのときは,ホント,すごかった。

 今回出会ったもう1種類の海獣は,カマイルカ。

 こちらは,元気にジャンプしながら泳いでいる群れを見たかったのだが,残念ながら,霧の向こうを,数頭が,おとなしく泳いでいるのを,1回,見ただった。

 カマイルカは,背びれの形が独特なので,識別に苦労することはない。

 まさに,鎌の形と色で,刃の部分まである。

 残念ながら,あともうちょっとのところで,顔は見えず。

 残念なときがあるからこそ,良いときの喜びが増す,というもの。

 今回は,喜びの貯金。

 貯金がたくさん貯まると,引き出すとき,何倍にもなって,爆発する。

(2024/07/12,15 コビレゴンドウ,カマイルカ)

 


絶滅危惧種II類で天然記念物

2024年07月26日 | 航路
 希少,とされている鳥。

 どちらかというと南方系の鳥のようだが,過去に撮影した写真を見ると,この航路でも,4月~6月の時期,何度か出会っている。
 
 
 全然頭になかったので,思い出すまで,少し時間がかかったが,海上に浮かんでいるときの斜め上を見ているような姿勢は,独特だ。
 
 
 この日,海には霧がかかっており,広い海の中ではちっぽけな鳥なので,「見る」ことを優先してしまい,まともに写真撮影ができなかった。
 
 いたのは,全部で20~30羽程度だったか。
 
(2024/07/15  カンムリウミスズメ)

謎の海洋生物

2024年07月25日 | 航路

 なんだろう,これは?

 往路では気づかなかったが,復路は凪だったので,10くらいは,目撃した。
 
 最初は,横たわって海面に浮いているマンボウかな,と思ったが,ひれが1枚ではなく,縦に2枚並んでいるので,違う。
 
 
 キタオットセイでもないし,イシイルカでも,カマイルカでもない。
 
 
 哺乳類ではなさそう。
 
 
 くねくねと,ゆっくりと泳いでいるようにも,見えたので,ひれのひとつが背びれ,もうひとつが尾びれかもしれない。
 
 こちらが背びれ。
 
 
 こちらが尾びれ。
 
 
 上の2枚の写真では,巨大な魚影がわずかに透けて見える。
 巨大な魚か?
 
 バラツキがあったが,大きなもので,2~3mくらいはあった。
 
 
 海面付近にいる大きな魚,ということは,「突きん棒漁」の対象の可能性がある。
 
 ということは,...,なんだ?
 
 マグロではないし,...,もしかすると,マカジキかメカジキ?

 この背びれの形は,メカジキの方か?
 
(2024/07/15  メカジキ)

マグロが飛ぶ

2024年07月24日 | 航路

 記憶が定かではないが,以前は,こんなに頻繁にマグロを見たことがないと思う。

 
 何マグロかはわからないが,今回は,往路でも,復路でも,多数のマグロが観察できた。
 
 
 最初は,水しぶきしか見えなかったので,イシイルカかな,とも思った。
 
 
 が,勢い余って空中に現わした姿は,マグロだった。
 
 
 水面下の魚の動きで,海面が細かく波だっていることを,「なぶら」というが,復路の凪の海面では,なぶらも多数観察できた。
 
 
 イカが激減している,という話しをよく聞くが,マグロの餌となるような魚は,たくさんいたようだ。
 
 マグロが多数観察できたのは,津軽海峡から下北半島にかけての沖合。
 
 
 このマグロが,大間漁港に水揚げされれば,大間のマグロになる。
 
 
 太平洋クロマグロの漁獲枠を拡大することが提案されているようだが,これだけ目にするところを見ると,本当に資源量が増えているかもしれない。
 
(2024/07/12,15  マグロ)
 
 
 
 
 
 

やかんポーズ再び

2024年07月02日 | 航路

 6月9日に掲載した記事で,キタオットセイの やかんポーズ,或いは,アイロンポーズを紹介したが,6/15-16の航路でも同じポーズを取っているオットセイを観察した。

 これが,今回観察した やかんポーズ。

 以前の記事の繰り返しになるが,右側に出ている首が注ぎ口。
 後ろ足の両ヒレで片方の前足のヒレを挟んで,取っ手の形を作っている。

 首を水面下に沈めると,アイロンになる。

 ポーズをほどくと,こう。

 後ろ足の2枚のヒレと,挟んでいた前足のヒレがよく見える。
 この子,このときは,海藻を体にかけて遊んでいたようだ。

 この子だけがこうしているわけではなかった。

 集団やかん。
 皆,やっていた。

 笑わずにはいられない。

 こっちに向かって,手を振っている奴もいるし。

 このヒトたちは,こういう格好をするのが,気持ち良いのかな。

 もちろん,こんな姿ばかりではなく,このときも元気に泳ぐ姿も見せてくれた。

 わぉ~,なんて叫んでいる感じ。

 お腹はこっち側。

 水面にキス。

 ちなみに,オットセイは,耳がある。

 というか,つかんで引っ張ってみたくなるような耳がある。

 おぉ~き~く,分けると,犬の仲間だし。

(2024/06/15-16  キタオットセイ)


ハシボソミズナギドリとハイイロミズナギドリ

2024年07月01日 | 航路

 八戸-苫小牧航路。

 初夏,夥しい数のハシボソミズナギドリが,この海上を北上する。

 個々の個体も,近くから観察できる機会が多くなる。

 細くって短めのくちばし。そして,でこっぱち。

 管鼻(かんび)も見えるくらいの近さ。

 陸からは,こんなふうに見ることができない鳥。

 航路に乗ったところで,出る・出ないは,運任せ。
 たから,近くまで寄ってくれるだけで,すごく嬉しくなる。

 美しい。

 足はきれいに格納されていて,紡錘形をこわすものなし。

 反対の,背中側。

 波とのコラボ。

 レタッチして,無理くり顔をアップすると,

 楽しそうに,笑っているようにも見える。

 ハシボソミズナギドリって,そんな顔つきなのだろうな。

 なお,この時期は,ハシボソミズナギドリにそっくりなハイイロミズナギドリも,同じ海域にいる。

 ハイイロミズナギドリは,ハシボソミズナギドリに比べると,くちばしが太くて,長く,おでこがなだらか,という微妙な違い。

 ハシブトガラスとハシボソガラスの識別もままならない私にとっては,ほんと,紛らわしい。

 自分でも不思議だが,ハシボソミズナギドリは,ハシボソミズナギドリとわかるが,ハイイロミズナギドリを,ハイイロミズナギドリと識別するのは,なんか,むずかしい。

 翼の裏の白っぽさや,軸斑の有無も,識別ポイントのようだが,正直,よくわからない。

 間違っていたら,ごめんなさい,だ。

(2024/06/15-16  ハシボソミズナギドリ,ハイイロミズナギドリ)

 

 


クロアシアホウドリの翼は,このように折りたたんでいた。

2024年06月28日 | 航路

 3日前の記事に,コアホウドリとクロアシアホウドリは,今回,掲載しない,と書いたが,やっぱり掲載することとする。

 ごめんなさい。
 嘘つきました。

 以前,クロアシアホウドリを載せたとき,どのようにこの長い翼を折りたたんでいるのか不思議,というような嬉しいコメントをいただいたので,今回撮影にした写真から選んで,それがよくわかるものを残しておくこととする。

 以下,連続写真。

 海に浮かんでいるクロアシアホウドリ。

 船が近づいていくと,翼をふわっと持ち上げた。

 ほどける翼。

 もっとほどけてきた。

 そうかぁ,長い翼は,こんなふうに仕舞われていたんだ。

 ここから,ほどけた翼を伸ばしていく。

 もっと。

 重いし,翼が長すぎるので,飛び立つのが大変。

 翼を伸ばすと同時に,助走を始める。

 がんばって,水上を走る。

 少し浮いてきた。

 空中に浮かんだ。

 最後の一蹴り。

 飛んだ。

 後は,風をつかまえる。

 

(2024/06/15  クロアシアホウドリ)