藁苞(わらずと)とは,藁を束ねて,中にものを包むようにしたもの。
昔ながらの納豆を包んでいるワラ,と言った方が,わかりやすいかもしれない。

実は,この鳥の後ろ姿を見るたびに,藁苞を連想している。

そして,この背中の色と模様,味わい深くて,かなり好きだ。


集中して後ろ姿を楽しむため,あえて,顔が見えない写真を選んでみた。


顔が見えると,どうしても,顔に目が行くから。
どう?

この模様と色,捕食から逃れるための保護色なのだろうな,と思うと,さらに,愛おしさがこみ上げてくる。


この鳥も,まもなく,ここからいなくなり,初夏以降,オスは,違う姿になって,北海道の原生花園などで,さえずる姿を見せてくれるようになる。
ここと違って,そこでは,主役のひとり。
これまで,ここでの冬の間も,めんこさを楽しませてくれて,ありがとう。

昨日の記事は梅漬けだったが,今回は,図らずも,納豆になってしまった。
(2025/03/08 オオジュリン)