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鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

春鳥たちのひとコマ

2025年03月27日 | 福島県_浜通り

 世界中で,日本とその周辺にしか生息していないので,海外の方々からすると,とても珍しい鳥のようだ。

 しかし,地元,日本では,卑しい鳥=『鵯』と,気の毒な漢字を当てられ,鳴き声をうるさがられることはあっても,可愛がられることはあまりない。

 それどころか,農作物を食害するため,農業関係者からは,対策が必要な敵=害鳥,と見なされている。

 ここで知り合いになれた方のブログ記事でも,家庭菜園の野菜や花を食べられたことが,紹介されていた。

 実害はあるので,嫌われるのも,やむなしかなぁ〜。

 茶色のほっぺが,昭和時代の田舎の少女みたいで,めんこいんだけどね。

 このとき,上空では,ヒバリが盛んにさえずり,

 近くの電線では,カワラヒワが,ビーン,ビーン,と,さえずっていた。

 隣のスズメが良い味を出している。

  ちょこっと立ち寄った,震災復興公園の春のひとコマ。

(2025/03/15  ヒヨドリ,ヒバリ,カワラヒワ)


アオサギの花

2025年03月25日 | 福島県_浜通り

 確かな記憶ではないが,昨季は,きれいになったくちばしを見逃したように思う。

 木は,足も翼もないので,たとえば,桜の木があるところに行けば,ほぼ確実に桜の花を楽しむことができるが,鳥は,いそうな所に行っても,会えないことがある。

 まさかのまさかが,昨季だったが,今季は,狙ってもいなかったのに,見ることができた。

 くちばしの付け根に近いところが,ピンクになって,とってもきれい。

 降りるとき,背中の飾り羽が,ふわりと浮いた。

 翼を広げて着水したとき,親指(小翼羽)が見えていた。

 写真でしか観察できない部分だが,翼の進化の歴史が透け見えて,ここんとこ,好きだ。

 上下の写真を見ると,胸の飾り羽が生えているのは,首の根元付近かな。

 いつの春も,桜の花よりも,アオサギの花の方が,咲くのが早い。

(2025/03/08  アオサギ)


いたのか~!

2025年03月24日 | 福島県_浜通り

 この後,たまたま出会った鳥友人に聞くと,今季もいたらしい。


 クロサギは,光の加減や背景で,濃淡が変わって見えるが,気のせいか,今季の個体は,昨季の個体より黒っぽく感じる。

 同じ個体である可能性が高いと思われるが,クロサギの黒色タイプって,成長するにつれ,色が変わっていくのだろうか。

 喉が白いのは同じ。

 潮溜りに取り残された魚を食べていた。

 この場所は,ブロックの下に水面があるので,魚を捕るのも大変。

 こんなに苦労しても,見ている間の捕獲確率は,5割を切っていたかも。

 魚を飲み込んだとき,喉の白が目立った。

 干潮時にここに来て,魚を捕っているようなので,今季,これまで出会えなかったのは,潮が満ちた時間帯に行っていたせいかもしれない。

 ここは,この時期,潮が引くと,ワカメやメカブが打ち上げられるので,それを拾いに来る人たちで賑わう所。

 そういう所なので,ある程度,人を見慣れていたようで,じっとしていると,かなり近くまで寄ってきてくれた。

 心臓がバクバクになるくらい。

 ワカメ採りの人たちの近くまで行くと,飛ぶが,



 また,戻ってくる。



 それを2〜3回繰り返した後,飛んで,陰の見えない方に行ってしまった。

 しばらくすると戻ってくるかと思い,ひと回りしてきたら,ワカメ採りに人たちが増えて,クロサギが入り込む隙間がなくなっていた。



 パラグライダーも飛び始めたので,お終いにする。

 それにしても,左足に巻き付いたこの釣り糸。



 これから悪さをしなければ良いのだけれど。

 季ごとに,海鳥の釣糸被害を目にするのだが,何とかならないものか。

(2025/03/15  クロサギ)


いてビックリ!

2025年03月23日 | 福島県_浜通り

 高い防波堤の上から見つけたのだが,すぐに波消しブロックの陰に姿を消してしまった。

 関東以南の方々からすると,冬もいて当たり前なのだろうが,こちらでは夏鳥。

 少数は,こちらでも越冬する,と言うものの,冬は,基本,いない鳥。

 
 なので,赤と黄色の派手な色になっていない,地味なくちばしは,とても新鮮だった。

 
 と言っても,夏羽に向け,少し色が変わってきていたのかな?
 
 ところで,ここは,海に流れ込む小河川の河口だが,この海では,地球温暖化による海水温上昇のため,以前は獲れなかったトラフグなどの南方の魚が,近年,水揚げされるようになってきている。
 
 鳥の生活も,今後,変わっていくのだろうか?
 
(2025/03/15  バン)

くきっ!

2025年01月27日 | 福島県_浜通り

 今月17日,冬の荒れた日本海で揉みくちゃにされているウミアイサを記事(⇒ 記事にリンク)にしたが,このウミアイサたちは,鏡のような水面にいた。

 同じウミアイサでも,冬越しする環境がずいぶん違う。

 
 ここは,とっても,おだやか〜。
 
 ウミアイサは,見かけが,まさに『パンク野郎』で,求愛行動も派手なのだが,この日,ここでは,水面と同じように,しっとりと落ち着いていた。

 
 『仲良きことは美しき哉』,という言葉が,すっ...,と,入ってくる光景。

 
 実は,『仲良きこと』ってのは,なるのも,保つのも,互いの,水面下での努力が必要なんだけどね〜。
 
 あら。
 
 
 くきっ!て,ずっこけられた。
 
 春の兆しだ 
 
(2025/01/12  ウミアイサ)

とり変わる

2025年01月26日 | 福島県_浜通り

 私の認識が間違っているかもしれないが,20年前位,こちらの方では,オカヨシガモは,それほど多くなかった。

 ここは,相馬港の釣り桟橋だが,ここも,以前は,ヒドリガモばかりで,オカヨシガモが入るような場所ではなかった。

 今季,今のところ,ここでは,ヒドリガモではなく,オカヨシガモが優占種となっている。

 地域変われば鳥変わる,というが,年によっても,見られる鳥が遷移していく。

 長く鳥と付き合っていると,それもまた楽しい。

 あぁ,けど,私も昔のことを語るような年寄りになってしまったかぁ。

 昔語りをし過ぎて,嫌われないようにしなくっちゃ。

(2025/01/12  オカヨシガモ)


アカエリカイツブリと再会

2025年01月25日 | 福島県_浜通り

 相馬港にアカエリカイツブリがいた。

 山形や気仙沼では出会っていたが,ここで出会うのは今季初。

 潜水時,ホオジロガモやシノリガモのような尾羽は見えないが,両足のひれの名残が見えるときがある。潜水時のこうした名残で,水中をどのように活動しているのか想像するのも楽しい。

 この子は,魚取りの名人だった。

 1匹目。

 2匹目。

 3匹目は,でかかった。

 4匹目。

 見ていた短い時間に,どんどん捕っては,食べていた。

 昨季は,アカエリカイツブリの当たり年で,今回出会ったこの子のように,港や河口など,人に近い場所にも普通に入ってくれていた。

 中には,『エリ』が赤くなる時期までいてくれた個体もあったが,今季は,これからどうなるのか。

 昨季は,くちばしが折れたり,また,潮だまりに取り残されて,落鳥した個体にも出会ってしまったが,この子には,しっかり栄養を取ってもらって,ここにいる間,元気で過ごしてほしい。

 この後に立ち寄った鳥の海にも1羽入っていた。

 傾いてきた陽に照らされ,目にキャッチライトが入っていた。

(2025/01/12  アカエリカイツブリ)

 


ホッピング? ウォーキング?

2025年01月24日 | 福島県_浜通り

 鳥の歩き方は,大きく2つに分類されている。

 ひとつは,両足を揃えてピョンピョン跳ねて進む『ホッピング』。
 もうひとつが,両足を交互に出して進む『ウォーキング』。

 両方を使う種類も多いが,主にどちらの歩き方をするのかは,鳥の種類によって,大体決まっている。

 さて,ヒバリはどっちだろう? とネット検索すると,スズメ目では珍しく,『ウォーキング』ということ。

 なるほど,歩いているな。

 で,ホッピングをしないか,というと,そうではない。

 テキトーに使い分けている,ってことかな。



 この写真は,この溝を超えるのに,どうする? と,考えているところ。

 ん〜,ん〜?

 あ,溝を跳び越えた。



 ジャンピング?



 なお,『ホッピング』と『ウォーキング』のほかに,『ランニング』という分類もあって,これは,両足が中に浮く瞬間があるくらい早くウォーキングすることをいうらしい。

 なるほど,シロチドリやミユビシギの走りは,『ランニング』としか形容のしようがないかな。

 カラスはとっても器用で,遊び好きなので,スキップもしているかもしれない。
 加えて,『スキッピング』か?

 横歩きもするので,『ハンプクヨコトビング』なんてのも,しているかもしれない。

 あぁ,こんないい加減なことを書いているのを,真面目な誰かに見つけられると,叱られるなぁ。

(2025/01/12  ヒバリ)


女子がひとり+

2025年01月22日 | 福島県_浜通り

 ホオジロガモのメスのように見えるけれど,くちばしの先端がオレンジ色になっていない。



 まだ若い子なのかな。

 成鳥とは普通に出会えるので,こういう個体との出会いは,無茶苦茶嬉しい。

 
 よく見ると,くちばしの先っぽが,ほんのりオレンジ色がかってきている感じはある。
 


 翼を伸ばしたときの,翼の白いパターンは,こんな感じ。

 
 図鑑に照らすと,やっぱりメスの若い個体。
 
 最初は少し遠かったが,嬉しいことに,結構近くまで寄ってくれた。

 
 目の前で潜水を繰り返す。




 
 鳥でも,子どもは,おとなよりも警戒心が薄く,慣れっこいところがある。

 
 比較対照を兼ねて,この日,別のところにいた成鳥も掲載しておく。
 
 こちらはメス成鳥。

 
 こうして並べてみると,あまり違いがないようだけれど,おとなの女性は,冬になると,唇に紅を差すように,くちばしの先っぽに橙(だいだい)を差す。

 
 こちらは,お馴染みのオス成鳥。

 
 体が白くって,緑色光沢の黒い頭に,ほっぺの白斑がくっきり。
 
 頭の三角おにぎりの形は,頭の形ではなく,これは髪型。

 
 横浜ベイスターズの三浦大輔監督と同じように,髪を盛り上げて,乱れなく,ばっちりと整えているから,この形になっている。
 
 松川浦を『ハマの番長が泳いでいる』の図。


 首から上を,三浦監督とすげ替えて,想像してみよう。
 
 ハマの番長が飛んだ!



(2025/01/12  ホオジロガモ)

今季のカモメは?

2025年01月21日 | 福島県_浜通り
 鳥を見に行くときは,なんやかんやでその土地にはお世話になるので,可能な限り,お金を落としていくことにしている。
 
 松川浦方面に行くときは,事前にクーラーボックスを車に積んで,『浜の駅松川浦』に寄って,新鮮な魚介類などを購入することが多い。
 
 この日は,妻がハマっている『おびすやのピリカラ青のり佃煮』と同じく妻が大好きな釜揚げしらすを買った後,昼食用の弁当も購入し,港内で,海を見ながら食べることにした。

 
 防波堤には,ずらりとカモメ類が並んでいたので,鳥見をしながら,美味しい弁当を食べる,という贅沢な時間を過ごさせてもらった。
 
 並んでいたカモメは,ウミネコにオオセグロカモメが混ざる感じだったが,こちらでは割合が少ないセグロカモメの姿もあり。

 
 ユリカモメの姿もあり。

 
 そして,カモメも混ざっていた。

 
 カモメは好きなので,つい夢中になってしまう。

 
 手前がカモメで,奥がウミネコ。
 
 車内では,弁当を食べたり,双眼鏡を覗いたり,撮影したり,と,大変。

 
 双眼鏡の接眼レンズに米粒が付いたり,レンズに揚げちくわを落としたり,箸がすっ飛んだり,・・・。

 昨季はどこに行ってもカモメ類がいなくって,とっても心配したが,今季はいけそうかな?

 帰りに,ちょこっと鳥の海に寄ったら,ここの防波堤にも,カモメ類がずらりと並んでいた。

(2025/01/12  オオセグロカモメ,セグロカモメ,ユリカモメ,カモメ)


コブちゃんが戻ってきた~♪

2025年01月20日 | 福島県_浜通り
 タイトルの『コブちゃん』は,楽天ゴールデンイーグルスの小深田選手ではなく,コブハクチョウのこと。

 早く戻って来ないか,と何度か,チェックしに,松川浦に行っていたが,この日,ようやく,群れと出会うことができた。

 大須海岸脇の駐車スペースに車を止めて,松川浦内を双眼鏡で確認すると,海苔養殖棚の杭が並ぶ中に,20羽ほど,

 また,遠くの対岸に,20羽ほどが見えた。

 広がっていたので,写真では,一部しか写っていない。

 バードリサーチの調査によると,ここのコブハクチョウは,青森県の小川原湖近辺で繁殖し,ここで越冬するようだが,今季もここに戻ってきてくれた。

 小川原湖-松川浦個体群は,100羽はいるようなので,この日見えたコブハクチョウが,たぶん,全部ではない。

 残りはどこにいるのだろう。

 私が見えていないところにいたのか,それとも,まだ小川原湖方面にいるのか,はたまた,先日奥松島で見たように,松川浦以外で越冬する個体群もあるのか。

 幼鳥が見えないのも,何か理由があるのか?

 茨城や千葉,山梨などの個体群と違って,この個体群は,人間による給餌への依存度は低いとされており,実際,この日もアマモを食べていた。




 しかし,私に寄ってきたところを見ると,餌付けされている感じもある。鳥友人のブログ情報では,地元の方が餌付けしていたらしい。

 少し心配なのは,コブハクチョウが,ここで養殖している海苔を食べていないか,ってこと。


 ここは,漁業の中心が海苔養殖のようなので,海苔に被害を出したら,大変。

 海苔養殖棚のエリアにも,普通に入り込んで,何やら食べていたが,これは何だろう?



 まぁ,海苔も口に入るかもしれないが,やっぱ,アマモが中心かなぁ。



 と,思いたい。

 駆除だけは,ご勘弁を!

(2025/01/12  コブハクチョウ)


チョビ髭ガモ

2024年12月14日 | 福島県_浜通り

 コスズガモのくちばしの先っぽには,加トちゃんペ みたいな,チョビ髭がある。

 念のため言っておくけれど,私がマジックで書いたものではない。

 このカモと似ているスズガモは,こんなふう。

 過去に撮影したものも含め,掲載してみたが,スズガモの黒斑は,コスズガモのチョビ髭より,幅があり,立派だった。(個体によってはチョビ髭もいるようだが・・・。)

 翼帯は,次列(体側)の翼帯のみ白。

 初列(先っぽ側)の翼帯はグレー。

 下は,1月に撮影したスズガモだが,翼帯は,初列まで白い。

 頭の色は,光の当たり方によって変わるが,基本,コスズガモは,紫色っぽい黒で,スズガモは,緑色っぽい黒。

 この日は,このように並んでくれたので,頭の形や体の大きさ,体の模様なども比較できた。

 近くから観察できた希少な機会だったので,後で使えるよう,図鑑的な写真も置いておこう。

 顔のアップも。

 反対向きも。

 比較対照用にスズガモも置いておく。

 やっぱり,頭の色も形も違うし,背中の模様の荒さや脇の模様の出方も違う。
 別の写真にすると,体の大きさの比較はできなくなるが,「浮き」が違っているような感じはある。

 随分前になるが,奥松島の塩田跡に入ったとき,A子さんに,「頭の形が8に見える」と教わったことがあるが,正面から見ると,まさにそのとおりだった。

 このカモ,北アメリカと中央アメリカ地域を行き来しており,本来,日本に渡ってくるようなカモではないが,ここには,昨季に続いて,連続で来ている。

 ただ,地味系なので,鳥屋さん以外には,たぶん,誰にも興味を持たれないのが残念。

(2024/12/08  コスズガモ,スズガモ)


あんときのイソシギ

2024年12月13日 | 福島県_浜通り
 この子に気を取られ,派手に転んだのが,1か月前。


 
 あんときは,飛ばれてしまい,撮影できず。
 
 
 残ったのは,両足の怪我とレンズフードに付いた傷のみ。
 
 
 しかし,今回は,優しくも,近くに留まってくれ,しばし,お付き合いしてくれた。

 入浴シーンのサービスも。
 


 『ドラえもん』のしずかちゃん,はたまた,『水戸黄門』の由美かおるさんか。
 
 お風呂上がりには,ノ~ビ~,ノビ。
 
 
 尾脂腺(びしせん)から,フェザーケアオイルを取って,ぬりぬり。
 


 こういう姿は,じ〜んと,穏やかな気持ちにさせてくれる。
 
 イソシギって,ホント,心を和ませてくれる鳥だと思う。
 


 この日も,いてくれて,ありがとう。
 
(2024/12/08  イソシギ)

モブ女子はいずこに?

2024年11月17日 | 福島県_浜通り

 11月9日。

 松川浦の大洲海岸に,15〜40羽程度の群れが,4つくらい入っていた。

 
 ここだけで,100羽程度は,いたと思う。
 
 
 ただ,どの群れも男子ばかりで,女子がとても少なかった。
 
 この日に限らず,クロガモは,このような群れになる傾向があるようだ。
 
 
 ひとりのマドンナ女子に,大勢の男子が,ドドッと集まった感じ。
 
 張り切っている男子は,もう,今,この時期から,鳴いたり,突進したりのアピールを始めていた。
 
 
 
 楽しそうではある。
 
 
 不思議なのは,こういう群れに入っていない,ほとんどの女子は,どこにいるのかってこと。
 
 いずれは,そういう女子たちも,男子とペアになって子作りをしないと,数が合わなくなってしまうが,今,どこにいて,どのように過ごしているのだろう?
 
 
 これまで,あまり気にしたことがなかったが,一旦気になると落ち着かない。
 
 男子に囲まれているマドンナ女子ではなく,モブ女子の集まりを見たくなってきた。
 
(2024/11/09  クロガモ)