3月7日に掲載したホッキ貝食べ放題のカモメ祭りの続き。
前回からずいぶん間が空いてしまって,もう,カモメなんて季節ではなくなったが,月が替わって,さらに季節が進む前に,ここにメモを残しておく。貴重な出会いだったので,残しておかないと。
この日,3月2日は,春の渡りで北上するカモメ類が,この周辺に立ち寄ってくれていた。
以前の記事に書いたとおり,相馬港北側の浜に,数多くのカモメ類がいたが,ここ釣師浜(つるしはま)でも,盛期を上回るほどのカモメ類を観察することができた。
まさに,期間限定,この日限りのリバイバル。
まず,漁港内のカモメの群れを覗いてみる。
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防波堤の上に,セグロカモメやワシカモメの姿もある。
期待が高まる。
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浜に出てみると,震災前の盛期を彷彿させる光景が広がっていた。
浜に広がる,カモメの群れ。
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群れ。
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群れ。
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群れ。
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一時、カモメ欠乏症になっていただけに,この光景たまらない。
その辺に浮いていたクロガモも,ウミネコなどとコラボ。
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群れの主体はウミネコだったが,中には,カモメも散見。
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この場合の「カモメ」は,カモメ類の総称の「カモメ」でなく,種名の「カモメ」。
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紛らわしいから,改名してほしいんだけど。
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「メンコカモメ」とか。
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ホント,めんこいので。
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特に,目のあたりが,めんこ。
シロカモメもいた。
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美しい。
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北方系の美しさ。
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うんち。
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なんぼ美しい生き物でも,出るものは出る。
そして,大あくび?
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大型のカモメなので,ウミネコやカモメなどと並ぶと,こんな感じになる。
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この子は,オオセグロカモメより大きかったようだ。
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そうこうしているうち,片手にビニール袋をぶら下げた人が,カモメを盛大に飛ばしながら,波打ち際を歩いてきた。
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何をしているのか尋ねたら,浜に打ち上げられたホッキ貝を拾っていたようだ。
「今日は割れたのばかりでダメだ。」と言っていた。
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海が荒れた翌日は,食用になるレベルの貝も,浜に打ち上げられるようだ。
でも,漁業権など,どうなっているんだろう。
真似して拾うと密漁で捕まるかも。
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正直,カモメを全部飛ばされてしまい,しょんぼりだったが,おかげさまで,シロカモメの飛び立ちは撮影できた。
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美しいなぁ。
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飛ばされたシロカモメは,波消しブロックの裏側に降りて,見えなくなってしまった。
帰り際,もう一度,浜に戻ってきた群れを見たら,さっきいなかったワシカモメがいた。
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いい人オーラ漂う表情に,太いくちばし,それより,なにより,尻尾までの淡いグレーがたまらない。
ワシカモメは,成鳥でも,ほとんどの個体で,くちばしに黒斑が入るようだが,この子は,黒斑が,はっきりとしていた。
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黄と赤と黒の配色,どこかで見たことがあると思ったら,ドイツ国旗だった。
ワシカモメは,ドイツをくちばしに持っていた。
以上,ここにいたのは,ウミネコ,オオセグロカモメ,セグロカモメ,カモメ,ワシカモメ,シロカモメの6種。ユリカモメは,観察できなかったが,主要な種類は揃っていたことになる。
カモメ類が激減している中だったので,テンション爆上がりだった。
ただ,ここの前に立ち寄った相馬港北側海岸では,背の色が薄いセグロカモメを海上に観察していたが,ここでは出会えず,残念だった。
しかし,贅沢は言うまい。
十分に楽しんだ。
来年も,3月の上旬,強風が吹き荒れた夜の翌日,カモメを探してみよう。
たぶん,こんなこと,二度とないと思うけど。
(2024/03/02 ウミネコ,カモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,シロカモメ)