冬,薮の中に潜んでいたアオジが,薮から出てきた。









(2025/04/10,11 アオジ,ウグイス)
冬,薮の中に潜んでいたアオジが,薮から出てきた。
ぼーっとして,風景を見ていたら,ミサゴが沼に飛び込み,大きな鯉を捕らえた。
おっ,と,ビックリして,つい見入ってしまった。
カメラを持っていることを思い出したのは,私の横を通過しようとするとき。
そろそろ来ているかな,と思い,干潮時間に合わせて来てみた。
いた。1羽だけだったけど。
まだ赤くなっていない子。
じ~っと,動かずにしていたら,どんどん寄ってきた。
目をつむって,採餌。
目をつむったまま,パクッ!
寄ってきながらも,目をつむる。
シギの仲間は,ときに,人を恐れず,どんどん寄ってくることがあって,以前,椅子に座って動かずに見ていたら,トウネンに靴の上に乗られそうになったこともあり,鳥友人の話では,オバシギが股をくぐったことがある,という。
そんなことを思い起こしながら,どのくらい寄ってくるのか,楽しみに見ていたら,急に緊張が走った。
ミサゴか,トビに反応したのだろう。
本人には申し訳ないが,背筋がスッと伸びて,なかなかカッコ良く見えた。
その後も,近くをウロウロしていたが,こちらの方が疲れてしまい,静かに後ずさって,退散。
直近で,10mくらいだったかな?
オオソリ君の勝ちだ。
この日,干潟には,コチドリの群れも入っていた。
北に移動中の群れだったのかな。
トレードマークの黄色いアイリングがめんこだった。
春のシギチシーズンが始まった。
(2025/04/05 オオソリハシシギ)
ちょっと遠かったし,それほど盛り上がっていないように見えたので,とりあえずテキトーに撮っておいたが,結構ちゃんとやっていた。
コガモの求愛ディスプレイ。
コガモは,多彩な技を持っており,昨季,次のように,技を分類し,名前を付けていた。
A 首屈曲立ち上がり
B 寝そべり首ひねり
C 尻上げ三角
D お尻ふりふり
昨季の記事(⇒リンク)と被ってしまい,申し訳ないが,私自身,復習しておきたいので,ご容赦願いたい。
これが,A 首屈曲立ち上がり。
首を曲げた姿勢で,水面に立ち上がる技。
B 寝そべり首ひねりは,女子に,首の隅々を見てもらい,自らの健康をアピールしている感じ。
後ろにいる女子が見ていた感じ。
日本野鳥の会の卓上カレンダーの3月は,C 尻上げ三角 の写真だった。
これが,やっぱり,一番見栄えが良いかも。
翼鏡の緑色が目立っている。
難易度も高そう。
ホオジロガモのスローヘッドディスプレイは,頭を後ろに投げ出すが,こちらは,お尻を上に上げる。
(2025/03/01 船越水道 ホオジロガモ)
動かす部位は違うが,背中に頭をくっつけるのは同じ。
D お尻ふりふり も,しっかりとやっていた。
先日の記事で,ホオジロガモの求愛ディスプレイを取り上げたが,ホオジロガモが首を振っていた動きが,お尻の動きになった感じ。
今,この時期は,さまざまなカモの求愛ディスプレイを見ることができるが,コガモも,多彩な技が楽しい。
(2025/03/08 コガモ)
日常生活の中で,今,一番身近な鳥は,ハクセキレイかもしれない。
ようやく,ツグミに出会えた。
また金色のマガモを撮ることができた。
ハシビロガモの生殖羽になりかけのオス。
頭部を拡大してみると,くちばしに,ブラシ状の毛がある。
ヒゲクジラが,口の中に生えているヒゲで海水を漉(こ)して魚を食べるように,ハシビロガモは,このブラシ状の毛で,水を漉してプランクトンなどを食べる。
上の写真では,漉した水が,くちばしの脇から出ているのが見える。
ハシビロガモは,複数の個体が集まって,水面をぐるぐる回って水面採餌する。
まず,最初,1羽が泳ぐと,水中にいたプランクトンが水面に舞い上がる。
次,そのプランクトンを水面採餌するため,別の1羽がその後ろにつく。
その次,その1羽が舞い上げたプランクトンを採るため,さらに,もう1羽が後ろにつく。
...,という繰り返しで,こうなるのだという。
大きな群れになると,規模が大きいこんなドーナツが,あちらこちらにできる。
見覚えがある光景だと思って,記憶を辿ったら,そうだ,ちびくろサンボに出てくる虎だ。
虎はバターになったが,ハシビロガモは何になる?
(2024/11/24,26 ハシビロガモ)
こちらがマガモのメス。
この日は,見えるところに出てきてくれた。
「ん〜,腹減ったな。」
11月26日の朝,蒲生に27羽のコクガンがいた。
蒲生の草はらに何頭か来ていた。
10月17日,今より少し前のマガモのオスたち。
七北田川河口付近にセグロセキレイ。
セグロセキレイは,海岸にいることもないではないが,川の中流部や内陸部の沼などにいることが多い。
ハクセキレイは,周年ここにいるが,セグロセキレイをここで見た記憶がない。
この子,導流堤 ⇒ 砂州,と移動し,海の方角に飛んでいった。
どこに行ったのだろう?
(2024/10/17 セグロセキレイ)