久しぶりに八戸-苫小牧航路に乗った。
この航路で,アホウドリの仲間は,クロアシアホウドリ,コアホウドリ,アホウドリの3種が見られるが,うち,クロアシアホウドリとコアホウドリは普通に見ることができる。
今回,クロアシアホウドリは,青森県沖から苫小牧沖まで,航路全体にいたが,特に,この航路の南側,青森県沖に,非常に多かった。
帰路では,海上のいたるところに,1〜5羽で浮いており,カウントはしていないが,200〜300羽はいた印象。
往路では,船を伴走するように飛び,至近距離で,その姿を堪能させてくれた個体も何羽か。
クロアシアホウドリは,なんと言っても,この長い翼が魅力。
この翼で,大きな体を風に乗せる。
風を切る美しい翼。
ときには,波も切る。
体をひるがえしながら飛ぶので,翼の先端が海面を切る場面がしばしば見受けられる。
無茶苦茶カッコ良い。
同じような写真で恐縮だが,こういうふうに,翼を広げている瞬間が好き。
クロアシアホウドリは,本家アホウドリよりも,また,コアホウドリよりも,翼がシュッと細くって,長い感じがするので,そういう翼を堪能できるポーズ。
下半身に着目すると,腰のあたりに,白い部分がある個体と,ない個体がいる。
白い部分がある個体の,おもて。
うら。
腰に白い部分がない個体。
その違いを探すのも楽しみ。
白い部分の有無は年齢の関係なのだろうか。
好きすぎて,アップの写真ばかりにしてしまったので,海の雰囲気がわかるよう,引きの写真も何枚か置いて,この記事を締めることにする。
(2024/05/25 クロアシアホウドリ)