青い星に住む私

30半ばで娘を出産し、まさかの海外移住。
持病の上咽頭炎とつきあいつつ、ストレスフリーな毎日を目指す私的日記。

退職決意

2010-12-06 21:18:29 | WORK
転職してから2年間、毎月毎月「辞めたい」と思いつつ、だましだまし24ヶ月過ごしてきました。結婚してからは、時間的・体力的な余裕がなく、いよいよ我慢できなくなってきました。それでも辞めなかった理由は、年収600万円(くらい。正確にはわからない)が惜しかったからです。けれど、モルディブにいって思いました。


果たして、ストレスをためてもいいほどの仕事なのか。
果たして、家庭を犠牲にしてもいいほどの仕事なのか。
果たして、辞めるのをためらうほど魅力ある職場なのか。


と。NOです。「どうしても、あそこには戻りたくない」という衝動に駆られました。


丁度、今の仕事に全く興味が持てないことに気づいたところです。また、「生きる」ためには「稼ぎ」だけでなく「きちんとした生活」が必要だと思っていますが、実は私の「稼ぎ」は私たち夫婦の生活に大して影響しないことにも気づいてしまったのです。今、私が一番大切にしたいのは、家庭です。優先順位がはっきりしました。ありがたいことに、旦那さんは働き者で、生活費を稼いできてくれます。その上、「辞めてもいいよ」と言ってくれます。


今日読んだ本に、偶然、こう書いてありました。
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優秀な人ほど、「上昇する、新しいことを学ぶ、成長する」ことに快感を覚えがちです。しかし、人生の大部分を成長することばかりに使っていると、本当に大事なものを見失ってしまいます。なぜなら、上昇志向にはまってしまうと、家族との時間や楽しい時間は、成長の邪魔になる感じがしてしまうからです。(中略)そもそも、自分や家族の幸せのために、成功しようとスタートしたはずが、いつの間にか仕事自体が目的になってしまうのです。(中略)なぜ、そんなことになってしまうかというと、今の社会がよくできたマーケティングの仕組みによって動かされているからです。(中略)年収300万円の人には、年収500万円の生活を見せ、500万円の人には、1000万円の世界を見せ、よりそちらのほうがすばらしいように感じさせているのです。
出典:『お金と人生の真実』本田健
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今の私の気分に、ピッタリでした。
使いきれないほどの収入を稼ぐために、家でイライラしたり、体調を壊したりしています。いつの間にか、「女性もキャリアを積む"べき"だ」という考えに捉われ、キャリアを積まない生き方を「正しくない」と思っていることに気づきました。

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