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八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

コノハガニ

2009年06月21日 | 八丈の甲殻類
クモガニ科(八丈島・底土・3cm・10m)
房総半島以南の南日本からインド・西太平洋に広く分布。オスの甲は細長い三角形で、額角が著しく突出している。メスは平らで幅広く、側縁に深くくびれがある。雌雄の甲の形が著しく異なるため発見当初は別種と扱われてきた。写真はオス。いずれも体色は全体的に緑褐色や褐色で、カムフラージュのために甲に海藻の切れ端をつけている。2009年の春に八丈島では多く見られた。(ティビーエスブリタニカ「エビ・カニ ガイドブック」参考)

ソリハシコモンエビ

2009年05月10日 | 八丈の甲殻類
テナガエビ科(八丈島・底土・2cm・10m)
八丈島慰安のインド・西太平洋に分布する。岩穴の中や海底洞窟などにすみ、このような環境を好むウツボやハタなどの口や鰓の中に入り込み寄生虫を食べる。体は半透明で額角やはさみ脚などに紅白の模様が入る。脚を力なく下げ、腹肢の動きだけで水中を漂っていることが多い。ナイトダイビングだと岩穴から出てきていることがあるので、観察するチャンス。(TBSブリタニカ「エビ・カニ ガイドブック」参考)

モクズショイ

2009年01月20日 | 八丈の甲殻類
クモガ二科(八丈島・八重根・10cm・10m)
相模湾以南の南日本からインド・西太平洋に広く分布する。夜行性で、日中は岩の亀裂の奥などに隠れています。体中にカイメン類をつけて擬装するカニとして有名ですが、海草やサンゴ礫、軽石なども付着させます。選り好みはなく、カイメンが多ければカイメン、海草が多ければ海草ということのようです。このカニを見ると海の環境が分かる「生きたバロメーター」ともいえます。(TBSブリタニカ「エビ・カニガイドブック」参考)

ウミウシカクレエビ

2009年01月08日 | 八丈の甲殻類
テナガエビ科/カクレエビ亜科(八丈島・乙千代ヶ浜・3cm・15m)
伊豆半島以南の南日本からインド・西太平洋に広く分布する。歩脚は紫色で体全体には白斑点模様が点在する。八丈島では大型のミカドウミウシ(30cmの大きさ)に寄生していることが多い。

イソバナガニ

2008年12月22日 | 八丈の甲殻類
クモガニ科(八丈島・八重根・2cm・15m)
八丈島以南の南日本からインド・西太平洋に広く分布する。イソバナ類に共生する。地色は赤く、甲の中央には白い帯がある。脚には黄色い縞模様がある。潮通しのよい水深30m以浅の岩礁域で、オオイソバナの上に普通に見られる種。宿主さえあれば、その枝間の付け根に2・3匹はいる。頭の先端にはイソバナの切れ端を挟み込んでいることもあり、その擬態は見事。(ティビーエスブリタニカ「エビ・カニガイドブック」参考)

イソギンチャクエビ

2008年12月17日 | 八丈の甲殻類
テナガエビ科(カクレエビ亜科)八丈島・八重根・2cm・15m
房総半島以南の南日本からインド・西太平洋に広く分布する。大型のイソギンチャク類と共生する。写真はメスでオスに比べるとずんぐりして大きく、腹節側面の白い円紋が目立つ。(ティビーエスブリタニカ「エビ・カニガイドブック」参考)

ヒボタンサラサエビ

2008年12月15日 | 八丈の甲殻類
サラサエビ科(八丈島・八重根・4cm・10m)
八丈島以南の西太平洋に分布。洞窟内やナイトダイビングで見ることができる。体は全体的にオレンジ色で、腹節には赤で縁取られた白色の2本の横帯が目立つ。(ティビーエス・ブリタニカ「エビ・カニガイドブック」参考」

フリソデエビ

2008年05月26日 | 八丈の甲殻類
フリソデエビ科(八丈島・八重根・3cm・10m)
駿河湾以南のインド・太平洋に広く分布する。乳白色の地色に円形や不定形の斑文が入る。斑文の色彩は普通褐色だがピンク色青色の個体もある。第2はさみ脚のはさみの内側が肥大しており、これを和服の振り袖に見立ててこの和名が付いた。また、第1触角の鞭状部も先端に向かって幅広となる。ヒトデを食べる。(㈱ティビーエス・ブリタニカ「エビ・カニガイドブック」参考)

アカホシカニダマシ

2008年05月19日 | 八丈の甲殻類
カニダマシ科(八丈島・八重根・2cm・18m)
紀伊半島以南、インド・太平洋に広く分布。大型のイソギンチャクと共生する。甲の中央部には盛り上がりがある。体の地色は白く、赤色の点が散在している。八丈島ではハタゴイソギンチャクによくついていることがある。(ティビーエス・ブリタニカ「エビ・カニガイドブック」参考)

セミエビ

2008年05月17日 | 八丈の甲殻類
セミエビ科(八丈島・八重根・30cm・10m)
房総半島以南、台湾、オーストラリア、ハワイ、インド洋西部に分布。サンゴ礁や岩礁域の浅海に生息し、岩穴の天井や亀裂、サンゴ礁の水路の礁壁に隠れすむ。体は赤褐色で頭から尻尾にかけて不鮮明な淡色の斑文がある。コブセミエビに似るが体の側縁が真っ直ぐであることで区別が出来る。昆虫のセミに似ている事が名前の由来。八丈島では伊勢海老漁が行われるが、一緒に網にかかることがある。漁師はイセエビより美味しいと言っている。(文一総合出版「海の甲殻類」参考)