バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

聖書にある断食について 32 罪の代償 06 バテシバ事件 06 なぜダビデ王は過ちを犯したのか 03 罪の連鎖

2024-04-15 04:00:00 | 聖書の断食
第2サムエル記
12:13 ダビデはナタンに言った。「わたしは主に罪を犯した。」

ナタンはダビデに言った。「その主があなたの罪を取り除かれる。

あなたは死の罰を免れる。

 12:14 しかし、このようなことをして主を甚だしく軽んじたのだから、

生まれてくるあなたの子は必ず死ぬ。」

 12:15 ナタンは自分の家に帰って行った。

主はウリヤの妻が産んだダビデの子を打たれ、その子は弱っていった。

 12:16 ダビデはその子のために神に願い求め、断食した。

彼は引きこもり、地面に横たわって夜を過ごした。

 12:17 王家の長老たちはその傍らに立って、王を地面から起き上がらせようと

したが、ダビデはそれを望まず、彼らと共に食事をとろうともしなかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先回も書きましたように絶頂の時こそ最も危険な誘惑があることを

ダビデのバテシバとの姦通で知らなければなりません。

そしてバテシバとの肉体的な関係だけでは終わらなかったのです。

それはこの肉体関係で子を宿してしまったのです。

それを聞いたダビデは更に大きな罪を重ねていくのです。

罪の連鎖が続くのです。

そこで夫ウリヤを戦場から呼び寄せ、

バテシバと夫婦関係を持つように仕向けますが、

ダビデ王に忠実なウリヤは、そうしませんでしたので、

王の隠ぺい工作は失敗し、遂に部下ヨアブに手紙を書き、

それをウリヤに持たせたのです。

そこには戦線で一番、危険なといころにウリヤを行かせ、

殺すことを命じた内容でした。

ウリヤはヒッタイト人でしたが、改宗して神の民に加えられていました。

ウリヤという名前の意味は「主は私の光です」といいます。

その名の通り、神に愛された者として、忠実に神に仕えたいと思っていた

熱い信仰を持つ部下を自分の罪を隠蔽するために殺すように命じたのです。

そして激戦にウリヤを送り、敵に撃たれて死にました。

これは明らかにダビデが殺したのです。

ダビデは自分の罪を隠し切れないと知るや、それを責める立場になる

ウリヤを抹殺することで自分の身を守ろうとしたのです。

姦淫の罪を取り繕うために、何の罪もない、忠実な部下を殺すという

さらに大きな罪を重ねてしまいました。

罪はこのように新たな罪を生み、ふくれあがっていきます。

一つの嘘をつくと、それを隠すために

第二、第三の嘘をつかねばならなくなり、

嘘がふくれ上がっていくのです。

この大きな罪は後に刈り取ることになります。

ウリヤが戦死したのでダビデはウリヤの妻べテシバを妻とします。

このような行為はヨアブと数人の者しか知らないことでしたが、

これらのことをすべて知っておられたのは、神でした。

そして神の人、預言者ナタンがダビデ王のところにやってきます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今後、100年経ても日本はデン... | トップ | 真のリバイバルとは何か 39... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

聖書の断食」カテゴリの最新記事