バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

レジリエンス時代の到来を日本が深く受け止めないと世界の孤児になる   

2024-04-05 04:00:00 | 日本のゆくえ
ほぼ毎日、通っている福井県立図書館で出会った本が、

1・限界費用ゼロ社会(2015年発行)

2・レジリエンスの時代(2023年発行)

いずれも著者は今注目のアメリカの経済社会理論家、

ジェレミー・リフキン(注・01)です。

私はこの2冊を読んでショックだったのは、

ドイツの元首相、メルケル女史がリフキン氏の提言を謙虚に取り入れて、

国家のビジョンを作成したことです。

その反面、日本は全く無視するどころか聞く耳も持たないのです。

その理由を考えてみます。

それはこのブログで7年間、一貫して書いてきたのですが、

日本教のなす業なのです。

それが妨害し、リフキン氏のバックボーンである

聖書が正しく理解できなくしているからです。

アメリカの政治指導者もリフキン氏の思想を正しく受け止め、

ヨーロッパでもドイツばかりかEU全体が、受け止めて

国の政策に生かしているのです。

いずれも聖書をバックボーンにしている国々です。

その一つの表れが、原発を廃止し、再生エネルギーを生かした

エネルギーの大転換をしています。

その大きな原動力の一つに上記の「レジリエンスの時代」が

影響を与えています。

しかし、残念ながら、原発は日本は廃止どころか推進し、

地震大国にも関わらず実に愚かな政策を展開しています。

この論考は「なぜ日本は原発を止められないのか」(青木美希著・文藝春秋)

で詳しく書かれています。

さて、上記2の「レジリエンスの時代」サブタイトルが、

「再野生化する地球で人類が生き抜くための大転換」とあり、

上記、1の「限界費用ゼロ社会」が発行されてから約10年間で

リフキン氏は時代の大きな変化を読み取り、

これからの大変革時代を迎える備えを訴えています。

この本の内容に深く立ち入ることは今回はいたしませんが、

私の読後感想を書いてみます。

まず1の「限界費用ゼロ社会」を読んで、大きな反省をせざるを得ません。

それは10年前にこの本に出会っていたら、

藤樹の宿をスタートさせることはなかったということです。

むしろ資金ゼロ円で、自然環境に関する

何か新しいことにチャレンジしていたと思います。

以前に書きましたが、ファスティングは自然環境を推進していく

大きな要素なので施設を開設し、運営するための

莫大な資金投入をする必要はなかったのです。

むしろインターネットだけを駆使して、展開できたはずです。

私も今年、いよいよ後期高齢者の年齢に近づきましたが、

10年間の誤った選択をなんとか取り戻し、もう一度、

「限界費用ゼロ社会」をベースにしたファスティングの普及を

展開していきたいと決意しています。

また、2の「レジリエンスの時代」では、

これから何が世界に起こるのかを預言しています。

しかし、その根拠は聖書にあり、聖書を正しく読みこなし、

自分の思想に生かしていけば、リフキン氏の提言を

自分のものにすることができると思います。

この著作の中で工業化社会は終焉したといいます。

次の時代は

1・バイオリージョン時代の到来

2・分散型ピア政治の到来

3・生命愛(バイオフィリア)の到来

を告げています。

これぞ聖書の預言に沿っています。

日本はリフキン氏の言葉に耳を静かに傾け、

聖書を読む国民となるようにならないと世界の孤児になります。

私は日本が聖書の国なるようにとささやかですが、

私なりの働きをしていきたいと祈っています。


※レジリエンス
2の本のあとがきでレジリエンスについてこう書かれています。
何か問題が生じたときに元の状態に素早く戻る能力ではない。あらゆる問題が動的であり、時間の経過と様々な出来事の発生によって、状況は変化しているからだ。レジリエンスとは、ただ主導権を取り戻すだけではなく、以前とは異なる新しい水準で適応し、自分の居場所を確立する能力を意味する。そして、地球温暖化が進んで自然災害が前代未聞の頻度と規模で発生し、新たな感染症もくり返して流行する昨今、自然界の未来の予測が難しくなる中では、適応力の重要性がいやでも増す。レジリエンスを高め、適応力を発揮するための第一歩は、私たちの自己認識を改めることだ。(p425-6)

とあり、日本が真に聖書の指針を受けとめて

自己認識を改めることに回帰すれば世界の孤児にはならないでしょう。


ジェレミー・リフキン(注・01)
(1945年1月26日生まれ)は、アメリカの経済社会理論家、作家、講演者、政治顧問、活動家です。リフキンは、科学技術の変化が経済、労働力、社会、環境に及ぼす影響に関する 23 冊の本の著者です。リフキンは、世界経済危機、エネルギー安全保障、気候変動という三重の課題に対処するための「第三次産業革命」長期経済持続可能性計画[要説明]の主任立案者である。第三次産業革命 (TIR) は 2007 年に欧州議会によって正式に承認されました。ハフィントンポストは2015年10月に北京から、「中国の李克強首相はジェレミー・リフキンの著書『第三次産業革命』を読んだだけでなく、それを心に留めている」と報じ、同氏と彼の同僚は本書のアイデアを政策の中核に取り入れたという。国の第 13 次 5 か年計画。によると、「ジェレミー・リフキンはアメリカの経済学者であり作家であり、彼のベストセラー『第三次産業革命』はおそらくドイツの低炭素経済への移行と中国の気候変動政策の戦略的受け入れの青写真を提供した。リフキンは 1995 年からペンシルバニア大学ウォートン スクールのエグゼクティブ教育プログラムで教鞭をとり、CEO や上級管理職に事業運営を持続可能な経済に移行する方法を指導しています。リフキンは、ワールドポスト/ハフィントンポストの2015年世界調査「世界で最も影響力のある声」で123位にランクされています。同氏は、この調査で最も影響力のある経済思想家のトップ10にも名を連ねている。リフキンは、過去 35 年間にわたり、多くのフォーチュン500企業、数百の政府、市民社会団体、大学の前で講演してきました。リフキンは、再生可能エネルギー、送電、建築、建設、情報技術 (IT)、エレクトロニクス、輸送、物流などの幅広い業界に関連するTIR Consulting Group, LLC, の社長でもあります。TIR の世界経済開発チームは、都市、地域、中央政府と協力して、コラボレーション コモンズと第 3 次産業革命のためのモノのインターネット(IoT) インフラストラクチャを開発しています。現在、TIR はフランスのオー・ド・フランス地域、 ロッテルダム都市圏、デン・ハーグ、ルクセンブルク大公国と協力して、概念化、構築、構築に取り組んでいます。経済を変革するためのスマートな第 3 次産業革命インフラストラクチャの規模拡大。(ウィキ・英文からの自動翻訳)
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