愛煙家の多事総論

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原作の精神は生かしました

2006-08-26 18:33:19 | 国際情勢
ゲド戦記の作者、ル・グウィンもついに映画「ゲド戦記」を批判。

映画「ゲド戦記」、原作者がHPに批判的「感想」

ル・グウィンさんは「Gedo Senki」と題した文章の中で、「8月6日にアメリカで完成した映画を見た」とした上で、「絵は美しいが、急ごしらえで、『となりのトトロ』のような繊細さや『千と千尋の神隠し』のような力強い豊かなディテールがない」「物語のつじつまが合わない」「登場人物の行動が伴わないため、生と死、世界の均衡といった原作のメッセージが説教くさく感じる」などと記した。また、原作にはない、王子が父を殺すエピソードについても、「動機がなく、きまぐれ。人間の影の部分は魔法の剣で振り払えるようなものではない」と強い違和感を表明している。


と、はっきり言えば

「何もかもダメ」

とダメだししたに等しい原作者の厳しく、そして真っ当な意見。
それに対してスタジオジブリは

>原作者の感想として素直に受け止めている。ただ、僕らは原作の精神を生かしたつもりだ。この映画には賛否両論があるが、楽しんで見てもらえればそれが一番です

ただ、僕らは原作の精神を生かしたつもりだ



・・・・・・どこらへんに、「原作の精神」があった?

適当な解釈で、適当な作品を作っておいて

「原作の精神を生かしたつもり」

とほざくスタジオジブリ。下手すりゃ、「原作の精神どおりにやったからつまらなくなった」と続きそうなこの言葉。
素直に

「駄作でした。申し訳ありません」

って謝れよ。原作者に、原作ファンに、そして前知識なしで見に行って、うやむやのうちに話を終わらせられてがっかりさせられたジブリファンに。




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