愛煙家の多事総論

このブログは愛煙家こと私が、世の中の色々なニュースに対して、自分勝手な評論をする駄ブログでございます。

偉大なる母なるロシアに!

2007-07-09 20:40:01 | 国際情勢
ロシアで、歴史の歪曲が始まっているらしい。始まっている・・・ってわけでもないか、ソ連時代から、ありとあらゆる歴史を捻じ曲げてるわけだし。

ロシアで新教材めぐり論争…自国の歴史を美化!?

最近、ロシア政府が現場の教師のための新しい歴史教材「ロシアの最新歴史:1945‐2006」の出版準備を進めているが、その内容が歴史を美化しているという批判が出ている。


 すでに編集を終え出版を待つばかりのこの教材は、ロシアが引き継いだソ連(1917‐90)について、「恥じる必要のない強大国」と表現している。さらに他国では独裁者とされているスターリンは、ソ連経済を発展させ、第2次世界大戦でドイツのファシズムと戦い勝利し成功した指導者と説明している。プーチン大統領が2000年に就任した当時に語った「20世紀最大の地政学的災難はソ連の崩壊」という内容も、歴史的事実を表現したものと記載されているという。


 プーチン大統領は先月21日、自らの別荘にこの教材の著者らを招き、討論を行わせることにより、事実上教材の出版を認めたのではないかとされている。この席でプーチン大統領は「(新しい教材は)歴史に対する判断は学生が行うことだが、歴史的事実については国家の誇りを持たせる方向で記載されるべきだ」と語ったという。


 ロシアの日刊紙「ブズグリャート」は6日、この教材について「ソ連の歴史とプーチン政権以後のロシア現代史について論争を起こした」との見解を示し、米国のウォールストリート・ジャーナルは「ソ連崩壊による混乱から抜け出し、国家的な誇りを取り戻そうとするクレムリンの意図と関係がある」と評価している。


 ロシアの新しい歴史記述はプーチン大統領の歴史観と関係があるとされている。プーチン大統領は2000年の就任以来の課題を「ロシアのアイデンティティ確立」とし、同年12月にはソ連の国歌のメロディーをそのまま利用、歌詞の一部のみを変更してロシア国歌として採択した。さらに2005年の第2次世界大戦勝利60周年と昨年のブレジネフ元ソ連共産党書記長生誕100周年では、「ソ連の復興期を導いた人物」として二人の指導者を肯定的に評価している。


 一方ではロシアの若者に歴史に対する誇りを持たせ、西欧からのロシアに対する非難を防ごうとする意図もあるとされている。





とりあえずロシア在住の知り合いに「どうなのよ?」と聞いてみたら、「何をいまさら」と鼻で笑われてしまいました。
プーチンが政権を取って以来、ハラショースターリン、ハラショーソ連、ハラショーKGBのオンパレードな教科書ばかりだとか。
そこまで悪化しているとは思わんかった。

つーか、人類最大の失敗と言われる共産実験を誉めそやすとはなぁ・・・。それを煽る方もあれだが、唯々諾々と煽られる方も問題がある気が。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿