今年もハッピー・アニバーサリー・怪道の季節がやって参りましたヒプヒプホレー★。なんとまぁついに5年目に突入ですね、アン信じラブル。遊びに来てくださる方も年々増え、200ipを超える日もめずらしくなくなってもうー、いい加減なことをしていてはいけませんなぁと思いつつ・・・相変わらずな別水軒ですスイマセンw
毎年恒例と申しますか、オメデトウ&アリガトウを記念して近況報告をさせていただきましょうー、えー、昨年末以来最もアテクシを忙しくさせていたモノゴトがようやく一段落いたしました。すなわち、うちのジジサマの件であります。脳梗塞で倒れて以来、長らくリハビリ病院に入院しておりましたが、自力で生活するほどの回復には至らずということで、このたび24時間介護付の有料老人施設への入居が決まりまして。それに伴い、ジジサマ宅を処分することになったわけですが、これがもー、大変のなんのってw つもりにつもった90年分のコレクションをどうしてくれようというわけですね。
ジジサマのライフワークであった珪藻研究に関わる標本やら貴重書やらの類は数年前にすでに某国立および県立科学系博物館に寄贈済みであったとはいえ、その他個人的趣味で集めた蔵書はもちろん陶磁器だの土鈴だのカセットテープだのビデオだのがてんこもり。しかも捨てるにしのびないモノがほとんどだからタチが悪いわけでして。蒐集癖がおありの方はあれですよ、ある程度の御年になられましたら、コトがコトだけに家族からは切り出しにくい話ですし、ご自身から進んで整理・引き取り先の選定等はされておくべきでありますよ・・・と自分にも言い聞かせて現在お部屋の片づけ中だったりしますがw そんなこんなで、おかげさまで無事片付けもおわりましてございます。
さて。
若さに特権があるとすれば、それは知力・体力・資力の全てを自身のことのみに集中でき、他の事にはいい意味で「無知」でいられるということ。しかしながら、年齢を重ねるごとに家族は衰え、自分自身がオノレのみのものでないことに、そして自分一人の将来のことだけに集中しているわけには行かないことに、嫌でも気づかされる時はやってきます。それでもなお自己を中心に据え続ければ、それは単に周囲に対する自身の責任を「無視」しているに他なりません。
ジジサマが倒れたことは、アテクシにいろんな意味で家族の将来に目を向けさせることになりました。なんだかんだでうちの家族で丈夫なのはじぃちゃんだけでしたからねぇ、ハハもアニも、近い将来アテクシが背負っていかにゃあならんという現実が、痛いほど目の前をふさぐ様になり。様々な人が励ましてくださったことで研究の道に戻ろうと思った時、一度は周囲を「無視」する覚悟をしたつもりの別水軒ではありましたが、・・・その罪悪感に耐えられんようになってしまいました。今となっては本当に覚悟できていたのかどうかもあやしいもんですけど、中途半端なことをしたせいで、たくさんの方にご迷惑をかけてしまったなぁと日々恥じ入る次第です。伏してお詫びいたします。
別水軒はもうその道には進むまい。そう決めて自身をふり返った時、・・・どっかの殿じゃあありませんが、びっくりするぐらい、自分には・・・なぁんにもないんですよね(笑)。自分がナニモノだったかも忘れるぐらいの、稀に見る喪失感に襲われ。そんなおり、コタツに足をつっこんでみかんを食いながら観ていたのが「プリシラ」という豪映画。かのテレンス・スタンプが中年の口パク・オカマダンサーを演じているというので驚愕したシロモノなんでありますが。奇抜な衣装とメイクで歌い踊るオカマダンサーたちの「愛はかげろうのように」(オリジナルはCharlene→コチラ)を見ているうちに、なんだか妙に心動かされてしもうた。あの曲を聴きながら、ふと、日本を出てみようと、思ったわけです。すると。
フツー逆だろwww
・・・友人一同からの、実に的確な総ツッコミをちょうだいいたしましたwww 聞いてもらえばわかりますけど、あの曲は、そういうバカはや め と けって歌ですからね。自分自身にたどりつけないならせめてパラダイスをみたいという自虐的な思いとともに、"i've never been to me"ではじまったけれども、ラストにそれぞれが"i've been to me"で終わるとってもハッピーな映画だったことにもよるんだと思うのですが。とりあえず、行き先はダブリンとか言うてた頃はスイマセン、まだまだふんいきでしたw でも、リスタートを切ろうと思う人間にとっては、日本ほど生きづらい国はない、と感じていたのもまた事実。
別水軒というヒトは、おもしろくない状況にはすぐに飽きちゃうてことは皆様もよくご存じのはずw、身辺整理をするべぇとのそのそと部屋を片付けたりなんかしてみますとね。かつて修士論文を書き終えた後にコンチクショウユと放りだした時の3倍以上のゴミが出ました。あの頃よりは多少マジメに勉強してたみたいだなぁとニヤニヤする一方で、これだけは捨てれんと残したモノ共の集合を見たとき、やはりワタシはワタシであるのだなと、これまたニヤニヤしてしまったわけです←恥ずかしいぐらいよくあるパターンwww 道は何も一つではないのデス。別水軒は別水軒のまま、やはり別水軒の怪道をゆくのであると、落ち着きどころがすこぅし、見えて参りました。
オカマダンサーに導かれた思いつきではありますが、しばしの間、日本を離れようという気持ちに変わりはありません。そしてより明確に、生きる道と稼ぐ道を足して割って熟考を重ねた結果、そのココロはゴースト大国・イングランドに向かうこととなりました。コトバの壁が一番低そうってちょう現実的な判断もござぃあすけどもねw、あの国は歴史的になかなかおもしろそうなひずみがようけあるようですきに。そういうスキマには・・・まちがいなく、外道衆がうょうょ湧いちゅうはずですろぅ←先週の龍馬伝みたばっかり。
てなわけで、しばし離れる故郷でのよい思い出を、たくさんつくる一年にしようと思います。おつきあいいただければ、別水軒、この上ない幸せにございます。今後とも、怪道をヨロシク。
見て見て見てwww となりどうし★
このうえなくよい思い出ではなくってwww?・・・単にあいうえお順にならんだ写真提供者の名前なだけですが、「べっ水軒」でよかったと思った瞬間でした(笑)
(今年2月に発売されたコンビニ本『世界と日本の怪人物FILE』/学研パブリッシングより。多分もう店頭では手に入らない・・・頃にこっそりいうのがアテクシのよいところw)
毎年恒例と申しますか、オメデトウ&アリガトウを記念して近況報告をさせていただきましょうー、えー、昨年末以来最もアテクシを忙しくさせていたモノゴトがようやく一段落いたしました。すなわち、うちのジジサマの件であります。脳梗塞で倒れて以来、長らくリハビリ病院に入院しておりましたが、自力で生活するほどの回復には至らずということで、このたび24時間介護付の有料老人施設への入居が決まりまして。それに伴い、ジジサマ宅を処分することになったわけですが、これがもー、大変のなんのってw つもりにつもった90年分のコレクションをどうしてくれようというわけですね。
ジジサマのライフワークであった珪藻研究に関わる標本やら貴重書やらの類は数年前にすでに某国立および県立科学系博物館に寄贈済みであったとはいえ、その他個人的趣味で集めた蔵書はもちろん陶磁器だの土鈴だのカセットテープだのビデオだのがてんこもり。しかも捨てるにしのびないモノがほとんどだからタチが悪いわけでして。蒐集癖がおありの方はあれですよ、ある程度の御年になられましたら、コトがコトだけに家族からは切り出しにくい話ですし、ご自身から進んで整理・引き取り先の選定等はされておくべきでありますよ・・・と自分にも言い聞かせて現在お部屋の片づけ中だったりしますがw そんなこんなで、おかげさまで無事片付けもおわりましてございます。
さて。
若さに特権があるとすれば、それは知力・体力・資力の全てを自身のことのみに集中でき、他の事にはいい意味で「無知」でいられるということ。しかしながら、年齢を重ねるごとに家族は衰え、自分自身がオノレのみのものでないことに、そして自分一人の将来のことだけに集中しているわけには行かないことに、嫌でも気づかされる時はやってきます。それでもなお自己を中心に据え続ければ、それは単に周囲に対する自身の責任を「無視」しているに他なりません。
ジジサマが倒れたことは、アテクシにいろんな意味で家族の将来に目を向けさせることになりました。なんだかんだでうちの家族で丈夫なのはじぃちゃんだけでしたからねぇ、ハハもアニも、近い将来アテクシが背負っていかにゃあならんという現実が、痛いほど目の前をふさぐ様になり。様々な人が励ましてくださったことで研究の道に戻ろうと思った時、一度は周囲を「無視」する覚悟をしたつもりの別水軒ではありましたが、・・・その罪悪感に耐えられんようになってしまいました。今となっては本当に覚悟できていたのかどうかもあやしいもんですけど、中途半端なことをしたせいで、たくさんの方にご迷惑をかけてしまったなぁと日々恥じ入る次第です。伏してお詫びいたします。
別水軒はもうその道には進むまい。そう決めて自身をふり返った時、・・・どっかの殿じゃあありませんが、びっくりするぐらい、自分には・・・なぁんにもないんですよね(笑)。自分がナニモノだったかも忘れるぐらいの、稀に見る喪失感に襲われ。そんなおり、コタツに足をつっこんでみかんを食いながら観ていたのが「プリシラ」という豪映画。かのテレンス・スタンプが中年の口パク・オカマダンサーを演じているというので驚愕したシロモノなんでありますが。奇抜な衣装とメイクで歌い踊るオカマダンサーたちの「愛はかげろうのように」(オリジナルはCharlene→コチラ)を見ているうちに、なんだか妙に心動かされてしもうた。あの曲を聴きながら、ふと、日本を出てみようと、思ったわけです。すると。
フツー逆だろwww
・・・友人一同からの、実に的確な総ツッコミをちょうだいいたしましたwww 聞いてもらえばわかりますけど、あの曲は、そういうバカはや め と けって歌ですからね。自分自身にたどりつけないならせめてパラダイスをみたいという自虐的な思いとともに、"i've never been to me"ではじまったけれども、ラストにそれぞれが"i've been to me"で終わるとってもハッピーな映画だったことにもよるんだと思うのですが。とりあえず、行き先はダブリンとか言うてた頃はスイマセン、まだまだふんいきでしたw でも、リスタートを切ろうと思う人間にとっては、日本ほど生きづらい国はない、と感じていたのもまた事実。
別水軒というヒトは、おもしろくない状況にはすぐに飽きちゃうてことは皆様もよくご存じのはずw、身辺整理をするべぇとのそのそと部屋を片付けたりなんかしてみますとね。かつて修士論文を書き終えた後にコンチクショウユと放りだした時の3倍以上のゴミが出ました。あの頃よりは多少マジメに勉強してたみたいだなぁとニヤニヤする一方で、これだけは捨てれんと残したモノ共の集合を見たとき、やはりワタシはワタシであるのだなと、これまたニヤニヤしてしまったわけです←恥ずかしいぐらいよくあるパターンwww 道は何も一つではないのデス。別水軒は別水軒のまま、やはり別水軒の怪道をゆくのであると、落ち着きどころがすこぅし、見えて参りました。
オカマダンサーに導かれた思いつきではありますが、しばしの間、日本を離れようという気持ちに変わりはありません。そしてより明確に、生きる道と稼ぐ道を足して割って熟考を重ねた結果、そのココロはゴースト大国・イングランドに向かうこととなりました。コトバの壁が一番低そうってちょう現実的な判断もござぃあすけどもねw、あの国は歴史的になかなかおもしろそうなひずみがようけあるようですきに。そういうスキマには・・・まちがいなく、外道衆がうょうょ湧いちゅうはずですろぅ←先週の龍馬伝みたばっかり。
てなわけで、しばし離れる故郷でのよい思い出を、たくさんつくる一年にしようと思います。おつきあいいただければ、別水軒、この上ない幸せにございます。今後とも、怪道をヨロシク。
見て見て見てwww となりどうし★
このうえなくよい思い出ではなくってwww?・・・単にあいうえお順にならんだ写真提供者の名前なだけですが、「べっ水軒」でよかったと思った瞬間でした(笑)
(今年2月に発売されたコンビニ本『世界と日本の怪人物FILE』/学研パブリッシングより。多分もう店頭では手に入らない・・・頃にこっそりいうのがアテクシのよいところw)