先日大阪某所で開催されました某ライウ゛にお邪魔してきましたらですね。なんと憂歌団の木村ミツキさんがゲストで登場されましたデスョ、ナマで鬼太郎OPとカランコロンを聞いてしまいましたョッ。それまで場内を支配していた特撮ヒーローな雰囲気を一変させる、独特の歌声とアドリブに満ちた弾き語りに…なんというか、もう無心になりましたw ちなみに同ライウ゛ではささきいさお兄ィが我が人生のテーマソング「君の青春は輝いているか」をお歌いくださいましてもー、別水カンゲキ。帰宅後さっそく着うたフルで携帯にダウンロードしたまではよかったんですけどね。ポイント余ったしついでに「恐怖の町」もやっちゃえとDLしましたところ…フリーズしてその後立ち上がらなくなりました(゜Д゜;)。購入半年でメーカー修理だしw この怪奇を暴いてくださいSRIw
それはさておき、言うてるうちに一週間たってしまいましたお化け大学in京都の完結編でアリマス。ご存知のように、映画村は浴衣(着物)で行くと入村料が半額になるんですネ。アテクシ、自身はまずまずの貧乏人であるとゆえる身分であるからして、入村料に二日連続2,000円とかちょっとしんどいし安くなった分でなんか買えるやんとか思うと背に腹は替えられず、2日目は浴衣でがんばることにしました。お天気もあんまり暑くなかったのは幸いでしたネ。
待ち合わせとか勤勉なことはせずにトーチャク次第もう来てそうなヒトに連絡するという合流の仕方でカメ兄ィと白児さん(化繊君は長崎屋の若旦那ぽいよね→隣に犬神いそうな感じ→犬神の隣といえば→白児さん)に合流。なんとなくそういう時間だったので寺子屋でヒゲの京都怪談2回目を聞くことにします。
寺子屋講座:京都怪談byヒゲ
怪談の怖さというのは、ネタそのものに由来するのはもちろんですが、それ以上に話し方で決まる部分が往々にしてあります。ヒゲさんの話は、後で話の筋を思い出した時、それのどこが怖いんやと思うことも時折あるんだけども、つまるところそれは「持って行き方」が大変お上手である証左と言えるわけでありまして。会場にお集まりの皆さんは生のカタリ怪談にあまり免疫がないのかして退席者も続出、そのたびに場の雰囲気が変化してしまうんだけれども、前フリ的小ネタでつなぎ修正する手腕はやはり見事。ヒゲさんの怪談会でこういったリカバリー具合を楽しめるのは出入り自由の無料会場ならではデスネ。てなわけで、時に強引で、また即興性の非常に高いヒゲさんの怪談をまた1時間ばかし堪能。
ヒゲ終了後、丹波帰りの一樹さま・KR老師と合流し、Padiosのスーパーヒーロー大集合広場をブラブラ。ヒーロー年表に一通りコメントしたりなんかして、再び寺子屋へ。国民的児童文学作家・松谷みよ子さんの講座を受けにゆきます。
寺子屋講座:怖い話・不思議な話by松谷みよ子
小さい頃から「モモちゃん」シリーズで育ち、長じてからは「現代民話考」などでお世話になっております松谷みよ子さん。ナマ松谷に会える日が来ようとは夢にも思っていなかったのでなんかちょう感激。記憶をたどりながらたんたんと言葉をつむいでゆかれるやわらかな語りは聞き手の想像力をゆたかにふくらませ、ひきこまれます。ご自身の作品の朗読もまじえたつつ、素敵に松谷ワールドを構築されておりました。
小一時間ほどすぎた頃、語り部が松谷さんから、秋田からいらっしゃったという語り部さん(←スミマセン名前聞き取れなかった)に交代します。お時間的に中村座での夏期講座「水木式妖怪探検学~ニューギニア編」がはじまるため会場を後にされた方が多かったのはまぁ仕方ないですけど、白児さんとワタクシは残って秋田言葉なやさしい語りに耳をかたむけました。この方の語りがまた、とーてーつーもーなくよろしゅうございましてね。お話くださったものは三枚のお札とか雪女といった非常にポピュラーなものなんですが、これがまた一言一句全てが完成されたストーリーを一人芝居のように「演じられる」語りなんであります。最後にお話くださった「ぽたんころころぽしゃん」(木の実が落ちる様子をぽたん、ころころ、ぽしゃんと果てしなくリピートする)の、なんという催眠効果!民話や昔話と呼ばれるものがかつてはその多くが夜に語られるものであったろうことを自然と体感させてくださいました。びーっき びーっき いつ死んだーの童歌も教えてもらいましたよ歌えるようになりましたよ。
そんなわけで蒐集者の即興の語り(ヒゲ)、物語へと昇華させる人の語り(松谷さん)、そして完成された物語を伝える語り(秋田の人)、のような、うまいこと言えませんけども「語り」が「物語」として完成されていく過程にも通ずるような流れで、3人の方々のそれぞれに異なるテイストの語りを順に楽しませていただいたような具合で。なんとも幸せな時間であったことョ。
夏期講習2限目:水木式妖怪探検学ニューギニア編&グランドフィナーレ
およそ30分ほど遅れて中村座へ。壇上ではコリャマタ先生と水木Ⅱ世の悦子さんが大先生と愉快な仲間達でニューギニアにゆかれた時のお話をトークショウ中。コリャマタ先生は相変わらずでしたし悦子さんもⅡ世ぶりを発揮してらっしゃいましたけども、まぁ幸福菌の保菌者がいらっしゃらないとなるとスライド越しではただでさえ感染力も低下しちゃうというのに、大先生が悪魔にとりつかれて大変なメにあったオチが待っております話ですからねぇ。何号か前の「怪」と同じ内容てのもあり、予定調和な感じの笑いでなんとなく終わりますものの、ひとまず大先生の人間力にはあらためて感服。
グランドフィナーレは・・・まぁ特にお話することはございませんw 講師をしてくださった方々には心からのお疲れさまでしたの拍手をさせていただきましたわけですが。なんか鬼太郎の声優の人たちがゲゲパラ(鬼太郎OPで踊るパラパラ)とか作られたそうでね。うーん、なんと申しますか、和食をナイフとフォークで食うてオイシイと喜んでる人を見るような座りの悪さとでもいいましょうか(苦笑)。まぁ食べ方は人それぞれですから、ナイフで食おうがスプーンで食おうが素手で食おうが、食うておいしいならいいんじゃないですかと思いますけども。あえて避けた1限目だったのに、客席総立ちでやれとか言われても困るわけですw 申し訳ないですが、お腹も空いておりましたので軽くヒきつつ傍観。時は過ぎゆくものよとひとりごち、中村座を後にします。
ご家族とお約束のある一樹さまとサヨナラしつつグランドフィナーレのゲゲパラ続きでなだれ出て行った百鬼夜行をチラ見します。田舎で野良仕事してるおばぁちゃんにキュウリもらいながら聞く石とか蛇とか山神さんのお話とは違って、姿かたちが具象化している時点で都会ってすげぇナァとつくづく感心する今日この頃。前日の「妖怪馬鹿のススメ」でも思ったですが、京都の妖怪さん達は皆おしなべて雅びですょね。夜半に響く不吉な声にヌエのような姿かたちを与えるし狐は茶道に通じてるし・・・朧車とかあんな屋根付牛車みたいのがあることからしてまず違う。
百鬼夜行といえば、先日一樹さまが東京で開催されていた「百鬼夜行の世界」展の図録をおみやげに下さったのを見ても、あらためてその洗練された都ぶりにしみじみしたものです。化物や妖怪って古くてボロボロの格好をしてるようなイメージがありますが、よく見ると服を着る気のある妖怪さん達って、着方がちょっとだらしなかったり暴れてるせいで乱れてるだけでわりとまともな服着てるんですよねw まぁ石燕さんとか絵が色ついてないのはわかりませんから実は薄汚れてるのかもしれませんけど、野暮と一緒に箱根からあっちに追いやられたはずの江戸のお化け達は意外に粋な格好をしてらっしゃる。あきらかにボロをまとってるというやつ(野寺坊とかぼろぼろとんとか)のほうが珍しかったりして。蓑や毛皮系のものをまとってるやつと粋に着物を着こなしてるやつは、きっと出所が違うんでしょうな←と相変わらず何も確かめずにテキトーなことを言ってるのでツッコミ募集。まぁ何が言いたかったかというと、京の都に出た百鬼夜行ならもすこし雅びなナリをしてもよいんじゃね、てことですw
その後はもうひたすら、化け市スタジオの井戸前でぐだぐだ過ごし。過ごしているうちに付近のごはん屋は全て閉店してしもうて、結局すきっ腹をかかえて帰るハメになりましたとさ。
次はどこで開催されるんでしょうねお化け大学校。行くのかナァ、多分行くんだろうなァw その時はまた、その時なりに楽しみますデスョ。
それはさておき、言うてるうちに一週間たってしまいましたお化け大学in京都の完結編でアリマス。ご存知のように、映画村は浴衣(着物)で行くと入村料が半額になるんですネ。アテクシ、自身はまずまずの貧乏人であるとゆえる身分であるからして、入村料に二日連続2,000円とかちょっとしんどいし安くなった分でなんか買えるやんとか思うと背に腹は替えられず、2日目は浴衣でがんばることにしました。お天気もあんまり暑くなかったのは幸いでしたネ。
待ち合わせとか勤勉なことはせずにトーチャク次第もう来てそうなヒトに連絡するという合流の仕方でカメ兄ィと白児さん(化繊君は長崎屋の若旦那ぽいよね→隣に犬神いそうな感じ→犬神の隣といえば→白児さん)に合流。なんとなくそういう時間だったので寺子屋でヒゲの京都怪談2回目を聞くことにします。
寺子屋講座:京都怪談byヒゲ
怪談の怖さというのは、ネタそのものに由来するのはもちろんですが、それ以上に話し方で決まる部分が往々にしてあります。ヒゲさんの話は、後で話の筋を思い出した時、それのどこが怖いんやと思うことも時折あるんだけども、つまるところそれは「持って行き方」が大変お上手である証左と言えるわけでありまして。会場にお集まりの皆さんは生のカタリ怪談にあまり免疫がないのかして退席者も続出、そのたびに場の雰囲気が変化してしまうんだけれども、前フリ的小ネタでつなぎ修正する手腕はやはり見事。ヒゲさんの怪談会でこういったリカバリー具合を楽しめるのは出入り自由の無料会場ならではデスネ。てなわけで、時に強引で、また即興性の非常に高いヒゲさんの怪談をまた1時間ばかし堪能。
ヒゲ終了後、丹波帰りの一樹さま・KR老師と合流し、Padiosのスーパーヒーロー大集合広場をブラブラ。ヒーロー年表に一通りコメントしたりなんかして、再び寺子屋へ。国民的児童文学作家・松谷みよ子さんの講座を受けにゆきます。
寺子屋講座:怖い話・不思議な話by松谷みよ子
小さい頃から「モモちゃん」シリーズで育ち、長じてからは「現代民話考」などでお世話になっております松谷みよ子さん。ナマ松谷に会える日が来ようとは夢にも思っていなかったのでなんかちょう感激。記憶をたどりながらたんたんと言葉をつむいでゆかれるやわらかな語りは聞き手の想像力をゆたかにふくらませ、ひきこまれます。ご自身の作品の朗読もまじえたつつ、素敵に松谷ワールドを構築されておりました。
小一時間ほどすぎた頃、語り部が松谷さんから、秋田からいらっしゃったという語り部さん(←スミマセン名前聞き取れなかった)に交代します。お時間的に中村座での夏期講座「水木式妖怪探検学~ニューギニア編」がはじまるため会場を後にされた方が多かったのはまぁ仕方ないですけど、白児さんとワタクシは残って秋田言葉なやさしい語りに耳をかたむけました。この方の語りがまた、とーてーつーもーなくよろしゅうございましてね。お話くださったものは三枚のお札とか雪女といった非常にポピュラーなものなんですが、これがまた一言一句全てが完成されたストーリーを一人芝居のように「演じられる」語りなんであります。最後にお話くださった「ぽたんころころぽしゃん」(木の実が落ちる様子をぽたん、ころころ、ぽしゃんと果てしなくリピートする)の、なんという催眠効果!民話や昔話と呼ばれるものがかつてはその多くが夜に語られるものであったろうことを自然と体感させてくださいました。びーっき びーっき いつ死んだーの童歌も教えてもらいましたよ歌えるようになりましたよ。
そんなわけで蒐集者の即興の語り(ヒゲ)、物語へと昇華させる人の語り(松谷さん)、そして完成された物語を伝える語り(秋田の人)、のような、うまいこと言えませんけども「語り」が「物語」として完成されていく過程にも通ずるような流れで、3人の方々のそれぞれに異なるテイストの語りを順に楽しませていただいたような具合で。なんとも幸せな時間であったことョ。
夏期講習2限目:水木式妖怪探検学ニューギニア編&グランドフィナーレ
およそ30分ほど遅れて中村座へ。壇上ではコリャマタ先生と水木Ⅱ世の悦子さんが大先生と愉快な仲間達でニューギニアにゆかれた時のお話をトークショウ中。コリャマタ先生は相変わらずでしたし悦子さんもⅡ世ぶりを発揮してらっしゃいましたけども、まぁ幸福菌の保菌者がいらっしゃらないとなるとスライド越しではただでさえ感染力も低下しちゃうというのに、大先生が悪魔にとりつかれて大変なメにあったオチが待っております話ですからねぇ。何号か前の「怪」と同じ内容てのもあり、予定調和な感じの笑いでなんとなく終わりますものの、ひとまず大先生の人間力にはあらためて感服。
グランドフィナーレは・・・まぁ特にお話することはございませんw 講師をしてくださった方々には心からのお疲れさまでしたの拍手をさせていただきましたわけですが。なんか鬼太郎の声優の人たちがゲゲパラ(鬼太郎OPで踊るパラパラ)とか作られたそうでね。うーん、なんと申しますか、和食をナイフとフォークで食うてオイシイと喜んでる人を見るような座りの悪さとでもいいましょうか(苦笑)。まぁ食べ方は人それぞれですから、ナイフで食おうがスプーンで食おうが素手で食おうが、食うておいしいならいいんじゃないですかと思いますけども。あえて避けた1限目だったのに、客席総立ちでやれとか言われても困るわけですw 申し訳ないですが、お腹も空いておりましたので軽くヒきつつ傍観。時は過ぎゆくものよとひとりごち、中村座を後にします。
ご家族とお約束のある一樹さまとサヨナラしつつグランドフィナーレのゲゲパラ続きでなだれ出て行った百鬼夜行をチラ見します。田舎で野良仕事してるおばぁちゃんにキュウリもらいながら聞く石とか蛇とか山神さんのお話とは違って、姿かたちが具象化している時点で都会ってすげぇナァとつくづく感心する今日この頃。前日の「妖怪馬鹿のススメ」でも思ったですが、京都の妖怪さん達は皆おしなべて雅びですょね。夜半に響く不吉な声にヌエのような姿かたちを与えるし狐は茶道に通じてるし・・・朧車とかあんな屋根付牛車みたいのがあることからしてまず違う。
百鬼夜行といえば、先日一樹さまが東京で開催されていた「百鬼夜行の世界」展の図録をおみやげに下さったのを見ても、あらためてその洗練された都ぶりにしみじみしたものです。化物や妖怪って古くてボロボロの格好をしてるようなイメージがありますが、よく見ると服を着る気のある妖怪さん達って、着方がちょっとだらしなかったり暴れてるせいで乱れてるだけでわりとまともな服着てるんですよねw まぁ石燕さんとか絵が色ついてないのはわかりませんから実は薄汚れてるのかもしれませんけど、野暮と一緒に箱根からあっちに追いやられたはずの江戸のお化け達は意外に粋な格好をしてらっしゃる。あきらかにボロをまとってるというやつ(野寺坊とかぼろぼろとんとか)のほうが珍しかったりして。蓑や毛皮系のものをまとってるやつと粋に着物を着こなしてるやつは、きっと出所が違うんでしょうな←と相変わらず何も確かめずにテキトーなことを言ってるのでツッコミ募集。まぁ何が言いたかったかというと、京の都に出た百鬼夜行ならもすこし雅びなナリをしてもよいんじゃね、てことですw
その後はもうひたすら、化け市スタジオの井戸前でぐだぐだ過ごし。過ごしているうちに付近のごはん屋は全て閉店してしもうて、結局すきっ腹をかかえて帰るハメになりましたとさ。
次はどこで開催されるんでしょうねお化け大学校。行くのかナァ、多分行くんだろうなァw その時はまた、その時なりに楽しみますデスョ。