今日は金沢に出張してきたけど、行き帰りの特急列車の中で、
「上海、かたつむりの家」を3/4ほど一気に読んでしまったよ。
この前、読んだ「ケッヘル」も面白かったけど、それより面白かったよ。
地方出身の若い大卒夫婦が大都市で住宅を買おうとしてローン地獄に
陥る姿を、貧富の拡大や官僚の汚職、拝金主義や愛人問題など、現代
中国が抱える矛盾とともに赤裸々に描いた、と書いてあるけど、これが
事実だったら本当に中国は住むのが大変な国だなぁ。日本では、とても
こんな作品は書けないと思うけどね~
それと、この作品を読むと夫婦愛の大切さもわかると思うよ。
読み終わった後は、せつないような読後感が残って、この後の展開は
どうなるんだろうなぁ、と想像してしまったよ。
単行本は値段が高いので、図書館で見かけたら借りてみてね。
海藻がどんな人生を送っていくんだろうなぁ、と思ってしまうんじゃないかな。