心の休憩室 パート2

何度か中断していますが、書きたいことがでてくると復帰しています。

環境

2014-06-28 20:40:14 | 日記

人間は自分が置かれた環境に対して、不満や文句を言うことが

あるよね。

 

でも、植物は日の当たらない環境に置かれても、精一杯

いきているよね。

 

自然から学べることは多いよね。

 

 

(2014年6月28日撮影)


天地明察

2014-06-23 20:46:07 | 日記

タイトルだけは前から知っていたけど、「天地明察」の

意味がわからなかったので読む気が起こらなかったんだよね。

 

でも、たまたま図書館で見つけたので借りて読んでみたら、

とても面白かったよ。

 

そこで手元に置いておこうと思って、昨日、インターネットで

注文したら、今日届いたよ。ホントに便利な世の中になったよね。

 

この物語を読むと、いくつになっても勉強は続けないという気持ちに

なるので、生活がマンネリ化してきたなぁと感じたときに読み返そうと

思っているよ。

 

それと、この物語では「えん」の存在が大きいと思うなぁ。「えん」が

出てくるから、買って手元に置いておこうという気持ちになったのかも^^

 

「人生明察」を目指したいね。

 


柿の種 (つづき)

2014-06-15 18:01:59 | 日記

(短文その1)

 

学校を卒業したばかりの秀才たちが先生になって講義をすると

とかく講義がむつかしくなりやすい。

これにはいろいろの理由があるが、一つには自分の歩いて

来た遠い道の遠かったことを忘れるというせいもあるらしい。

 

若い学者が研究論文を書くと、とかくひとり合点で説明を

省略し過ぎて、人がよむとわかりにくいものにしてしまう

場合が多い。

これもいろいろの理由があるが、一つには自分がはじめて

はいった社会の先進者の頭の水準を高く見積もり

過ぎるためもあるらしい。

 

(短文 その2)

 

自分の欠点を相当よく知っている人はあるが、

自分のほんとうの美点を知っている人は

めったにないようである。

 

欠点は自覚することによって改善されるが、

美点は自覚することによってそこなわれ

亡(うしな)われるせいではないかと思われる。

*****

 

読んでいて、目に止まった短文を書き写してみたけど、

たしかにこういう短文はつぎつぎに読みすすまないで、

ひとつ読んだら筆者は何を言おうとしているのかを

考えた方がいいかもしれないね。

 

それと蛇足かもしれないけど、ひとの文章を書き

うつしていると、漢字とひらがなの使い分けに

たいする感度が高くなる感じがするなぁ。

 

そんなことを感じたことはないかな。

 

 

(2014年6月15日撮影)

 

 

 


柿の種

2014-06-14 22:11:17 | 日記

棄てた一粒の柿の種

 

生えるも生えぬも

 

甘いも渋いも

 

畑の土のよしあし

**********

 

寺田寅彦さんの「柿の種」の最初に出てくる言葉だけど、

いろんなことを考えさせられる言葉だよね。

 

短文集で、「なるべく心の忙しくない、ゆっくりとした

余裕のある時に、一節ずつ間をおいて読んでもらいたい」と

前書きに書いてあるけど、読み始めたら、次のページを

めくってみたくなってしまうよ。

 

寺田さんのような名短文が書けるようになりたいなぁ。

そのためには、自然に対するアンテナの感度をもっと

あげないとだめだろうなぁ・・・

 

この睡蓮を見て、寺田さんだったらどんな文章を書くんだろうなぁ。

 

 

(2014年6月14日撮影)


バッテリー

2014-06-13 22:00:30 | 日記

海音寺一希は、ショートの位置で息を詰めた。

 

瑞垣俊二は、彫像のように動かない。

その背後で、誰かが小さく叫んだ。

 

門脇のバットが回った。

 

マウンドの上を、そこにいるピッチャーの足元を

風が吹きすぎていく。

 

白い花びらが舞う。

 

数時間後に雨を運ぶ風が、少しづつ強くなり

始めていた。

 

「巧」

 

豪が叫んだ。

 

******

 

「バッテリー」の最後だけど、この作品を読んだら、

いつまでも心に残るんじゃないかな。