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コスメこそ、メラニン生成の根本原因

2005年05月13日 | コスメ
サンスクリーンと同時にこの時期出回るのが「美白コスメ」。
毎年新処方、新成分が開発され、医療用成分も加えられて、一見”進化”しているように感じます。
でも、「あんまり効いていないね」という女性たちの影の声も聞こえます。

美白剤「ハイドロキノン」は、美容医療の現場で効果を上げ、化粧品にも配合が認められるようになりました。
でも、薬事法でハイドロキノンの化粧品への配合量は、医療用の5%に制限されています。こんなわずかな量では、効かないのも道理です。
思わず「おい!」と言いたくなったのは「カモミラET」。
なんかすごい新成分みたいなんですが、これって”美白ハーブ”としておなじみのカモミールのエキスのことなんです。
でも、宣伝で言っているカモミラETの効果については、本当なんですよね。大手メーカーはこういうところが上手いよなぁ・・・。

こうした美白成分や植物成分は、ファッションで言えばアクセサリーのパーツ程度の役割しかありません。
美白コスメの成分のメインは水と合成界面活性剤、あるいは合成ポリマーです。
これらは肌をコ-ティングして水分の蒸発を防ぐ一方で、バリアゾ-ンを壊して体内に浸透してゆきます。
バリアゾーンにダメージがあると、メラノサイトはメラニンでそれをカバーしようとします。
そこでメラニンを漂白したり、メラノサイトの機能自体を阻害したりするわけですが、これは肌自らの紫外線防御機能を失わせることに他なりません。
だから、強いサンスクリーン剤が必要になってくるのです。

サンスクリーン剤や美白コスメが肌にダメージを与え、メラニンを大量生成してしまう。それを防ぐためにメラノサイトやメラニンを無力化することで、肌はさらにダメージを受けやすくなってしまう。
結果コスメが手放せなくなり、やがて体内にまでコスメ成分が浸透すると、どんより黒ずんだ肌に・・・。
皮肉なことに、UVコスメや美白コスメが、かえって肌を黒くしてしまうのです。