Be Organic

女性の美と幸福の源は オーガニックです

台風一過

2005年07月28日 | 季節

台風が去ったあとならではの、きれいな青空、澄んだ風景。
横浜ロイヤルパークホテル最上階、「シリウス」からのベイブリッジの眺めです。
ここからだと、いかにたくさんの船が東京湾を航行しているか、良くわかります。
羽田空港への飛行機の離発着もひっきりなしです。
今日は、新宿副都心や横須賀、三浦まで見渡せました。

じつはスイーツに目がない私。
今日のお目当ては景色と、夏季限定のデザートセット”Diamondhead”
水色のざらめが波しぶきのようで、とても涼しげです。
いつも極力、白砂糖系のお菓子を避けている私ですが、たまには誘惑に自ら乗ってしまいます。

以前アトピーを発症したとき、当然甘いお菓子はさけるように言われました。
事実、ファーストフード、コーヒーショップのお菓子を食べると、症状が悪化しました。
あるときどうしても甘いお菓子が食べたくなり、痒くなるのを覚悟で、このホテルのケーキを買って食べたのです。
ところが、痒くならなかったんですね。
材料がオーガニックというわけではないでしょうけれど、高級店というのはそれなりに質の良いものを使っているのでしょうね。

みんなにあてはまるとは限りませんが、”白砂糖系のお菓子を食べるなら、1ヶ月に1回。高級ホテルか高級菓子店のもの”というのが、私の持論です。

初めてのオーガニックメイク

2005年07月27日 | コスメ
オーガニックコスメのスキンケアで本来の肌を取り戻したら、メイクもやっぱりオーガニックコスメでしたい。でも、そんなのあるのかな・・・?

そうして最初に見つけたのが、「オーブリーオーガニクス」の「シルケンアースメイクアップキット」と「ミスアプリコット」の「ミスAリップスティック」でした。

「シルケンアースメイクアップキット」の「トランスルーセントベース」を顔全体にはたき、まぶたと頬に「シルケンアース」3色のうちのどれかを乗せ、「ミスAリップスティック」を唇に塗る。シンプルそのもののメイクでした。

ただ、欠点も・・・。
パウダーは粒子が粗く、肌への密着度も低いので、指で触るとハウダーが”ざらっ”と落ちる感触がありました。
乳鉢でパウダーをすって、より細かくすれば良いのかも知れませんが、なかなかそんな手間はかけられないものです。
色のパウダーの方は、ピンク系は色味が薄く、ローズ系、ブラウン系は手の甲で調整しないと色が強く出すぎました。
うっかり”おてもやんチーク”をやってしまったこともあります。
粉が散らかるのも悩みでした。

リップは少し固くて、のびが悪い感じがしました。でも夏場は一変、のびる代わりに柔らかすぎ、折ってしまったんです。折れたのはそのまま上へくっつけて、だましだまし使いました。

覚悟はしていたけれど、化学成分のおかげで使い心地が良く、色もきれいなものがたくさんあったそれまでのコスメに慣れてきっていた私にとっては、不便で戸惑うことばかり。あの頃は、”こういうものか”と受け入れるだけでした。

けれど、どちらも今でも使っているんですよ。特に「シルケンアース」のローズ系とブラウン系はチークとして常用しています。
手づくりコスメが好きな人は、リップクリームの材料の中に「シルケンアース」を入れて、色をつけているんだそうです。

あなたのコスメは「オーガニック」ですか?

2005年07月26日 | コスメ
「無農薬」「有機栽培」という表示があれば、多くの人がそれを選ぶ。
「食」についてのオーガニック意識は、ここ数年でだいぶ高まってきました。

「農薬を使うのは良くない」ということも、かなりはっきりと言えるようになりました。
それは、農薬の最大の販売者である農協の弱体化と、決して無縁ではないと思います。

ところが、洗剤やコスメに関しては、誰も、何も言いません。
メーカーが強大な力と資金を持ち、官庁、大学などの研究機関、医師、マスコミにがっちり食い込んでいるからです。

日本の家庭で年間に消費される洗剤の量は、農薬よりも多いと言われています。
洗剤とコスメの成分は、共通しているのです。
ここに気づかなければ、有害化学物質の削減も、環境汚染をくい止めることもできません。

けれど、ほとんどの人は、洗剤やコスメを「化学物質」とは思っていません。
化学物質というと、ほとんどの人の意識は農薬やシックハウスに向いてしまいます。
クリームや乳液の乳化剤は、農薬にも使われています。
ホルムアルデヒドは、マニキュアにも入っているのに・・・。

女性誌で人気のヘア&メイクアップアーティストが、”美の秘訣”として「食事はすべてオーガニックにしています」と語っているのを見ました。

「食事」だけがオーガニックで良いのですか?
「コスメ」もオーガニックにしないのですか?

みんなに知ってもらいたい 「PRTR法」のこと

2005年07月22日 | コスメ
PRTR法が定める有害物質の中で、一般家庭から排出されるものの上位には、洗剤やシャンプー、リンス、ボディソープ、コスメなどでおなじみの成分が並びます。

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)
が、年間1万9千トン

ポリオキシエチレンアルキルエーテル(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、AE、POER、パレス、ラウレス、セテス、ステアレス、オレス)
が、年間1万7千トン排出されています。
(いずれも平成15年度)

残念ながらPRTR法は、有害物質の削減をはっきりとは謳っていません。
有害物質の使用を制限したり、禁止する法律でもありません。
報告の義務さえ果たしていれば、有害物質でも堂々と使えてしまうのです。
しかも、この法律の存在を知っている国民は、ほとんどいません。

PRTR法が対象にする有害物質の中には、アスベストも入っています。
[石綿(アスベスト)問題] 7月中に石綿の総合対策 関係省の局長級会議で - goo ニュース
国も早くから有害性を認識していたのに、対策が全くされずにこの騒ぎです。
それを考えると、毎日使う洗剤、ヘアケア、ボデイケア、コスメが”アスベストの二の舞”になることも、ありえない話ではありません。

PRTR法のデータは公開されており、誰でも見ることができます。
ブックマークにある「太陽油脂」のHPからは、「エコケミストリー研究会」がPRTR法のデータをまとめた「使いやすいPRTR情報」にアクセスすることができます。また、環境省が発行するPRTR法の冊子の入手法も紹介されています。

”国が有害性を認めたものが入っている製品”ということが分かれば、使いたくないし、買いませんよね?
「環境のために」というだけではなく、国民の命や健康を守るためにも、消費者にPRTR法の存在を知らせ、活用を進めるべきです。

知らぬは消費者ばかりなり

2005年07月19日 | コスメ
PRTR法が”有害”として洗剤や化粧品の成分がリストアップしていることに、洗剤、化粧品メーカーはびっくり仰天!「生分解性の向上」「消費者の不安」を盾に猛反発しました。

けれど国は「実際の環境下では分解されていない」「海外の調査、研究においても有害性が証明されている」と断じ、最終的にはメーカー側も受け入れたのです。

PRTR法における有害化学物質の選定には学者、医師、労働組合、消費者団体、マスコミ関係者だけでなく、大手企業の役員や石油化学工業会、化成品工業協会、日本化学工業協会といった、化学物質を製造する側も加わっています。

つまり、メーカーは、自分たちの製品に有害性がある物質が含まれていることを認識しているのです。
知らないのは一般の消費者だけ。その結果、一般家庭が環境破壊のお先棒を担いでいるとしたら、たまらないと思いませんか?

ほっとけない 合成洗剤の危なさ

2005年07月15日 | コスメ
有害化学物質の削減を目的に、その排出や移動を届け出ることを事業者に義務付けた「PRTR法」という法律があります。
この法律が有害性を認め、届け出を義務付けた化学物質は435種類。
その中に、一般家庭が洗濯や掃除、食器洗い、コスメ、お風呂などで毎日使っている成分があるんです。
同じ物質でも表示名称が数種類あるので、それも含めて物質名を一通り挙げてみます。

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム  ドデシルベンゼンスルホン酸Na
ポリオキシチレンアルキルエーテル  ポリオキシエチレンラウリルエーテル
AE  POER  パレス~  ラウレス~  ステアレス~  セテス~  オレス~
ビスジメチルアンモニウムクロリド  ジアルキルジモニウムクロリド
ジココジモニウムクロリド  クオタニウム-18  DADMAC
塩化ジアルキルジメチルアンモニウム  塩化アルキルジメチルアンモニウム
塩化アルキルトリメチルアンモニウム  アルキルトリモニウムクリロリド
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム  ベヘントリモニウムクロリド
塩化ラウリルトリメチルアンモニウム  ラウリルトリモニウムクロリド
塩化ジメチルジアリルアンモニウムアクリル酸重合体  ポリクオタニウム-22
ジメチルドデシルアミンオキシド  ヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド
ココアミンオキシド  ラウラミンオキシド  ステアラミンオキシド
エチレンジアミンテトラアセテート
エデト酸  エデト酸塩  EDTA
EDTA-2Na  EDTA-4Na

家にある、そしてスーパーやドラッグストアなどで売られている洗剤、コスメ、シャンプー、リンス、ボディソープなどの成分を見てください。
ほら、ここに挙げられた成分がいくつも入っているでしょう?

洗濯もやっぱり石けんがベスト!

2005年07月14日 | 暮らし
私は洗濯も当然石けんでしています。
けれどやっぱり、「汚れが落ちない」とか「黄ばむ」とか「水を汚す」などと言われるんですよねぇ。ちがうんだってば・・・。

石けん洗濯のコツは、まず石けんをよく溶かして泡立てること。
粉石けんなら、炭酸塩などの助剤が入っているものより、石けん純度の高いものの方が水溶けが良く、汚れ落ちも良いように感じます。なんといっても、石けんは「洗浄剤」そのものですからね。
襟や袖口の黒ずみは、あらかじめ固形の石けんで軽くこすっておくといいですよ。

私は古い全自動洗濯機を使っているので、洗濯機が洗濯物の重さを量って、自動で水量が決まったらいったん洗濯物を出し、お風呂の残り湯を勢い良く入れながら石けんを泡立てています。
水量が適当になると洗濯機が動き出すので、一時停止をさせて洗濯物を戻してから再始動しています。

「黄ばむ」というのは、ハッキリ言って使いすぎ!量を多くしないと汚れが落ちないというのは間違いです。
各製品とも洗濯物の量や必要水量に応じて使用量が指示されていると思いますが、それよりも”気持ち少なめ”にするのがコツです。
これなら、綿のシャツやタオルなんて、バーンと直射日光に当てて干してもぜんぜんOK!黄ばむどころか、柔軟剤なんかなくてもふわふわに仕上がります。

もっと柔らかく仕上げたいときは、石けんシャンプーと一緒で、食酢の”リンス”がおすすめです。
最後のすすぎの時に、水に加えます。
私はシルクもウールも石けんで洗ってしまうのですが、最後にこの”リンス”をすれば大丈夫ですよ。

部屋干ししなければならないときは、最後のすすぎ水にエッセンシャルオイルを2、3滴落とします。
抗菌効果が強い上に肌にもやさしいラベンダー、ティートリーがベストです。

「石けんはBOD(生物化学的酸素要求量)が高いから水を汚す」というのも誤解です。
BODは水の汚れ度合いを示す指標のひとつなのですが、ある物質が生分解するのに必要な酸素の量を示すものなので、生分解力の高さを示すものでもあります。石けんは1日あれば生分解してしまいます。

分解されてできる石けんカスも、水を汚すものではありません。これは小魚やプランクトンの餌になります。石けんカスはなんと、家畜や養殖魚の飼料として使われているんですよ。

ちなみに、猛毒のPCBやダイオキシンのBODは「ゼロ」。こう言えばBODの高さと水質汚染度は、必ずしもイコールではないということがわかると思います。

私が今使っているのは、本宮石鹸工業所の「サンダーレッド」。醤油製造の過程で出る大豆油で作った石けんです。融点の低い油が原料なので、粉石けんでも水にも溶けやすくなっています。

本当の「石けん」とは?

2005年07月07日 | コスメ
「石けん」と言われると、どんなものを思い浮かべますか?
この時期の贈答品の定番、固形の化粧石けんを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
ところが、必ずしもそうとは言えないんです。

本物の石けんを見分けるには、やはり成分表示を見るのがいちばん。
石けんの成分表示は主に

石けん素地
カリ石けん素地
脂肪酸ナトリウム
脂肪酸カリウム

といったものがあります。また、

パルミチン酸Na(またはK)
ステアリン酸Na(またはK)
オレイン酸Na(またはK)
ミスチリン酸Na(またはK)
ラウリン酸Na(またはK)
ヘベン酸Na(またはK)
ヘベニン酸Na(またはK)

これらも石けんです。パルミチン酸やオレイン酸などは脂肪酸の名前。NaはナトリウムでKはカリウムです。
石けんは脂肪酸とナトリウム、あるいはカリウムを反応させて作るので、こういう表示もアリです。さらに、

ヤシ脂肪酸Na(またはK)
ヒマシ脂肪酸Na(またはK)

これらは原料油脂が分かるタイプです。
加えて、原材料をずらり並べる表示法も許可されています。例えば、

水、水酸化ナトリウム、オリーブ油、ヤシ油、ヒマシ油、小麦胚芽油

これは油脂と水を水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)で反応させて作っています。
趣味で石けんを手づくりする人はわかりますね。

多くの化粧石けんは、石けん成分の他に合成界面活性剤や乳化剤、保湿剤、金属封鎖剤、保存料、合成香料や合成色素が入ってしまっています。液体ソープやシャンプーは、主要成分が合成界面活性剤ということがほとんどです。
また、「アミノ酸石けん」と言われているものも、合成界面活性剤であることを知っておくべきでしょう。
こうしたことを覚えて、”本物の”石けんを選んで下さい。

石けんは洗浄力に優れ、目に入ったり口に入れたりしても人体に害はなく、使用後は1日で自然分解するので水も環境も汚染しない、”天然の”界面活性剤です。
古代メソポタミアに始まり、現代まで使われているその歴史が、石けんの安全性と優秀さの証明です。