Be Organic

女性の美と幸福の源は オーガニックです

女性アスリートの美しさ

2005年02月28日 | スポーツ
横浜国際女子駅伝は、毎年2月の最終日曜日に行われます。
この日がくると、「ああ、いよいよ春になるなぁ」と感じます。

横浜国際女子駅伝は、世界トップクラスの女性アスリートの姿を、間近に見られる貴重な機会です。
コースの近くに住むようになって以来、毎年沿道で見ています。

以前私は、女性アスリート、特に陸上競技の選手はガリガリに見えたり、皮と筋肉しかないような印象を持っていました。

ところが実際に見てみると、みんな肌は張りがあってつやつや。ボディラインもバランスが取れていて、やせてガリガリでもないし、筋肉がやたら目立つこともないのです。
選手たちの締まったボディと、張りのある肌の美しさに毎年驚かされています。

なぜ EUはオーガニック政策を進めるのか

2005年02月25日 | オーガニックライフ
EUが「オーガニック」を進める理由は、何なのでしょうか?
もちろん、土壌や水を化学物質汚染から守ることが基本です。
もうひとつの大きな理由は、経済のグローバル化、市場化から域内の農家、農業の利益を守るためです。

EU域内は、小規模農家が多くを占めるうえ、農家の高齢化が進み、後継者も不足しています。
そんなところへアメリカ式の大規模農業で生産された農産物や、大企業が途上国の安い土地と労働者を使って作っている安価な農産物が入ってきたらどうでしょうか?
まともに対抗できるわけがありません。
けれど、世の中のすう勢として、グローバル化、市場化は受け入れる必要があります。

そこで各国政府が行ったのは、オーガニック農家への直接の資金投下です。
日本でこうしたことをすると、「バラまき行政」と非難されかねません。
また、日本では「お金」の話を嫌がります。特に環境系、市民運動系の人たちなどは、「お金にとらわれると理念が損なわれる」と言って非常に強く抵抗します。

だけど、どんなに立派な理念をかかげたところで、お金にならなければ暮らしてゆけません。
そこでEUは、オーガニックへの転換によって、一時的に収入が途絶える農家に所得保障をしました。
また、どうしても売値が高くなってしまうオーガニック農産物に対して、高い付加価値をつけるために認証制度を整備しました。
農家がオーガニック認証を取る際には、専門のアドバイザーまで無料で派遣したのです。

国家がこうしてオーガニック農産物を認めれば、その市場ができます。
農家は、「オーガニックがお金になる」と思えば、環境についても感心を持たざるを得ません。
EU各国がしたのは、「環境に良いことが利益になる」仕組み作りだったのです。


春一番

2005年02月23日 | 季節
今日は陰暦の小正月。それにふさわしく春一番が吹きました。

窓の下のクロッカスが、「お日さまめいっぱい浴びなきゃ!」と言わんばかりに、思いっきり花を開いていました。

少し伸びすぎてしまっているけれど、ふきのとうも発見。
このあと、刻んでパスタに入れてみます。

欧米のオーガニック

2005年02月22日 | オーガニックライフ
環境問題に関心が高い欧米において、「オーガニック」をリードしているのは、もはやエコロジストではありません。

その中心は、高学歴で経済的にも豊か、仕事もできますが、仕事以外の生きがいや家族を何よりも大切にする、新しいタイプの都会人です。これに上流階級、エグゼクティブ、セレブリティが加わっています。

さらにアメリカでは、マイノリティや年収3万ドル以下(日本で言う”年収300万円以下”)の低所得者層までもが、オーガニック食品を日常的に買い始めています。
今やマンハッタンの自然食品店や自然食レストランは、ヒッピーに代わってビジネスパーソンで賑わっているそうです。

ドイツでは、オーガニック製品のみを扱うスーパーマーケット”basic”や”ALNATURA”が人気を集めています。こういうところで買い物をするのが「おしゃれ」なんだとか。
”basic”は、日本円で年間なんと15億円を売り上げていると聞きます。
アメリカでは、オーガニックスーパー”WHOLEFOODS”が約150店舗を展開しています。
パリのオーガニックマーケット「ラスパイユ通り」も有名ですね。

海外でもオーガニックものは、少し値段が高めです。それでもみんな買っているのは、やはり質が良いから。その品質を裏付ける認証制度への信頼も、高いものがあります。
しかし、オーガニックが普及する一番の理由は、やはり国家の後押しです。特にEUは戦略政策として、「オーガニック」を位置づけています。

「がんばれ」という言葉

2005年02月18日 | 世の中のこと
私は「がんばれ」という言葉がきらいです。
当事者意識のない、安全なところから見下ろすような物言いだと感じるからです。

「がんばれ」という言葉に初めて不快感を感じたのは、浪人中でした。すべり止めのはずの大学にことごとく落ち、もう後がないときに言われてムッとしたのです。”ベストを尽くしてこの結果。誰がいちばんショックを受けているか分からないのか”と。
母親から「お前のがんばりが足りないからだ」と言われたときは、本当にむかつきました。

それを、阪神大震災のときにもう一度感じたのです。
被災者が自分で「がんばろう」と言うのや、ブルーウェーブがスローガンを「がんばろう神戸」とするのは構いません。彼らは当事者ですから。
けれど、暖かい自分の部屋で、衣食足りている私たちが「がんばって下さい」と言うのは、違うだろうと思ったのです。

スポーツ観戦していても、ひいきのチームや選手に「がんばれ」というのはとてもいやでした。がんばっていないプロはいないからです。
何か他に良い言葉はないものか、けっこう悩みました。

昨日「とんねるずのみなさんのおかげでした」で、卓球の福原愛ちゃんが「がんばれって言われるの、すごくいやですね。がんばっているのに」と言い、それに松岡修造氏が共感しているのを見て、「ああ、やっぱりそうなんだ」と思いました。
ふたりとも、「そのままでいい」と言われるのがいちばん良いって言っていましたね。

でも、コントロールが定まらず苦しんでいるひいきチームの投手に、「そのままでいいよ」とは言いづらいですよね?本当にそのままだったら、だいたい打たれるか四死球のどちらかですし、第一本人が「そのままでいい」と思っているわけがないでしょう?

私は「がんばれ」という言葉を、できるだけ使いたくありません。
応援する、励ますということは、本当に難しいことです。

オーガニックは「文脈力」

2005年02月17日 | オーガニックライフ
日本で「オーガニック」というと、農産物に限定されている感があります。
同じものなら、多少高くても”有機栽培”と表示されているものを選ぶ人が増えています。
でも、野菜やお米だけで良いのでしょうか?

キッチンにあるお醤油、お酢、油などの調味料、どうやって作っているか知っていますか?
原料が「オーガニック」ならそれで良いと思いますか?
食器を洗う洗剤、何を使っていますか?
手や顔は、何で洗っていますか?
お風呂で使うボディソープ、シャンプー、リンス、入浴剤。どんなものか分かりますか?
ドレッサーにある化粧品の中身について、考えたことがありますか?
水道の水は、どこから来て、どこへ行くのでしょうか?
今身につけている服、どんなふうに作られているか知っていますか?

”有機野菜”とこれらは別問題。そう思う人がまだまだ多い、それが日本の現状です。
有機農産物の生産者でさえ、気づいていない。そんな現場を見てしまったこともあります。

けれど、これらのことはすべてつながっているのです。
「声に出して読みたい日本語」の齋藤孝氏が最近、「頭の良さとは『文脈力』である」と言っています。
つまり、物事を関連づけて発想できる、考えられる、伝えられることが「頭の良さ」として印象づけられるということですね。
それならば、「オーガニック」も「文脈力」だと言えるのかも知れない・・・。
ふと、そんなことを思いました。



オーガニックは ライフスタイル

2005年02月16日 | オーガニックライフ
海外で「オーガニック」は、ライフスタイルとして捉えられているようです。「オ-ガニック」という言葉が”本質、実質、根本”という意味を含むことに通じるものがあります。

地球環境は、私たちの暮らしの土台です。人間は生態系の中で生きています。
地球上では、人間を含めすべてがつながっていますから、目先のことだけにとらわれて物事を進めると、必ずどこかで破綻します。

しかし、自然の循環を考えて物事を行えば、一見非効率的なことでもじつは理にかなっていて、最終的には人間にも心地良い・・・。

こうしたことを念頭に置いた暮らし方、生き方が「オーガニック」なのです。

eirakusanさま、花神田さま、コメントありがとうございました。
こうして反応があると、やっぱりうれしいですね。

オーガニックという言葉を もっと使いたい

2005年02月14日 | オーガニックライフ
日本では「オーガニック」という言葉がさけられている、と私は感じています。

数年前、SONYのVAIOのCMで「オーガニックカフェ」という台詞が、いつの間にか「おしゃれなカフェ」に差し替えられたことがありました。

また、先日「素敵な宇宙船地球号」で取り上げられたアメリカの農家レストランのオーナーは、何度か”organic”という言葉を使いましたが、それはぼかして翻訳されていました。

「オ-ガニック」と言われても一般視聴者がわからない、適当な訳語が見つからないということなのでしょうか?
それとも「オーガニック」という言葉が普及すると、困る人たちがいるのでしょうか?



オーガニックって、なに?

2005年02月13日 | オーガニックライフ
・・・というのが、みなさんの正直なところではないでしょうか。

「有機」というのが、意味としていちばんに思い浮かぶ言葉だと思います。
でも、英和辞書で”organic”をひいてみて下さい。
「有機」という意味には[化学]と但し書きが添えられていませんか?
そう、「有機」とは化学用語なのです。
だから「自然、環境に良い」というイメージとはうらはらの、「有機リン」や「有機溶剤」といったものも存在するのです。

さらに辞書を見てゆくと、「本質的な」「根本的な」「実質的な」という意味が示されています。
私の考える「オーガニック」とは、こちらの方です。

ちなみに同様の概念を表す言葉として、ラテン語圏では「生命の」「生態系」という意味の”bio”、ゲルマン語圏では「環境保全」を意味する”eco”が、主に使われています。
もちろん、「オーガニック」とは、生命や生態系を大切にし、環境に配慮することを含みます。
それには生き物としての人間にとって、なにが本当に良くて重要なのか、ということを追求する必要があるのではないでしょうか。
このようなことから、私は”本質、根本、実質”という意味を含む、「オーガニック」という言葉を使いたいのです。

春節~陰暦 あけましておめでとうございます

2005年02月10日 | 季節
2月9日は陰暦のお正月。東アジアは本来、いろいろな節句を陰暦で祝ってきました。
ニュースでは中国本土や香港のにぎわいが取り上げられますが、朝鮮半島やロシア、日本では沖縄も陰暦で正月を祝いますね。
「自然の流れ」というものには、やはり陰暦の方が沿っているように思います。今ならまさに「春が来る」って感じがしますよね?

横浜の中華街でも春節のイベントがあり、平日にも関わらず多くの観光客でにぎわいました。私が小さな頃は、本当に「地域のお祭り」という感じで、人がドッと押し寄せるようなものではなかったのですが・・・。

午後4時からは、中国獅子舞や龍のパレードがありました。テンポが速くエネルギッシュな”お囃子”と爆竹の音に乗って獅子や龍が舞い踊るさまは、間近で見ると迫力満点。沿道の観光客からも歓声が上がります。

でも、昔に比べると”お囃子”の音量が小さく、テンポもややゆるやかに感じたのは気のせいでしょうか?
今では音量が大きくテンポも速い、刺激の強い音があちこちにあふれています。それに慣れてしまっているのかも知れません。
もうひとつ物足りないのは、爆竹を鉄のかごの中で鳴らすこと。
以前は路上に爆竹をばらまいていました。子供の頃は、行列が通った直後の、まだ爆竹の煙がもうもうと立ち込める中に行って、不発の爆竹を踏みつけて爆発させて遊んだなぁ・・・。
まあ、そんなことされたら危ないし、爆竹が観客の中に入ったら大変だし、通りも散らかるから仕方ないのでしょうね。

横浜中華街では、陰暦の小正月にあたる23日まで、春節のイベントが続きます。