現在、市販のほとんどの口紅は、石油系の炭化水素や合成油主体のものが多くなっています。
石油系の炭化水素は、水添ポリイソブテン、マイクロスタイリングワックス、パラフィンといったもの。
合成油は、高級脂肪酸や高級アルコールを化学合成した人工油です。
(ここで言う「高級」とは、”上質”ではなく”分子量が多い”ということです)
どちらもべたつきがなく、酸化、腐敗しにくくなっています。
この特性は、使い心地の良さと保存性に直結するので、化粧品に好んで使われるのです。
石油系の炭化水素は、食べても体には吸収されずに排出されますし、合成油も腸で分解されますから、この点では”安全”と言うのも分かります。
でも、不安を感じる成分もあります。
例えば酸化防止剤のBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)。
皮膚炎や過敏症を起こすだけでなく、飲むと血清コレステロールの上昇や異常行動の原因になるとされ、遺伝子を傷つける変異原性、発ガン性も指摘されています。
みずみずしさやうるおい、ぷるんとした感触の演出には、合成ポリマーが欠かせません。
でもくちびるそのものがうるおうわけではなく、合成ポリマーが水を抱き込んでいるだけです。
合成ポリマーはくちびるの表面をシールするように覆ってしまうので、皮脂腺がないくちびるにダメージを与えてしまうことも考えられます。
エモリエントとして合成界面活性剤が使われていたり、メトキシケイヒ酸オクチルのような紫外線吸収剤が使われていることもあります。
口紅の色味の多くは、合成色素。
”○色○号”と表示されているもので、石油系のタール色素です。
タール色素は、変異原性や発ガン性を指摘されているものが少なくありません。
危険性があるからこそ各国で使用制限があり、現在では各メーカーも、最も厳しいアメリカの基準に準じて、使用するものを選んでいるように感じます。
また、食用として認可されているものを使って、安全性を強調するところもあります。
ただ、「基準を厳しくしていれば安全」「食用に使われているから安全」とは言い切れません。
1種あたりの配合量は少なくても、毎日口紅を塗るということは、複数のタール色素を長期に渡って使用するということです。
アヴェダの店員さんが言った「ほとんどの女性のくちびるは真っ白」というのは、図らずも現代の口紅に問題があることを示唆しているのではないでしょうか?
石油系の炭化水素は、水添ポリイソブテン、マイクロスタイリングワックス、パラフィンといったもの。
合成油は、高級脂肪酸や高級アルコールを化学合成した人工油です。
(ここで言う「高級」とは、”上質”ではなく”分子量が多い”ということです)
どちらもべたつきがなく、酸化、腐敗しにくくなっています。
この特性は、使い心地の良さと保存性に直結するので、化粧品に好んで使われるのです。
石油系の炭化水素は、食べても体には吸収されずに排出されますし、合成油も腸で分解されますから、この点では”安全”と言うのも分かります。
でも、不安を感じる成分もあります。
例えば酸化防止剤のBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)。
皮膚炎や過敏症を起こすだけでなく、飲むと血清コレステロールの上昇や異常行動の原因になるとされ、遺伝子を傷つける変異原性、発ガン性も指摘されています。
みずみずしさやうるおい、ぷるんとした感触の演出には、合成ポリマーが欠かせません。
でもくちびるそのものがうるおうわけではなく、合成ポリマーが水を抱き込んでいるだけです。
合成ポリマーはくちびるの表面をシールするように覆ってしまうので、皮脂腺がないくちびるにダメージを与えてしまうことも考えられます。
エモリエントとして合成界面活性剤が使われていたり、メトキシケイヒ酸オクチルのような紫外線吸収剤が使われていることもあります。
口紅の色味の多くは、合成色素。
”○色○号”と表示されているもので、石油系のタール色素です。
タール色素は、変異原性や発ガン性を指摘されているものが少なくありません。
危険性があるからこそ各国で使用制限があり、現在では各メーカーも、最も厳しいアメリカの基準に準じて、使用するものを選んでいるように感じます。
また、食用として認可されているものを使って、安全性を強調するところもあります。
ただ、「基準を厳しくしていれば安全」「食用に使われているから安全」とは言い切れません。
1種あたりの配合量は少なくても、毎日口紅を塗るということは、複数のタール色素を長期に渡って使用するということです。
アヴェダの店員さんが言った「ほとんどの女性のくちびるは真っ白」というのは、図らずも現代の口紅に問題があることを示唆しているのではないでしょうか?