Be Organic

女性の美と幸福の源は オーガニックです

赤ちゃんとお母さんは社会の邪魔?

2006年03月30日 | 暮らし
ある女性が電車の中で、赤ちゃんにおっぱいをあげざるを得なくなりました。そのときのとまどい、不安、恥ずかしさ、心細さ、ばつの悪さ・・・。そんな経験からできたのが、昨日紹介した「モーハウス」です。
授乳中でも育児中でも、お母さんは赤ちゃんと一緒に、積極的に外へ出て行って欲しい・・・。それが「モーハウス」のコンセプトです。
でも、その願いを阻むものが、現実はまだまだたくさんあるようです。

ショッピング街や行楽地に行けば赤ちゃん連れの人は大勢いるのに、電車やバスで赤ちゃんを見かけることがなくなりました。
車椅子の人は、ずいぶん見かけるようになったのに・・・。

私の友人でも「赤ん坊連れて電車に乗るな」「働いている人がランチをしているところへ、赤ん坊を連れて来ないで」「カフェやレストラン行きたきゃ、ファミレスで我慢すればいい。子供が小さいうちだけなんだから」という人がいます。
私だって、電車の中で、あるいはおしゃれなカフェやレストランで、赤ん坊がギャーギャー泣き出したら、”ムッ”とします。
だからといって、育児中のお母さんに「来るな!」というのは、あまりに酷ではないでしょうか?

「自家用車」という”閉じた”空間がなければ、赤ちゃんを連れて出られない。”公共”が、赤ちゃんやそのお母さんを「拒否」しているような気がしてなりません。
社会がこんな有様で、少子化が解消できるのでしょうか?

母乳で子育てしたくなる、モーハウスの「授乳服」

2006年03月29日 | 暮らし
外出先で赤ちゃんにおっぱいをあげるとき、服装に苦労しませんか?
できるだけ前開きの服を着るようにしたりとか。
でも自宅でならともかく、外で肌を出すとか、ましてや胸をはだけるなんて・・・。
エッチなことをしているわけではないのに、抵抗ありますよね?周囲も目のやり場に困ったりして。
デパートのベビー服売り場など、授乳のためのスペースを設けているところもありますが、まだまだ少ない。トイレで授乳している人もいるでしょう。
その不自由さから、外出を控えているお母さんもいるのではないでしょうか?

妊婦のための「マタニティウエア」はあるのに、その後の子育てのための「ナーサリーウエア」はないのか。モ-ハウスは、そんな声に応える「授乳服」を提案しています。

まずはこの服を見て下さい。
このまま買い物にも行けるし、カフェのテラス席でコーヒー飲んでいたって違和感ないでしょう?
左の「クロワッサン」は、授乳のときは襟を引き下ろして、共布で隠します。右の「コットンエンジェル」は、前中央を開いて下側にある開口部から授乳するタイプ。マタニティウエアとしても着られます。
どちらも胸を出すこともなく、赤ちゃんの邪魔にもなりません。
加えてカジュアルウエアとして、赤ちゃんがいなくても十分着られるおしゃれ感。
妊娠、出産に縁のない私でも、「着たい」と思うものがたくさんあります。
「バーズアイ」もかっこいいし、「パステルツイン」も素敵です。冠婚葬祭に赤ちゃん連れで出席しなければならないとき便利な「フォーマル」もあります。
インナーには、ありそうでなかった「穴あきシャツ」と、母乳育児経験者や助産師さんの意見を取り入れて開発した「モーハウスブラ」があります。

「授乳服」といっても、実際どうやって授乳させるのか、本当に胸が見えないか、不安という人もいると思います。
そこでモーハウスは、各地で「授乳ショー」を開催しています。
モーハウスの服を着たお母さんたちが、みんなの前で自分の赤ちゃんにおっぱいをあげるイベントです。
昨年はこの「授乳ショー」を愛知万博でも開催。話題になりました。
全国に育児サークルも持っており、お母さんたちの情報交換の場になっています。粉ミルクメーカーや製薬会社のマーケティングに影響されない、本当に知っておくべき育児情報を得ることができます。
育児中の人や、もうじき赤ちゃんが生まれる人は、ぜひモーハウスの「授乳服」をチェックして下さい。

赤ちゃんにはやっぱり母乳がいちばん

2006年03月28日 | 暮らし
ここ数年、自然分娩が静かなブームになっています。
同時に見直されているのが、母乳育児。
ダイオキシンによる母乳汚染の深刻さが言われていますが、それでも赤ちゃんにとって、母乳に勝るものはありません。
母乳の赤ちゃんの免疫力を上げる効果や、赤ちゃんの成長に合わせて成分を変化させる機能は、粉ミルクでは代用不可能だからです。

避けがたい状況もありますが、普段からの心がけで、母乳中のダイオキシンをはじめとする化学物質は減らせます。
具体的には、オーガニックの全粒穀物と野菜が中心の食事が第一。そして炊事、洗濯、掃除に合成洗剤を使わないことと、化粧品を全てオーガニックコスメにすることです。
妊娠前、できれば結婚前からそうしていれば、お乳がおいしくなって、赤ちゃんが喜んで飲んでくれるはずです。
普段何気なく使っている洗剤やコスメが、いかに悪影響を及ぼすかということは、「UVコスメの真実」「界面活性剤あれこれ」「ほっとけない 合成洗剤の危なさ」「みんなに知ってもらいたい「PRTR法」のこと」を見ていただければわかると思います。

粉ミルクは牛乳を加工して作られていますが、原料の牛乳を出す牛の飼育状況に問題があります。
多くの乳牛は農薬や化学肥料をたっぷり使って栽培され、遺伝子組み換え作物が混入しているかも知れない配合飼料を食べさせられています。狭い牛舎につながれたまま妊娠、出産を繰り返しさせられるので体は弱く、投薬は当たり前の状況です。
それで良い乳が出るわけがないので、高温で殺菌せざるを得ない。そうするとたんぱく質やカルシウムが変質して、人体に負担をかけるものになってしまうのです。日本の牛乳がまずく、腐りやすい理由がここにあります。
そんな牛乳から出来た粉ミルクを、赤ちゃんは飲まされているのです。

過剰生産のため、牛乳を大量に廃棄するというがニュースがありましたが、これを機会に、本当に質の良い牛乳をつくるためにはどうすべきか、乳業メーカーも酪農家も考えなければならないと思います。

元町界隈のさくら

2006年03月27日 | 季節
日曜日のさくらです。




外人墓地のさくらは概ねまだ早いのですが、この木はちょうど見ごろでした。
生麦事件で薩摩藩士に斬り殺された、リチャードソンの墓をまるで守るように立っています。
異国で思いがけず命を落とすことになった彼の霊は、花になぐさめられているのでしょうか。

元町公園のさくらは、上の方より下の方が見ごろです。
以前この場所は児童用のプールがあり、夏休みは小学校4年くらいまで、そこで泳いでいました。
この木の下には、早くも花見のグループが宴を張っていました。

このさくらは、「横浜緋桜」という品種です。
兼六園熊谷と琉球寒緋の交配で、最近つくられたものだとか。
元町3丁目の堀川沿いに、濃いピンク色がひときわ目立ちます。

元町の鎮守、厳島神社の境内。咲き初めた花が夕闇に映えます。

山下公園界隈のさくら

2006年03月26日 | 季節
土曜日のさくらです。




山下公園は、しだれざくらがもうじき見ごろ。小ぶりな花が可憐でかわいい。染井吉野はまだまだですね。

戸田平和記念館の染井吉野は、いつも周辺の他の染井吉野より少し早く見ごろになります。レンガづくりの洋館とさくらの取り合わせは、とても素敵。夜はライトアップされて、夜桜ムード満点です。

さくらのオーガニックコスメ

2006年03月23日 | コスメ
彼岸を過ぎて、あちこちからさくらの開花宣言が届いています。
そんな季節にふさわしいオーガニックコスメです。

3月7日の記事で紹介したアグロナチュラの「ビオリーブス」から、日本のために作られたさくらのアロマウォ-ターと、ロ-ルオン式の携帯用フレグランスが出ています。

ここ数年の”さくらソング”の流行の影響でしょうか、香りの市場にも”さくら”を銘打つものが増えています。
雰囲気としてはおおむね、和風イメージを前面に出した、静謐で甘さ控えめの落ち着いた調香になっています。さくらもちを食べたときに口の中に広がる香りが近いかも知れません。

その感覚でビオリーブスのさくらシリーズの香りを嗅ぐと、きっとびっくりすることでしょう。
メロンのようなみずみずしさと、蘭の花のような甘さが混じった、非常に華やかな香り。
合成香料が加えられた、シャネルやディオールなどのブランド香水にも負けないインパクトのある香りです。
最初の香り立ちは強くても、体温ですぐ香りが和らぎ、”香水臭い”ということがないのは、全て自然なもので出来ているから。
これほどの香りが、オーガニック植物から化学物質の介入なしに作ることが出来るとは、驚き以外の何物でもありません。

この香りがさくらのどこから出てくるか。なんとさくらんぼの柄だそうです。
これを水蒸気蒸留すると、アロマウォーターと精油が採れます。それで調香しているのだとか。
自然とは不思議で面白い、つくづくそう思います。

日本人にとって、さくらは”花を愛でる”ものですが、イタリアでは”実を食べる”もの。だから”さくらの香り”と言われると実の味や香りを連想するようです。イタリアのさくらんぼはアメリカンチェリーに近い、濃い赤の実とのことです。

ビオリーブスのさくらシリーズは「FRAMeWORK Spick and Span」各店で限定発売されています。
白木の箱のパッケージがとてもおしゃれなので、プレゼントにも良いかも。

ビオリーブス アロマウォーター サクラミックス
100ml ¥1680
全成分:サクラ芳香蒸留水、サクラオイルエッセンス
ビオリーブス ポケットレメディー サクラミックス
10ml ¥1680
全成分:サクラ芳香蒸留水、サクラオイルエッセンス、植物グリセリン

チームジャパンは「野球」を信じている

2006年03月22日 | スポーツ
うわぁ、本当に優勝しちゃいましたね。
松坂は変化球が高くてヒヤヒヤだったし、渡辺も打たれ出すし、凡ミスを連発するしで、キューバに1点差まで詰め寄られたときはあきらめかけていました。

私は当初、本選に行ったら絶対、メジャーリーガーだらけのアメリカにボコされると思っていました。
過去の日米野球を見ていても、”勝利への意欲云々”以前に、基礎技術が出来ているかどうかという点で、メジャーに劣っていたような気がして仕方なかったんです。
まだちょっとしたミスはありますが、上原や渡辺の投球技術、里崎のリードは世界を相手にしても全く遜色はないですし、西岡のプッシュバントが与えたインパクトは凄いものがあると思います。

それにしても、「古畑任三郎」の出演以来、イチローが妙にハジけてますよね。
不勉強な日本のスポーツマスコミに対して、「それは、僕の試合を見てない人がする質問ですね」と、嫌味たっぷりの受け答えをしていた人です。過去に王監督について、「王さんは努力している様子をあからさまに見せたが、僕は違う」と、挑発的とも取られかねないコメントをしたことだってありました。
それがニコニコして、また負けたときは仏頂面をして、心の動きをそのままに生々しい言葉で話す。そのさまに、先日引退表明したスキージャンプの原田雅彦がだぶったことさえありました。

原田は”天然”に見えてその実、競技のため、所属企業のため、自らすすんで”道化”を引き受けていたように思います。
対して、イチローのハジけぶりには、強い”意識”を感じました。
それはチームを引っ張るだけでなく、彼が渇望していた”何か”をWBCの日本代表に求めていたこと、同時に、悩んだ末に代表への参加を辞退した松井秀喜への、アピールだったような気がしてなりません。

それにしても今回の代表は、本当にいいチームになりましたね。
マスコミはどうしても、「王ジャパン」「世界の王」という言い方をします。
それでも、「主役は選手」というチ-ム運営をし、自らは黒子に徹しようとした王監督の意思も強く感じました。
ミスをした野手、打たれた投手を誰も責めることなく、いたわり合い励まし合う。フィールドにいない選手も試合に集中し、みんなのベクトルが同じ方向を向いている。
イチローが言っていたように、このチームがこれで解散というのは淋しいし、このままメジャーに特別参加させてもらえたらと思います。日本に戻ったら、お互い敵として戦えるかしら・・・と心配にさえなっています。
サッカーの日本代表には、こういう雰囲気はないですよね。

このまとまりを生んだのは、誤審騒動や絶望的な韓国戦の敗戦だけではないでしょう。一昨年の球界再編問題が、選手の意識を変えた。それも背景にあると思います。

あのときから選手は、もう目の前の試合を一所懸命戦うだけでは済まされないことに気づいたのです。
球界をよりよくするために、選手自身が考え、話し合い、行動しなければならない。
そして、野球選手として世の中にどう関わってゆくかということを、真剣に考えるようになったのではないでしょうか。
選手たちはその上で、WBCの日本代表として戦うことの意味を考えているのだと思います。

今、彼らは「野球で何かが変えられる」と、本気で信じているはずです。
だから今回の野球日本代表の快挙を、単純な愛国心や精神論で語ってはいけない。そう私は考えます。

中華街の暮らしを守る、横浜媽祖廟

2006年03月17日 | 
横浜媽祖廟が完成し、今日落慶開廟しました。
媽祖は台湾や福建で信仰されている、海や貿易の女神。
なんと沖縄でも、信仰している地域があるそうです。
小学生の頃、夏休みのラジオ体操をしていた山下町小公園の裏手で、その頃からずっと駐車場だったように記憶しています。
みなとみらい線の開通を見越して、数年前からこのあたりは次々にマンションの建設が始まっていました。
ここにマンション新築の看板が出たときは、「あーここもか」と思ったものです。

媽祖廟の建設運動は、当初はこのマンションの建設反対運動でした。
南門通りに面し、商店街のど真ん中であるこの場所にマンションが建つと、商店街が分断され、南門通りの発展や商売に支障が出るのではないか。中華街の景観にも影響するのではないか・・・。
マンション開発業者との粘り強い交渉の結果、中華街の人々が資金を出し合い、この場所の買い取りに成功したのです。
ここは明治時代に清の領事館があったことが知られており、その中に媽祖廟も置かれていたと伝えられていました。
そこで、かねてより要望があった媽祖廟を建設することになったのです。
建設中には、かつての媽祖廟の遺構も発見されています。

中華街は横浜港からの海風が通り、夏場でも窓を開ければエアコンなど要らないくらい涼しかったそうです。
ところがここ数年風が通らなくなり、エアコンなしに夏を過ごせなくなっているとのこと。
それは中華街近辺に高層マンションが次々に建っていったのと、軌を一にしています。
「無計画に高層マンションが建ったことで、風の流れが変わってしまったのではないか」中華街に店やビルを持っている人たちは、そう考えています。
これ以上、居心地が悪くなってはたまらない。そこで中華街の人々は、周辺のマンションが建設しやすそうな遊休地を、みんなでお金を出し合って買い取ることを始めています。
媽祖廟建設も、そんな動きの一環なのだと思います。

春を呼ぶセントパトリックデー

2006年03月12日 | 

土曜日、元町商店街にはグリーンがあふれました。
今年で3回目になる「セントパトリックデーパレード」です。
アイルランドの祝日ですが、近年のアイリッシュブームで日本でも行われるようになっています。
アイリッシュブームは、どうも日本に限らない、世界的な現象のようです。
欧州の先住民、ケルトの習俗が色濃く残るアイルランドに、社会に疲弊した現代人の、古代回帰への欲求が見えるような気がする・・・とは、言いすぎでしょうか?

アイルランドの守護聖人聖パトリックは実在の人物で、その命日3月17日がお祭りの日なのですが、時期的に考えると古代習俗の影響を感じます。
冬が終わって春がくる、「待春節」ですよね。欧州本土もカーニバルの時期ですし・・・。
聖パトリックの風船人形も登場です。

パレードはバグパイプバンドやアイリッシュダンスの愛好家団体、厚木、横須賀の在日米軍軍楽隊、山手のインターナショナルスクールのほか、保土ヶ谷区から川島囃子保存会の獅子舞やアイルランドゆかりの犬、アイリッシュ・セターもグリーンの服を着てパレードに参加していました。

愛好家団体による音楽とダンスも披露されました。
映画「タイタニック」で、格式ばった上流階級のパーティに嫌気がさしたヒロインが、主人公の貧しい画家の青年に誘われて、3等船室のアイルランド人たちのダンスの輪に入る・・・。そんなシーンを思い出します。
アメリカに移住したアイルランド人が持ち込んだ音楽は、カントリー&ウエスタンとして発展してゆきました。

アイルランドは、「エメラルドの大地」と呼ばれる緑豊かな国。
でも、白人社会の中ではマイノリティ的な存在です。
長くイギリスの圧政に苦しみ、国も国民も困窮。19世紀に主要農産物であるジャガイモの伝染病で大飢饉が起こり、多くの人々がアメリカやオーストラリアなどに移民せざるをえなかった・・・。タイタニック号と共に水底へ沈んだアイルランド人たちも、そんな人々でした。
アイルランド島の北部は英国領であり、その帰属をめぐってカトリックとプロテスタントが激しく対立。テロが頻発し、20年ほど前までは、ベルファストの街は戦車や銃を持った軍人がいるのが当たり前の光景でした。
私にそんな現実を教えてくれたのは、U2、シン・リジィ、ゲイリー・ムーア、ブームタウン・ラッツ、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ、デフ・レパードのヴィヴィアン・キャンベルといった、アイルランドゆかりのロックミュージシャンたちでした。

今ではIRA(アイルランド共和軍)が武装闘争を控え、政治的解決が図られています。しかしまだ対立はくすぶっているのが現状です。
お祭りや音楽を楽しむ一方で、こうしたアイルランドの苦難の歴史も知ってほしいと思います。

イタリア発、農家がつくるオーガニックコスメ

2006年03月07日 | コスメ
欧州では農産物のグローバル化に対抗すべく、中小農家が組合をつくって団結し、農産物をつくって出荷するだけでなく、加工所を持って自ら製品を製造、販売したりしています。
日本だとパスタやパスタソース、はちみつなどが輸入されているアルチェネロがおなじみですが、アグロナチュラもそうした共同組合のひとつです。
アグロナチュラがつくっているのは、オーガニックハーブとオーガニックコスメ。昨年末あたりからおしゃれなインテリアショップや雑貨屋さんなどでみかけるようになりました。

アグロナチュラには「ビオリーブス」と「アントス」のふたつのブランドがあります。「ビオリーブス」には数種の化学的合成界面活性剤が使われていますが、「アントス」は化学物質を一切使っていません。

とりわけ、「アントスヘアソープ」は、欧州ものでは非常に珍しい石けんシャンプーです。
欧州は硬水の地域が多いため、石けんは水中のミネラルと結びついて石けんカスとなり、使いづらい。そのためオーガニックコスメのメーカーも、シャンプーには合成界面活性剤を使っているのが現状なのです。石けんシャンプー派の私は、びっくりするやら嬉しいやら・・・。

ノーマルヘア用のシャンプー、コンディショナーを試してみました。
いつも使っているパックスナチュロンは液がさらさらしているので、泡ポンプが必要ですが、アントスはとろりとした液。
泡立ちがあまり良くないので、洗えているかどうか、ちょっと戸惑いがあるかも知れません。
コンディショナーは、髪に直接すり込んでも良いですし、お湯に溶かして髪を泳がせても良いでしょう。もちろん、すすぎは十分に。

ノーマルヘア用でも、かなりしっとりした仕上がりになるので、ダメージヘア用はかなりリッチな感触だろうと思います。3日洗わなくて大丈夫だったので、泡が立たなくても、きちんと洗えています。
好みはあるかと思いますが、しっかりすすいでも残る香りがまたGOOD!
なんて言うんでしょうね・・・”シャボンの香り””石けんの香り”。
中学とか高校のころ、男の子に「どんな匂いのする女の子が好き?」って聞くと「石けんの匂い」って返ってくる・・・そう、それだ!
ふとした瞬間、香りに気づいてつい「うっとり」してしまうことも・・・。
やはり天然、オーガニックの香りは違います。

「アントス」シリーズは、ミラノの高級ホテル「ホテル・プリンチペ・ディ・サボイア」のアメニティとして納入されているそうです。2月末からは、もうすこし泡立ちが良いように改良されたものが出回るとのこと。
石けんシャンプー派もそうでない人も、せひお試しを。