Be Organic

女性の美と幸福の源は オーガニックです

夏越の祓

2005年06月30日 | 季節
今年も半分まできました。
今日は夏越の大祓。元町商店街裏手の厳島神社境内にも、厄落としの茅の輪が作られています。
私もくぐって、今年前半の厄と穢れを落としてきました。
今年の後半は、いいことがたくさんありますように・・・。

これから、暑い夏がやってきます。

Sell Out

2005年06月29日 | オーガニックライフ
月曜日の夜、NHKの「英語でしゃべらナイト」に出演した特殊メイクの第一人者、スクリーミング・マッド・ジョージ氏の言葉の中で、印象に残った言葉です。
ジョージ氏はニューヨークのアートスクールで、教授から”売れるアート”の重要性を説かれました。
しかし「それってSell Outやん!」と反発を感じ、自分がやりたいことを追求する決心をしたと言います。

”Sell Out”は、「売れ線狙い」「商業主義」「魂を売り渡す」ということです。私の悩みのひとつです。

ライターとしてのキャリアや収入を上げる早道は、女性誌や美容誌に大手化粧品会社の記事を書くことです。化粧品会社が多額のお金を、広告費として投入しているからです。最新情報や資料などももらえます。

名のあるモデルさんや女優さんが、有名ブランドの化学物質だらけのコスメを宣伝し、使うのはあくまで”仕事”だからです。プライベートではオーガニックコスメを使っている人が少なくないと言います。
ある女性誌の編集長さんから「たとえ”ちょうちん記事”でも、学ぶことはあるわよ」と諭されたこともあります。
本心では”こんなの良くない”と思っても、それを悟られないように、先方の期待に応じて賞賛する記事を書く。それが”プロ”なのだとも思います。

でもやはり「それってSell Outやん!」と思ってしまうのです。
いつもブランド化粧品を勧める記事を書き、コメントをしている美容ライター、ジャーナリストが最近、急にオーガニックコスメや自然療法スパを紹介しだしたのを見ると”何か違う”と感じます。
「Organic-本質」を追求した、気づいた結果とは思えないからです。

化学物質だらけのコスメに疑問を感じ、肌にも環境にも害を与えないコスメを真摯に、誠実に作り続けているのは、ほとんど中小企業です。大手の宣伝攻勢や役所がかける不利な規制と闘い、経営を続けています。
有名化粧品会社や製薬会社に目をつけられ、中にはやむをえず”Sell Out”してしまったところもあります。

本当にオーガニックなものが売れて、オーガニックが成功できる世の中を作りたい。それが私の目標です。

石けんシャンプーで髪がバリバリになるという人へ

2005年06月23日 | コスメ
いろいろな人から、「シャンプー何がいいですか?」という質問を受けます。
当然ながら私は、石けんシャンプーを勧めています。
そうすると、ほぼ必ずと言っていいくらい
「えー、石けんシャンプーって髪がバリバリになるじゃないですか」
と言われてしまうのです。
ほとんどの人に”石けんシャンプー=髪が傷む”みたいな印象があるのはとても残念です。
これは明らかに誤解です。

石けんシャンプーで洗うと髪がバリバリになるという人は、それが自分の髪の現実だと認識して下さい。
石けんシャンプーで洗うと、髪が”素”の状態になり、ごまかしが効かなくなるからです。

先日、近所の銭湯へ行ったら、「パックスナチュロン」のシャンプーを使っていた人がいたのです。ところが、リンスは合成のもの。思わず”それをやっちゃぁおしまいよ”と言いたくなりました。

髪がバリバリになったことにびっくりして、それまでのシャンプーに戻したり、リンス、コンディショナーやヘアクリーム、ムースなどを使ってはいけません。
リンスは食酢かクエン酸、石けんシャンプー専用のものを。
ヘアケアは椿油などの植物油を。髪が生乾きのときに全体にすり込めばべたつかないし、少量で済みます。ベビーオイルは私の経験から言って髪を硬くしますし、有り体に言うと「石油」なのでお勧めしません。

洗いにくく、感触が悪いだけでなく、フケのようなものが出たり、べたついたりするということもあるかも知れません。
これは使い方が悪かったり、髪と地肌が健康を取り戻すための過渡期に起こる現象です。
石けんシャンプーもリンスも、シャワーでよくすすぐようにして下さい。

私なんて、今は時々リンスを忘れるんですよ。お風呂から上がって、やっと気づくことも。
洗いっぱなしでキシキシしないくらい、髪の状態が良いからです。たまにリンスを忘れても、もう問題ありません。

まずは、バリバリの髪としっかり向き合って欲しいのです。
効果が出るまでの時間は、私の周りでも3ヶ月から1年まで、人それぞれ。
その過程で起きることを、ひとつひとつしっかり受け止めて、感じて下さい。

どうかあきらめずに、根気よく続けて下さい。必ず結果が出ます。

夏至の夜 ろうそくの明りとともに

2005年06月21日 | オーガニックライフ
夏至にあわせて行われる「100万人のキャンドルナイト」。
東京タワーやレインボーブリッジなど、主要施設のライトダウンも行われますが、これはイベント色が強くて、”なんだかな~”という感じ。
なんでも、東京タワーをライトダウンするだけで、60万世帯分の節電になるのだとか。
だったら、なんでいつもやらないんでしょう?
オイルショックのときは真っ暗にしてたのに。
本当は逆ですよね。普段暗くして、イベントのときにライトアップすべきでは?

今は停電も少なくなり、明りのありがたさを感じる機会がなくなっています。
実は一昨年の冬、暖房機器の使いすぎが原因で老朽化した電気設備が壊れ、ろうそくの明りで数時間を過ごしたことがありました。
このとき、アロマポット用の小さなろうそくふたつを灯してお風呂に入ったのですが、これが思いのほかムーディーで、すっかり長湯してしまったんです。
以来けっこうやみつきになり、時々電気を消して、”キャンドルバスタイム”を楽しんでいます。
エッセンシャルオイルを油で希釈して湯船に落としたり、アロマソルトを入れたりすると、さらにムードが盛り上がります。

今、ほとんどのろうそくは石油から作られたパラフィンで出来ています。
パラフィンのろうそくは、燃やすと石油系の化学物質を空気中に拡散させてしまうので要注意です。
みつろうやベジタブルオイルのろうそくなら、よりスローでオーガニックな明りが楽しめます。

電気を消してろうそくをつけてみましょう。
”ろうそくの火って案外明るいんだなぁ”と思うはずです。

セ・パ交流戦が終わって

2005年06月19日 | スポーツ
土曜日の楽天-横浜戦をもって、プロ野球の交流戦が全日程を終了しました。
歴史に残る初めての交流戦の、最初と最後に勝ったのが横浜というのは、横浜ファンとしてはうれしいところです。

それにしても、楽しかったですね!交流戦がこんなに楽しいものとは思いませんでした。
なんだかお祭りが終わってしまったようで、ちょっぴりさみしさも感じています。

ロッテは本当に強さが際立ちましたね。このままリーグ制覇、日本一なんてことになったら、”サポーター”共々、何かを変えてしまうかも知れないとさえ思います。
ホークスも地力のあるところを見せつけました。
ヤクルトはさすが、勝ち慣れしているチームだなという印象。交流戦を上手く乗り切って着実に順位を上げてきました。
阪神は金本、今岡がチームを引っ張りましたね。DHのおかげで、まだ万全でない浜中を使えたのもラッキーでした。

一方、中日がこうまでつまづくとは思ってもみませんでした。
巨人も出遅れを取り戻し、課題の中継ぎ、抑えの投手陣が整ってきたのに、いまひとつ印象が良くありません。どうもトラブルになる試合が多く、負けるときの負け方がひどいのが原因でしょう。
西武も”おかわり”中村や、交流戦首位打者の石井義人、ノーヒット・ノーラン寸前までいった西口の投打にわたる活躍がありながら、結局流れに乗りきれませんでした。

数年前、パ・リーグを代表する選手が、次々とセ・リーグへ流出したことがありました。
そのときは、「このままではパ・リーグがだめになってしまう」と危惧したものです。
けれど、今回の交流戦はトータルでパ・リーグが勝ち越し、全体的にパ・リーグの元気の良さが目立ったように思います。
これは、選手の流出や球界再編を、パ・リーグの方がより深刻に受け止め、危機を強く感じていたからなのではないでしょうか?

「巨人中心、巨人依存体制の変革」を訴えながら、マスコミの報道、TV中継は交流戦期間中も相変わらず巨人中心でした。スポンサーの大企業が巨人戦にしかお金を出さないのでしょうね。
もはや巨人を頼みにはできないというのはデータに出ているというのに、企業、マスコミ、セ・リーグは、巨人依存から脱却できていないことも見えます。
「巨人人気の凋落」といわれますが、これを「野球人気の多様化」と考えることはできないのでしょうか?

火曜日から、またセ・パに別れての対戦に戻ります。
交流戦の経験が今後のペナントレースにどう影響するか、という点も見物です。

サッカー日本代表 決定力不足の原因は・・・

2005年06月09日 | スポーツ
祝 ドイツW杯出場決定一番乗り!
いつも試合を見ていて、「このチーム本当に大丈夫かぁ?」という心配が絶えなかったので、とりあえずはほっとしました。

でも、中田の言う通り、本戦はこのままではマズいでしょうね。
サポーターだって、今のチームに満足はしていませんよね?
だって今や衛星放送で欧州や南米のサッカーが見られますし、現地まで見に行ってしまう人だって少なくありません。目の肥えたサポーターを満足させ、応援したいと思わせるチームを作り上げるのは、大変なことでしょう。

常に言われる日本代表の「決定力不足」。
シュートの技術が低いというのが大きいと思いますが、私は日本の教育のありかた、子供の育てられ方にも原因があるような気がしてなりません。

「好きなことで食べていけると思うのか」
「好き勝手なことばかりして、迷惑かけるな」
「人生、好きなことばかりやっているわけにはいかないんだぞ」
親や教師からこう言われたことがない人って、いないんじゃないでしょうか?

好きなことをしているときは、誰だって幸福を感じます。
けれどこれらの言葉は、自分の幸せを否定されることです。
こんなことを繰り返し言われると、
”好きなこと=よくないこと”
”自分が幸せを感じること=他の人の迷惑”
”やりたいこと=不幸のもと”
という思考回路が出来上がってしまい、好きなことをすれば必ず失敗し、自分の力を発揮できず、幸福にもなれない人生を送るハメになるのです。

日本代表も若い人たちですが、どこかでそうして育てられてしまっているのではないでしょうか?
ゴール目前、相手キーパーとほぼ1対1でも、弱気にパスを折り返してしまったり、いざシュートとなると、至近距離でも大きく打ち上げてしまったり・・・。

ゴ-ルを決められたら嬉しいし、ヒーローになれて、気持ちいい。最高の幸福です。
けれどそれを阻むものが、選手自身の中に、知らず知らずのうちにあるのかも知れません。

環境の時代をつくるのは 30代の役目

2005年06月05日 | オーガニックライフ
6月5日は国連の「世界環境デー」。今月は環境月間です。

環境破壊のお先棒を担いできたのは、私たち先進国。全人類の2割ほどしかいない私たちだけで地球上の資源、食料、富のほとんどを独占していることは、猛省しなければなりません。
最近の原油高の原因に、中国の人口増加と発展が挙げられていますが、中国の一人当たりの原油の消費量は、日本の7分の1なんだそうです。
この点からも、先進国は率先して省エネ、温室効果ガス削減、自然エネルギーの開発、化学物質の削減、オーガニック農法の普及、途上国とのフェアトレードなどを進めてゆかなければなりません。これは先進国の「義務」と言ってもいいと思います。

いわゆる途上国が二酸化炭素排出について、先進国と同等の規制を求められるのに反発するのはもっともです。
「二酸化炭素が増大する原因を作ったのは、先進国の方だろう」
「自分たちばっかり発展しておいて、いざこっちが発展しようとしたら規制するのか」
彼らには、先進国と同等の発展こそが夢であり目標です。

私たち先進国の人間は、ひたすら発展をし続けたことが、必ずしも幸せに結びつかないことを体験しています。
アレルギー、免疫力の低下、過剰なストレス、異様な犯罪の増加、体も心も蝕む環境汚染・・・。
これを示して、よりよい発展の仕方を共に模索してゆくのが理想ではあります。
けれど、貧しい人には金持ちがどうしても享楽的に見えてしまうように、途上国に先進国の不安や悩みを理解してもらうのは、難しいのかも知れません。

50代より前の人たちは、発展こそがすべてでした。自分たちのしたことが将来何を引き起こすのか分からなかったし、考える余裕もなく働き続け、開発し続けてきました。

私は、環境を破壊し、人間性を否定することで潤ってきたこれまでのシステムをリセットするのが、30代の人たちの役目だと思っています。
なぜなら、生まれたときから化学物質漬けの最初の世代であり、働いた分の年金ももらえず、次代を生み育てる世代として少子化問題の矢面に立たされ、子供の頃から教わってきた価値観や処世術がもはや役に立たないことを、最も実感して戸惑っている世代だからです。
30代は、「団塊ジュニア」を抱えているので人数が多い。最も苦しい役回りを引き受けることになりますが、今の30代がやらないと、何も起こらずに本当の手遅れになると、30代のひとりとして私は思うのです。